心の熱が精神活動を乱し、不安や興奮が強まる|くろちゃん鍼灸整体院(小田原市)
■ 東洋医学における「心火擾心(しんかじょうしん)」とは?
東洋医学では「心(しん)」は精神活動・意識・睡眠・血液循環などを統括する中枢とされています。「心火擾心」とは、その心に熱(火)が過剰にこもり、精神活動が乱れる状態を指します。
心の火が高ぶる原因は以下のように分類されます:
- 情志の過度な刺激(怒り・喜び・驚き・思い悩みなど)
- 長期間のストレスや不安の蓄積
- 辛い物の摂り過ぎやアルコールの常飲
- 寝不足や過労による陰虚火旺(いんきょかおう)
これらにより、心の陰血が消耗され「火」が暴走する状態となり、心神(精神)を落ち着ける力が弱まるため、焦燥感や不眠、動悸、イライラ、不安感、夢が多いなどの症状が現れます。
■ 主な症状
- 焦燥感が強く落ち着かない
- 不安が強まり、些細なことで驚く
- 寝付きが悪く、夢を多く見る
- 動悸や息切れを感じることがある
- 舌先が赤く、舌に裂け目や赤点がある
- 口が渇きやすく、冷たい飲み物を好む傾向
これらの症状は心火が「心神」を擾(みだ)し、体内の陰陽バランスが崩れているサインです。
■ くろちゃん鍼灸整体院の施術アプローチ
焦燥感や不安定な精神状態に対して、以下のような総合的なアプローチを行います。
● 骨盤矯正
心火の原因の一つに「自律神経の乱れ」があります。骨盤のゆがみは交感神経を優位にし、イライラや過緊張を引き起こします。骨盤を調整することで、副交感神経優位のリラックス状態を促し、精神の安定に寄与します。
● 猫背矯正
猫背は胸郭を圧迫し、呼吸が浅くなり、心肺の働きが弱まります。これにより心火のこもりやすい体質が形成されます。背骨と姿勢を整えることで、深い呼吸と心気の巡りを促し、心火の沈静化を助けます。
● 鍼灸施術
特に有効なのは、**「神門」「少府」「内関」「心兪」「陰郄」**などの経穴への鍼灸刺激です。
- 神門・心兪:心神安定、安眠、不安感の軽減
- 少府・内関:心火の瀉熱と感情の緩和
- 陰郄:急性の心の高ぶりに即効性あり
また、**「心経」「小腸経」や「任脈」**を活用し、心火を落ち着け、陰を補う施術を組み合わせます。
● 頭部調整施術
頭部の緊張やこわばりは、脳のオーバーヒート(=心火のイメージ)につながります。頭皮の循環や筋緊張を和らげることで、思考過多や焦燥感の軽減が期待できます。
■ 通院の目安
時期 | 頻度 | 目的 |
---|---|---|
急性期 | 週2回 | 焦燥感・不眠・不安の沈静化 |
リハビリ期 | 週1回 | 心神安定の定着、自律神経の調整 |
メンテナンス期 | 月2〜3回 | 再発防止、ストレスコントロール |
■ ご予約・お問い合わせ
くろちゃん鍼灸整体院では、LINE・ホームページから24時間ご予約受付中です。
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