■ 幻聴や異常感覚…それ、「心神不安」のサインかもしれません
「誰もいないのに声が聞こえる」「些細な音が異常に気になる」「気配を感じる」
こうした感覚が続くと、日常生活にも支障が出てしまいます。
現代医学では統合失調症や自律神経失調症、極度のストレスなどが原因とされることが多いですが、東洋医学では**「心神(しんしん)」の不安定さ**がこうした症状の背景にあると考えられています。
■ 東洋医学から見る「心神不安」と幻聴の関係性
東洋医学において、「心(しん)」は単なる臓器ではなく、精神活動・意識・思考・感情を司る中枢とされています。そしてこの「心」が安定している状態を「心神安(しんしんあん)」と呼びます。
しかし、以下のような状態が続くと「心神不安」となり、精神活動に異常をきたすとされます。
- 強いストレスや怒り、不安が長期間続く
- 睡眠不足や過労で陰血(いんけつ)が消耗される
- 長期的な慢性疾患で心血虚や心陰虚の状態に陥る
- 外邪(熱邪・風邪など)が心に侵入して熱化する(心火)
これらが重なると、「心を養う血(心血)」や「心を冷静に保つ陰(心陰)」が不足し、精神の安定を失っていきます。結果として、「幻聴」「幻視」「焦燥感」「恐怖感」「知覚過敏」「意味不明な言動」などの異常感覚・精神異常が表出することになります。
特に幻聴は、外界からの刺激ではなく、心の内側の異常な興奮や混乱が脳に伝わる現象と解釈され、「心火上炎」「心血虚」「痰火擾心(たんかじょうしん)」などが主な病証とされます。
■ 代表的な心神不安の東洋医学的タイプと特徴
病証タイプ | 主な特徴 | 幻聴との関連 |
---|---|---|
心火上炎(しんかじょうえん) | イライラ・口内炎・不眠・多夢 | 熱による興奮で幻聴・幻視が出やすい |
心陰虚(しんいんきょ) | 動悸・寝汗・口乾・不安感 | 陰の不足で精神が鎮まらず幻聴出現 |
痰火擾心(たんかじょうしん) | 幻覚・妄想・興奮・不穏 | 濁った痰と熱が精神活動をかき乱す |
心脾両虚(しんぴりょうきょ) | 集中力低下・健忘・涙もろい | 心血不足で判断力が低下し感覚異常 |
■ 骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術による改善アプローチ
▶ 骨盤矯正で自律神経を安定させる
骨盤が歪むことで、自律神経のバランスが乱れやすくなり、内臓機能や精神状態にも影響します。骨盤矯正により、副交感神経優位の状態を取り戻すことで、精神の鎮静化を促進します。
▶ 猫背矯正で呼吸と感情を整える
猫背は胸郭を圧迫し、浅い呼吸と脳への酸素供給不足を引き起こします。これは不安感や感覚過敏を増幅させる要因に。背骨を整えることで脳への血流や酸素供給が安定し、感情のコントロールがしやすくなります。
▶ 鍼灸施術で「心神」を直接鎮める
東洋医学では、「神志(しんし)を安定させるツボ」や「痰火を除くツボ」を用いた鍼灸施術があります。
- 神門(しんもん):精神安定の基本ツボ
- 内関(ないかん):胸の詰まり・焦燥感に
- 陰郄(いんげき):心陰を補い、興奮を抑える
- 太衝(たいしょう):肝気を流し、イライラを鎮める
交感神経の過緊張を解き、心火を抑える施術が有効です。
▶ 頭部施術で脳の過活動をリセット
前頭葉・側頭葉へのアプローチを含む頭部整体では、脳の異常な興奮を物理的に鎮静化できます。特に頭皮・後頭部・こめかみ周辺の緊張をゆるめることで、幻聴や感覚異常に伴う緊張感の解消が期待されます。
■ 通院のご案内|段階的な改善計画
- 急性期(強い幻聴・不安感):週2回の集中的な施術で安定化を目指します
- リハビリ期(症状が落ち着いてきた段階):週1回で再発予防と自律神経の維持
- メンテナンス期(社会復帰や通常生活へ):月2〜3回で心神の安定を継続サポート
■ 予約方法とご案内
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