東洋医学における「腎陰虚」と耳鳴りの関係
東洋医学では、腎は「先天の精(せいてんのせい)」を蓄える臓腑であり、生命力の源とされています。この腎の陰(体液や潤いを司るエネルギー)が不足すると、「腎陰虚(じんいんきょ)」と呼ばれる状態になります。
腎陰虚になると、以下のような特徴的な症状が現れます:
- 耳鳴り(特にキーンという高音)
- 耳の詰まり感
- 目のかすみや乾燥
- のぼせ・ほてり(午後〜夜にかけて悪化)
- 不眠・寝つきの悪さ
- 腰や膝のだるさ・力が入らない
- 口の渇き、喉の乾燥
- 頻尿・夜間尿
- 舌が紅く苔が少ない
腎は「耳と通じる」とされ、腎の精が不足すれば耳の感覚機能にも影響が及びます。特に、腎陰虚では潤いが足りず、耳の中の気血の流れがスムーズにいかなくなることで、「耳鳴り」という形で現れるのです。
また、腎は骨髄・脳・脊髄とも密接な関係があり、慢性的な疲労・過労・加齢・ストレスなどが腎精を消耗させ、耳鳴りの悪化を引き起こします。
骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術による効果
● 骨盤矯正
骨盤の歪みは体幹の不安定を招き、自律神経の乱れや血流の不均衡につながります。腎のエネルギーを補うためには、下半身からの気血の供給が大切です。骨盤を整えることで、腎経の流れを活性化し、精の貯蔵機能の回復を促します。
● 猫背矯正
猫背は呼吸の浅さや胸郭の圧迫を引き起こし、結果として腎の精気を上焦(頭部)まで届けにくくします。姿勢を整えることで頭部への気血供給が改善され、耳周囲の循環が良くなり耳鳴りの緩和につながります。
● 鍼灸施術
腎兪・太谿・照海・耳門・聴宮・風池などのツボを用いて、腎精の補充と耳周囲の循環改善を同時に図ります。腎陰虚に対しては補陰作用のある鍼とお灸を用い、身体の内側から潤いと安定を与え、耳鳴りの発生頻度を減らします。
● 頭部施術(自律神経調整)
後頭部〜側頭部にかけての緊張緩和や、耳の周囲にある経絡(胆経・三焦経など)の調整により、耳鳴りの響きをやわらげます。副交感神経を優位にし、夜間の耳鳴りや不眠傾向にも対応します。
通院の目安
- 急性期(耳鳴りが強く生活に支障が出ている時):週2回
- リハビリ期(症状が軽減してきた時期):週1回
- メンテナンス期(再発予防・体調維持):月2〜3回
予約について
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