はじめに
「最近、階段を上るだけで脚が重だるい…」「ちょっと動いただけで息が上がるし、年齢のせいかな…」
そんな不安を抱えて来院される方が、このところ本当に増えています。
実はこれ、筋肉そのものの衰えだけが原因ではありません。
とくに気温差が大きい季節や、お仕事や家事が重なって疲れが溜まっている時期に多いのが、
“自律神経の低下による筋血流の不足” です。
自律神経は、呼吸・血流・体温調整・内臓の働きまで、体を24時間無意識で守ってくれている大切な神経。
これが乱れると、筋肉へ送られる血液量がガクンと落ち、階段のような日常動作でも負担を感じやすくなるんです。
この記事では、
- なぜ体が重くなるのか
- なぜ階段がつらく感じるのか
- 自律神経と筋血流の深い関係
- 東洋医学から見た「だるさ」の正体
- くろちゃん鍼灸整体院の施術で改善していく流れ
を、できるだけ “患者さんに寄り添う話し言葉” で、わかりやすくお伝えしていきます。
あなたが「つらいのは自分だけじゃない」と安心し、
そして「ここなら良くしてくれそう」と思える内容にしていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
階段がつらいのは、筋肉が弱っただけじゃないんです
階段がつらいと聞くと、まず思い浮かぶのは「脚の筋力不足」。
もちろんそれも一つの要素ではありますが、最近とても多いのが、
●自律神経が弱って、筋肉に血液が届いていない状態
です。
患者さんからよくある言葉は、
- 「階段になると急に脚が重い」
- 「仕事帰りは特にだるさが倍増する」
- 「朝は平気なのに、夕方になるほど辛くなる」
- 「長く歩けない・すぐ疲れる」
こうした症状を持つ方の多くが、検査では異常なし。
なのに体は重い。この“説明できないだるさ”の正体が、まさに 自律神経の機能低下 による血流不足なのです。
■自律神経が乱れると何が起こる？
筋肉にとって血流は“ガソリン”。
血液が届かないと、
- 酸素不足
- 乳酸もしっかり流れない
- 代謝が落ちる
- 小さな動きでも疲れやすい
こうした状態に陥り、階段などの “筋肉の瞬発力が必要な場面” で一気に辛さが出やすくなります。
自律神経が弱る理由は？（こんな方は要注意）
「自律神経が弱る」と聞くと難しく感じますが、原因は日常の中にたくさんあります。
●呼吸が浅い
ストレス・猫背・寒さで胸周りが動かなくなると、呼吸が浅くなります。
呼吸が浅い＝酸素が入りにくい＝筋肉も酸欠ぎみに。
●寒暖差が激しい
秋冬・初春は特に多いです。自律神経が体温調整で疲れ切ってしまい、筋肉への血流が後回しに。
●ストレス・気を張り続けている
交感神経が過緊張 → 血管収縮 → 筋肉に血液が届きにくい。
●睡眠が浅い
回復ホルモンが出にくく、筋肉疲労が抜けません。
●姿勢の崩れ
猫背や骨盤の歪みで、太もも・ふくらはぎの筋肉が余計に使われ続け、疲労が慢性化します。
ひとつひとつは小さなことでも、積み重なることで “階段がつらい体” が出来上がってしまうのです。
東洋医学から見る「体が重い」「階段がしんどい」の正体
東洋医学では、このような症状は主に次の3つが関係すると考えます。
◆①「気（エネルギー）」の不足
気が不足すると、全身の巡りが悪くなり筋肉に力が入りにくくなります。
階段で脚が上がらない・足取りが重いのはこのタイプに多いです。
◆②「血（けつ）」の巡りが悪い
血が滞ると、筋肉が硬くなり疲労物質が溜まりやすくなります。
夕方のだるさ・むくみ・冷えを伴いやすいのが特徴。
◆③「湿（余分な水分）」が溜まる
気圧変化や季節の湿気が原因で体に“湿”が溜まると、体が重い・動きにくいという症状が出ます。
これら3つが重なってくると、階段のような上下動が本当にきつく感じます。
あなたの体の重さも、こうした東洋医学的な背景が絡んでいるかもしれません。
くろちゃん鍼灸整体院の施術でどう変わる？（4つのアプローチ）
ここからは、当院で実際に多くの患者さんが改善されている
4つの施術が、どのように「体の重さ」「階段のつらさ」を改善するのか を詳しくお伝えします。
①骨盤矯正｜脚にかかる負担を根本から軽減
階段がつらい方の多くに共通するのが、
「骨盤の角度が前後どちらかにズレている」こと。
骨盤は体の土台であり、傾きが少し変わるだけで、
- 太ももの筋肉の使い方
- ふくらはぎの負担
- 足の上がりやすさ
- 脚の血流量
すべてが大きく変わります。
骨盤矯正を行うことで、
- 階段の一歩目が軽くなる
- 太ももへの負担が減る
- 少ない力で体が持ち上がる
- 足の振り出しがスムーズになる
こういった変化が出やすく、筋肉に余計な負担がかかりにくくなります。
②猫背矯正｜呼吸が入りやすくなり筋肉へ酸素が届く
猫背になると、胸がつぶれ呼吸が浅くなります。
浅い呼吸＝酸素不足＝階段で脚が重い、という流れができてしまいます。
猫背矯正で胸郭を開くと、
- 酸素がしっかり取り込める
- 自律神経のバランスが整い始める
- 下半身の筋肉に酸素が届きやすい
- 階段で息が上がりにくくなる
という変化が見られます。
呼吸が整うと、筋肉の疲れやすさも大きく変わります。
③鍼灸施術｜自律神経を整え、筋血流を一気に改善
鍼灸は、階段がつらい方にとても相性が良い施術です。
鍼を打つことで、
- 血管が拡張し筋肉の血流が上がる
- 自律神経の調整が進む
- 筋肉の張りが緩む
- 疲労物質が流れやすくなる
また、お灸で温めると、
- 冷え改善
- 気血の巡りアップ
- 下半身のむくみ減少
こうした効果が期待できます。
下半身の重だるさ・夕方の脚の疲れに特に効果的です。
④頭部施術（ヘッド施術）｜全身のだるさの根本である自律神経にアプローチ
頭部は自律神経の司令塔が集まっている部分。
ストレスや疲労が溜まると、この“頭の緊張”が取れなくなり、体全体のだるさにつながります。
頭部施術では、
- 脳の疲労をリセット
- 呼吸が深くなる
- 血流が上がり全身が温まりやすくなる
- 体の重さが軽減する
「施術後、階段が軽く感じた」「脚がスッと出やすくなった」と言われる方が本当に多い施術です。
通院の目安
改善のスピードは人によって異なりますが、目安としては以下になります。
- 急性期（つらさが強い時）…週２回
- リハビリ期（良くなってきた時）…週１回
- メンテナンス期（維持したい時）…月２〜３回
自律神経・筋血流は波があるため、定期的に整えることで再発しにくい体を作っていきます。
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