寒さで頭が締め付けられるように痛い｜筋緊張型頭痛の典型です。
はじめに
「最近、寒くなると頭がギューッと締め付けられるように痛い…」
「肩や首も固まって、仕事中もずっと集中できない…」
そんなご相談が、1月〜2月の寒い季節に小田原市・南足柄市・開成町・秦野市・中井町・大井松田町から多く寄せられます。
冬になると一気に冷え込み、ただでさえ自律神経が忙しくなる季節。
そこに年末年始の疲労、睡眠不足、ストレスが重なることで 筋緊張型頭痛 が急増します。
あなたが感じているその「締め付けられるような頭痛」は、まさに寒さによる典型的な頭痛のサインかもしれません。
本記事では、
- なぜ寒さで頭が痛くなるのか
- 自律神経のメカニズム
- 東洋医学的に見た原因
- 骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術がどのように改善するのか
- 通院頻度の目安
を、やさしい言葉でしっかり解説していきます。
読み終わる頃には、自分の体の状態が理解でき、今日からできる対策もわかる内容になっています。
ぜひ、ゆっくり読み進めてみてください。
寒さで頭が締め付けられる理由｜自律神経の視点から
冬になると、体は寒さから身を守るために 交感神経が強く働きます。
交感神経が活発になると、
- 末梢血管（特に頭と首）がギュッと収縮
- 肩首の筋肉が硬くなる
- 血流が減る
- 頭に必要な酸素や栄養が届きにくくなる
結果として、筋肉が張り続けて頭が締め付けられるような痛みが出てきます。
特に、
- デスクワークで猫背が続く
- スマホを見る時間が長い
- 朝晩の冷えが強い
- ストレスで常に体が緊張している
これらの条件が重なると、頭痛はさらに悪化しやすくなります。
さらに、自律神経のバランスが乱れると、血管の収縮と拡張のリズムも崩れ、
「ずっと重だるい」「夕方に悪化する」「肩が石のように固い」
といった症状につながります。
東洋医学から見る「寒さと頭痛」｜気血不足・気滞・寒邪の影響
東洋医学では、寒さによる頭痛は主に次の３つが関係します。
① 寒邪（かんじゃ）が体に入り、気血の流れを止める
東洋医学で「寒邪」とは、冷えによって体の機能がぎゅっと固められ、巡りが悪くなった状態を指します。
寒邪が首・肩に入り込むと、
- 気の流れが滞る（気滞）
- 血の流れが悪くなる（瘀血）
- 体が強張り、頭痛が出る
この「巡りの悪さ」が、まさに締め付けるような痛みの正体です。
② 気血不足で頭が栄養不足になる
体が冷えると、内臓の働きも弱りやすく、
- 消化力の低下
- 疲れが抜けない
- 寝ても回復しない
といった 気血不足 が起こりやすくなります。
頭は「気」と「血」を大量に必要とする場所。
不足すると、頭痛・集中力低下・目の疲れにもつながります。
③ 肩首のコリが経絡の流れを妨げる
東洋医学では、頭痛は「経絡の滞り」とも深く関係しています。
特に頭痛に関わる経絡は、
- 胆経（こめかみ〜肩の外側を通る）
- 膀胱経（後頭部〜背中〜足まで通る）
- 督脈（背骨の上を通り頭へ向かう）
寒さでこれらのルートが固まり、エネルギーと血の通り道が塞がることで、
頭痛・重だるさ・めまい・集中力低下が起こります。
**では、どう改善するのか？
— くろちゃん鍼灸整体院の施術アプローチ —**
寒さによる頭痛は、表面だけほぐしても根本改善できません。
特に「筋緊張型頭痛」は、
姿勢・自律神経・筋膜・血流・東洋医学（気血水）
これらすべてが関わるため、総合的なケアが必要です。
当院では以下の4つの施術を組み合わせ、
頭痛の原因に深くアプローチします。
① 骨盤矯正｜姿勢の土台を整えて肩首の負担を軽減
骨盤がゆがむと、
- 上半身が前のめりになる
- 首が常に頭を支え続けて緊張する
- 肩の筋肉が固まり血流が悪くなる
これが頭痛の大きな原因になります。
骨盤矯正で土台を整えることで、
- 首・肩の負担が軽減
- 血流改善
- 自律神経の安定
- こわばった筋肉が自然にゆるむ
という好循環が生まれます。
冷えによる頭痛は「姿勢の崩れ」が隠れた原因になっていることが多く、
骨盤矯正は非常に効果的です。
② 猫背矯正｜頭部の位置が整い、首こり・肩こりが改善
猫背の状態では、頭が前に出るため、
首には通常の約3〜5倍の負担がかかると言われています。
この負担が、筋緊張型頭痛を悪化させる大きな要因です。
猫背矯正では、
- 胸郭を広げる
- 肩の巻きを戻す
- 頭の位置を身体の軸に合わせる
ことで、頭痛を引き起こす根本的な負荷が軽くなります。
とくに冬は、寒さで肩が内に入る「防御反応」が起きやすいため、
姿勢ケアがとても重要です。
③ 鍼灸施術｜筋肉・自律神経・経絡へ同時アプローチ
鍼灸は、筋緊張型頭痛に対して特に高い効果が期待できます。
理由は３つあります。
① 深層筋の緊張が直接ゆるむ
マッサージでは届かない深い筋肉に鍼が届き、
こわばった筋肉をピンポイントで緩めます。
特に、
- 後頭下筋群
- 僧帽筋
- 胸鎖乳突筋
- 肩甲挙筋
これらの緊張が取れると、頭痛は劇的に軽くなることがあります。
② 自律神経が整う
鍼灸には副交感神経を優位にする作用があり、
- 呼吸が深くなる
- 体がポカポカしてくる
- 緊張が抜ける
- 血流が回復する
といった変化が起こります。
寒さで過緊張になった体に、非常に相性の良い施術です。
③ 東洋医学の「気血の巡り」が改善する
経絡に沿って施術を行うことで、
- 気の巡り
- 血の循環
- 水のバランス（むくみ・だるさ）
が整い、頭痛の本質的な改善へつながります。
④ 頭部施術（頭皮・筋膜リリース）｜脳疲労と筋緊張を同時に緩和
寒さで頭皮も固まりやすく、
これが「締め付けられるような痛み」をさらに悪化させます。
頭部施術では、
- 頭皮の血流改善
- 自律神経のリセット
- 目の疲れの軽減
- 脳への酸素供給UP
- 首肩の緊張緩和
と、非常に多くのメリットがあります。
特に冬の頭痛は「頭皮の突っ張り」が原因になっていることも多く、
頭部施術は即効性の高さで多くの患者さんから喜ばれています。
通院頻度の目安
頭痛の程度によって通院のペースは変わりますが、
当院では次のようにご案内しています。
■ 急性期（痛みが強い時）
週２回
- 筋緊張が強い
- 朝から痛い
- 冷えで悪化する
- 仕事に支障がある
この段階では集中的に巡りを回復させることが大切です。
■ リハビリ期（痛みが落ち着いてきたら）
週１回
- 痛みの出方が軽くなる
- 緊張が戻りにくくなる
- 姿勢の改善が安定してきた
この時期に再発しない体へ整えていきます。
■ メンテナンス期（再発予防）
月２〜３回
- 姿勢維持
- 冷え対策
- 自律神経の調整
- 季節の変動ストレス対策
冬は特に再発が多いため、この時期のメンテナンスが重要です。
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