◆ 心火とは?東洋医学的な視点から見る「舌の痛みと熱」
東洋医学では、「心(しん)」は神志(しんし=精神活動)をつかさどり、舌と密接な関係があります。心に過剰な熱がこもった状態を「心火(しんか)旺盛」といい、これが舌にまで影響を及ぼすと、次のような症状が現れます。
- 舌が赤く腫れる
- 舌の先端に痛みや灼熱感がある
- 舌の乾燥、裂け目(裂紋)
- 口臭、口内炎、口渇
- 舌がひりひりするため、辛いものや熱いものがしみる
- 舌先に赤い斑点(紅点)が現れることも
さらに心火が強くなると、精神的なイライラ、不眠、焦燥感、動悸などが併発する場合もあり、これらは「心火擾心(しんかじょうしん)」という状態に進行していると考えられます。
◆ なぜ心火が舌に影響を?原因と生活習慣の関連性
舌は「心の苗(なえ)」とも呼ばれ、心の状態がそのまま舌に現れるとされます。心火の原因は、以下のような要因が挙げられます:
- 精神的ストレスの蓄積
- 寝不足や夜更かしによる心神の消耗
- 辛いもの、アルコール、タバコの過剰摂取
- 夏場の暑熱環境での水分不足や体内の熱こもり
これらにより、心に「余分な熱=心火」が生じ、それが経絡(けいらく)を通じて舌に熱を送り、赤く痛む舌の症状が出るのです。
◆ 心火による舌痛に対する施術解説
【1】骨盤矯正
骨盤は自律神経や血流循環の起点でもあり、歪みがあると**下半身の冷えと上半身の熱(=上熱下寒)**を生みます。骨盤を整えることで、内臓機能や自律神経バランスが整い、上半身の過剰な熱が鎮まります。
【2】猫背矯正
猫背により胸郭が圧迫されると、心肺への負担増大と呼吸の浅さから、熱が上半身にこもりやすくなります。猫背矯正によって胸郭を開き、循環と代謝を促すことで、心火の鎮静を助けます。
【3】鍼灸施術
東洋医学では、「心経」や「舌下の経絡」にアプローチすることで、心火を冷まし、気血の巡りを促進します。
おすすめの経穴:
- 少府(しょうふ):心経の火を抑える
- 神門(しんもん):心の熱を冷まし、安神効果も
- 内関(ないかん):心と舌、胃の熱を調整する
- 湧泉(ゆうせん):腎の水を上げ、火を下げる働き
灸も併用することで、熱の調節と全身の陰陽バランスが整います。
【4】頭部施術(クラニアルケア)
頭の緊張や血行不良が強いと、熱が抜けにくくなり、心火が持続しやすくなります。
頭皮や後頭部に対する調整を行うことで、自律神経の調整と共に、過剰な「熱のこもり感」を和らげる効果があります。
◆ 通院の目安と改善スケジュール
- 急性期(舌の強い痛み・赤み・熱感がある時):週2回
- リハビリ期(痛みや赤みが軽減し始めたら):週1回
- メンテナンス期(再発予防や体質改善):月2~3回
◆ ご予約方法
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