はじめに
「寒くなるとすぐ肩がこる」「冬場は肩がガチガチでつらい」――そんな声を、くろちゃん鍼灸整体院でも多く耳にします。
特に朝晩の冷え込みが強くなる季節、体が冷えると一気に肩や首の筋肉が硬くなる方が増えてきます。これは単に“冷たいから”というだけでなく、自律神経、特に交感神経の過緊張が関係しています。
本記事では、
- 体が冷えたときに肩こりが起こるメカニズム
 - 自律神経(交感神経・副交感神経)の働き
 - 東洋医学から見た「冷えと肩こり」の関係
 - くろちゃん鍼灸整体院で行う骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術の効果
 - 通院の目安とセルフケア
 
を、患者さんの立場に寄り添いながら丁寧に解説します。
体が冷えると肩がこる理由|交感神経の過緊張
体が冷えると、私たちの体は体温を守るために血管を収縮させます。
このとき働いているのが「交感神経」です。交感神経は、寒さを感じると末梢の血管をキュッと締めて、体の中心に熱を集めようとします。
しかし――
この反応が強すぎると、肩や首、背中の筋肉まで過度に収縮し、血流が滞ってしまうのです。
これが「冷えると肩がこる」という現象の正体です。
特に冷え性の方や、デスクワーク・スマホ時間が長い方は、もともと首・肩まわりの筋肉が緊張しやすいため、冷えによって一気に痛みや張りが強く出やすい傾向にあります。
自律神経の視点からみる「冷え」と「肩こり」
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があります。
- 交感神経:活動モード。血管を収縮し、筋肉を緊張させる。
 - 副交感神経:休息モード。血管を拡張し、筋肉をゆるめる。
 
冷える環境では、交感神経が優位になり、筋肉や血管が収縮します。
一方、リラックスした温かい環境では、副交感神経が働き、筋肉がほぐれ血流が促進されます。
現代人は、ストレス・長時間の座り姿勢・寒暖差・スマホ操作などで、常に交感神経が優位になりがちです。
冷えが重なると、**“慢性的な交感神経の過緊張”**が起こり、肩・首まわりの筋肉が常に力んだ状態に。
この「常時オン状態」の神経バランスを整えることが、根本的な改善の第一歩です。
東洋医学から見る「冷え」と「肩こり」
東洋医学では、冷えによる肩こりは「気血の滞り(気滞・瘀血)」として考えます。
寒さによって「陽気(体を温めるエネルギー)」が不足すると、血液の流れが鈍くなり、筋肉や経絡の通り道に“つまり”が生じます。
これを「寒邪が経絡を塞ぐ」と表現します。
また、肩のこりに関係する経絡としては――
- 胆経(たんけい):側頭部〜肩〜わきにかけて通る経絡。ストレスと関係が深い。
 - 膀胱経(ぼうこうけい):背中〜肩〜後頭部を走る経絡。冷え・疲労の影響を受けやすい。
 
この二つの経絡に「寒」と「気血の滞り」が入ることで、肩の重だるさ・痛み・張り感を引き起こすとされています。
つまり、東洋医学では「冷え=エネルギーの循環の滞り」。
その滞りを取り除くことで、自然に肩の緊張もやわらいでいくのです。
骨盤矯正による全身循環の改善
くろちゃん鍼灸整体院では、冷えや肩こりを根本から整えるために骨盤矯正を重視しています。
骨盤は体の土台です。骨盤がゆがむと、背骨のバランスが崩れ、肩の高さが違ったり、首の位置が前に出たりします。
この姿勢の乱れが、肩まわりの筋肉を慢性的に緊張させ、血流を悪化させてしまうのです。
骨盤矯正で骨格の中心を整えると、
- 自律神経の通り道(脊髄)の圧迫が軽減
 - 下半身の血流が改善し、冷えにくくなる
 - 上半身への負担が減り、肩の筋肉の過緊張が和らぐ
 
といった効果が得られます。
「肩のこりは肩だけの問題ではない」
というのが、当院の一貫した考え方です。
猫背矯正で呼吸と姿勢を整える
冷えによる肩こりを悪化させるもう一つの要因が「猫背姿勢」です。
背中が丸くなると、胸郭(肺を包む骨格)が狭まり、呼吸が浅くなります。
呼吸が浅いと酸素供給が減り、血流も滞り、筋肉の回復力が低下します。
猫背矯正を行うことで、
- 肩甲骨の可動域が広がり、肩まわりの筋肉が動きやすくなる
 - 深い呼吸がしやすくなり、副交感神経が働く
 - 冷えによる筋緊張が自然にゆるむ
 
といった、呼吸面と神経面の両方から改善が期待できます。
鍼灸施術で交感神経の緊張を緩める
鍼灸施術は、冷えによる交感神経の過緊張をやわらげるうえで非常に効果的です。
肩こりが強い方のツボとしては、
- 風池(ふうち)
 - 肩井(けんせい)
 - 大椎(だいつい)
 - 天柱(てんちゅう)
 
などがよく用いられます。
これらのツボは、血流を促進し、首から背中のこわばりをほぐす働きがあります。
また、鍼を打つ刺激が脳の中枢に届くことで、副交感神経が活性化し、リラックス反応が起こります。
その結果、体温上昇・筋肉弛緩・血流促進という自然な変化が起こるのです。
お灸を併用すると、体の深部まで温まり、冷えそのものが軽減されやすくなります。
頭部施術で自律神経バランスを整える
意外かもしれませんが、「肩こり改善」には頭部施術も欠かせません。
頭には、自律神経の中枢である「視床下部」や「延髄」とつながる神経反射点が多数あります。
当院では、頭皮をやさしく刺激して血流を整えることで、
- 交感神経の過剰反応を鎮める
 - 睡眠の質を高める
 - 頭痛やめまいを軽減する
 
といった効果を狙います。
特に「冷え+肩こり+睡眠の浅さ」の三重苦でお悩みの方におすすめです。
通院の目安
冷えによる肩こりは、1回の施術で劇的に変わることもありますが、根本的な体質改善には一定の期間が必要です。
- 急性期(痛み・強張りが強い時期):週2回
 - リハビリ期(回復過程):週1回
 - メンテナンス期(再発予防):月2〜3回
 
体質や生活環境によっても異なりますが、3〜4週間ほど続けることで、血流や自律神経の安定が実感できる方が多いです。
自宅でできる冷え・肩こり対策
- 首・肩・背中を冷やさない
カイロを大椎(首の根元)に貼ると効果的。 - 深呼吸を意識する
息を長く吐くことで、副交感神経が優位になります。 - ぬるめの湯に10〜15分浸かる
熱すぎるお湯は逆に交感神経を刺激します。 - 温かい飲み物をゆっくり摂る
生姜湯や白湯は体の中心を温め、自律神経を整えます。 
まとめ
体が冷えると肩がすぐこるのは、単なる“冷え性”ではなく、交感神経の過緊張による筋肉硬直が原因です。
冷えを感じたときこそ、体を温めるだけでなく、自律神経と血流のバランスを整えることが大切です。
くろちゃん鍼灸整体院では、
- 骨盤矯正で体の中心を整え、血流を安定させる
 - 猫背矯正で呼吸を深め、自律神経を整える
 - 鍼灸施術で筋肉をほぐし、副交感神経を活性化する
 - 頭部施術でリラックスを促し、睡眠の質を高める
 
という4つの柱で、冷えと肩こりを根本から改善します。
【通院目安】
急性期:週2回/リハビリ期:週1回/メンテナンス:月2〜3回
【予約案内】
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