「うちの親、暑さを感じてないみたいで心配で…」
そんな声をよく耳にするこの季節。実は、加齢とともに“暑さに鈍くなる”体の仕組みには、自律神経の変化が深く関係しています。
この記事では、高齢者の熱中症リスクが高い理由を、わかりやすく医学的な視点と東洋医学の知見から解説し、ご家族の健康を守るためにできることをご紹介します。
【高齢者に熱中症が多いのはなぜ?】
● 自律神経の加齢変化と神経伝達の遅れ
加齢とともに、自律神経の反応スピードが落ちることがわかっています。
自律神経は、暑さや寒さを感じて「汗を出せ!」「血管を広げて熱を逃せ!」と命令を出す役割ですが、
高齢になるとこの伝達がタイムラグを伴って遅くなるため、
体が熱をため込んだまま、放熱のタイミングを逃してしまうのです。
● 発汗量の低下=体温が下がらないリスク
汗をかくことで体温は下がりますが、高齢者は汗腺の働きが低下しやすく、そもそも「汗が出にくい」状態に。
これは副交感神経の働きの衰えとも関連しており、
熱がこもりやすくなる=内熱状態が続くことに繋がり、
「気づいた時には意識が朦朧としていた」ケースが少なくありません。
● 血管拡張力の低下と体温放散障害
交感神経は皮膚の血管を広げて熱を逃がす働きを持ちますが、
加齢によってこの血管拡張の反応も鈍くなりがち。
皮膚の血流が減少すれば、汗が出にくい+血流も減る=ダブルで熱がこもる状態に。
こうした背景が、「室内にいたのに熱中症に」といったケースを生みます。
【症状チェック|こんな状態が危ない!】
- 汗をかきづらい
- 暑いのに「寒い」と感じる
- 手足が冷たいまま
- ふらつき・頭がボーッとする
- 顔は赤いのに体は冷えている
これらは自律神経の乱れと放熱障害のサイン。
高齢のご家族だけでなく、加齢が気になり始めた30〜50代の方も注意が必要です。
【くろちゃん鍼灸整体院の対策施術】
■ 骨盤矯正・猫背矯正
体幹バランスを整えることで、内臓機能の活性化や自律神経の正常化を促します。特に骨盤の歪みがあると、血流も神経も乱れやすくなります。
■ 頭部施術(頭蓋リリース)
脳の温度調整を担う“脳冷却システム”にもアプローチ。交感神経優位の頭をリラックスさせることで、イライラや焦燥感を和らげ、体温コントロールを正常に導きます。
■ 鍼灸施術
東洋医学では、発汗機能や熱の調整は「心・肺・脾」のバランスと深く関係。
鍼灸ではツボ(例:曲池、合谷、足三里など)を用いて、気血の巡りを整え、内熱のこもりを放散しやすくします。
【定期ケアのおすすめ】
- 急性期(夏季・不調が強い時期):週2回
- リハビリ期(症状が落ち着いてきたら):週1回
- メンテナンス期(体調維持・予防):月2〜3回
継続的なケアで「熱に負けない自律神経の土台」を整えていきましょう!
【まとめ】
高齢者の熱中症は「暑さに気づけない」「汗が出ない」「体温を逃がせない」という自律神経の老化が鍵です。
でも、それは予防できます。
ご家族を守るために、今から体のケアを始めましょう!
【予約・お問い合わせ】
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