はじめに
「なんとなく全身がだるい」「内臓の重だるさが抜けず、気分も晴れない」そんな症状に心当たりはありませんか?
これらは現代医学では原因不明とされることもありますが、東洋医学では「三焦湿熱(さんしょうしつねつ)」という状態で説明されることがあります。三焦とは、全身の水分代謝や気の巡りをつかさどる臓腑であり、そこに湿熱が停滞することで、身体全体が重だるくなるのです。
本記事では、三焦湿熱の東洋医学的な解説と、くろちゃん鍼灸整体院で行う骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術による改善法をご紹介します。
三焦湿熱とは?東洋医学での見方(約20行)
東洋医学における「三焦」とは、実際の器官というより、上焦(胸部)、中焦(みぞおち~腹部)、下焦(下腹部)という3つの領域に分けて、気・血・水の代謝と循環をつかさどるエネルギーシステムを指します。
三焦は、水分代謝や気の巡り、内臓同士の連携に大きく関与しており、以下のような役割を担っています:
- 上焦:肺と心の働き。気と水分を全身に分配
- 中焦:脾胃(消化器)の働き。栄養と水分を吸収・生成
- 下焦:腎・膀胱・肝の働き。老廃物の排出や水分の再吸収
この三焦に「湿熱(しつねつ)」が停滞するというのは、体内に「湿(余分な水分)」と「熱(炎症・興奮状態)」が混在して滞り、流れが悪くなる状態です。
主な原因
- 暴飲暴食による脾胃の弱化
- 冷たい飲食物や脂っこい食事の常習
- 長時間の湿気・暑さによる環境的影響
- ストレスによる気滞化熱
- 運動不足による水分代謝の低下
主な症状
- 身体全体が重だるく、常に疲れている
- 体幹や四肢の浮腫感・こわばり
- 胃腸の不快感・便がベタつく・残便感
- 口苦・口の粘つき・口臭
- めまい・頭が重い感覚
- 尿が黄色く濃い、頻尿・排尿の不快感
- 感情が不安定でイライラしやすい
これらは一見バラバラに見えますが、根底にあるのは「湿熱」による三焦の機能低下によるものです。
くろちゃん鍼灸整体院のアプローチ
骨盤矯正
骨盤は下焦の中心であり、骨盤の歪みがあると腸腰筋・骨盤内臓器の血流・気血水の巡りが悪化し、湿熱が下に滞りやすくなります。骨盤矯正により排泄機能・骨盤内循環を改善し、三焦の下部からのデトックスを助けます。
猫背矯正
猫背によって胸郭の動きが制限されると、上焦(肺・心)の機能が低下し、呼吸の浅さ、循環の滞りを招きます。胸椎周囲のアライメントを整えることで、上焦からの水分代謝の力を高め、全身への気の巡りを促進します。
鍼灸施術
三焦の調整には、特定の経絡と経穴を使います。とくに、三焦経・脾経・胃経・任脈・膀胱経などを用いて、湿熱を排出し気機の巡りを整えます。
- 【中脘(ちゅうかん)】…中焦の消化器機能を助け湿を排出
- 【陰陵泉(いんりょうせん)】…脾の水分代謝を活性化
- 【太衝(たいしょう)】…肝の気滞を改善し熱を冷ます
- 【曲池(きょくち)・合谷(ごうこく)】…上焦の熱清熱
- 【支溝(しこう)・外関(がいかん)】…三焦経の湿熱除去
鍼とお灸を組み合わせることで、内臓の働きを調和させ、体内の「水・気・熱」のバランスを整えます。
頭部施術
三焦の上部である「上焦」には頭部も含まれます。頭の重だるさ・モヤモヤ感・眠気などは湿熱が頭に上った結果です。
頭部への軽い圧刺激と頭蓋骨調整により、気血の巡りを促進し、精神的なスッキリ感・集中力の回復にもつながります。
通院頻度の目安
状態に応じて以下のペースをおすすめしています:
- 急性期(だるさ・浮腫・胃腸不調が強い時期):週2回
- リハビリ期(だるさは軽減したが残る違和感):週1回
- メンテナンス期(症状安定後の再発予防):月2~3回
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