【はじめに】
「最近、口がやたら乾くし、妙に食欲が止まらない…」
そんな症状に心当たりはありませんか?
それは**「胃陰虚(いいんきょ)」**という東洋医学的な体のアンバランスかもしれません。
【東洋医学で見る「胃陰虚」とは】
東洋医学では、「陰」は**体を潤すエネルギー(水液)**を指し、特に「胃陰」は胃の中を適度に潤し、消化活動を穏やかに保つ重要な存在です。
ところが、この陰液が不足してしまうと、次のような状態が現れます。
胃陰虚の典型的な症状
- 口や喉が乾く(特に午後や夜間)
- 異常な食欲(満腹感を得にくく、空腹感が強い)
- 胃のムカムカ、空腹時の胃の灼熱感
- 舌が赤く、苔が少ない(または無苔)
- 体がほてりやすい、微熱が続く
- 便が固くなりやすい、便秘傾向
- 食べても太らない
胃陰虚の原因
- 暑い季節に冷たいものを摂りすぎる
- 香辛料や揚げ物、刺激の強いものの食べすぎ
- ストレスによる胃陰の消耗
- 長期の慢性疾患や過労による陰液の枯渇
- 加齢による自然な陰液の減少
胃陰が不足すると、体は「潤いを取り戻そう」として、異常な空腹感や飲食欲求を引き起こします。
しかしこれは本来の「必要な栄養欲求」ではなく、潤いの不足による誤作動なのです。
【整体・鍼灸による施術方針】
くろちゃん鍼灸整体院では、胃陰虚による口渇と異常食欲に対し、以下のような多角的なアプローチを行います。
■ 骨盤矯正:胃腸の巡りを土台から整える
骨盤のゆがみは内臓の位置異常を引き起こし、胃の働きにも影響を及ぼします。
正しい骨盤の位置に整えることで、胃の下垂・圧迫を解消し、胃液の分泌や消化力を安定させます。
■ 猫背矯正:胸郭・腹部の圧力バランスを回復
猫背によって胃の前側が圧迫されると、胃陰の生成が阻害されやすくなります。
正しい姿勢を取り戻すことで、内臓が潤いやすくなり、誤った空腹感を鎮めます。
■ 鍼灸施術:陰液を補い、胃の熱を冷ます
胃陰虚は「虚熱(潤い不足による内側からの熱)」を伴うことが多いため、
- 足の三里(胃経)
- 陰陵泉(脾経)
- 胃兪・脾兪(背部)
- 内関・公孫(内臓調整)
などを用いて、胃陰を補いながら、熱を冷ます施術を行います。
■ 頭部施術:自律神経を整え食欲のコントロールへ
ストレスや疲労が続くと、脳の摂食中枢が誤作動を起こしやすくなります。
頭部のツボ刺激により、自律神経バランスを整え、本来の食欲リズムを取り戻します。
【通院目安】
期間 | 頻度 | 目的 |
---|---|---|
急性期 | 週2回 | 胃の熱・乾燥の沈静化と胃陰の補充 |
リハビリ期 | 週1回 | 体質の定着と姿勢・自律神経の安定 |
メンテナンス期 | 月2~3回 | 再発防止と日常の調整維持 |
【ご予約・アクセス】
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【まとめ】
「やたらと口が乾いて食欲が止まらない」という症状は、ただの食べすぎではなく、胃陰虚という体の乾きのサインかもしれません。
放置しておくと、胃のトラブルだけでなく、全身の陰虚症状(不眠・微熱・皮膚の乾燥など)にもつながる可能性があります。
早めの整体・鍼灸で、潤いと落ち着きのある胃腸環境を取り戻しましょう。
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