（くろちゃん鍼灸整体院）
はじめに
「布団に入っているのに、手足が冷たくて全然眠れない…」
「身体の芯まで冷たくて、寝つくまでに1時間以上かかる…」
そんなお悩みを抱えながら来院される方が、冬だけでなく最近は季節を問わず増えてきています。
実は、この “全身が冷たくて眠れない状態” は、ただの冷え性ではなく、
自律神経の体温リズムが崩れているサイン なんです。
身体は本来、
- 昼は体温を上げて活動モード
- 夜は体温をゆるやかに下げて眠りモード
という 24時間のリズム（概日リズム） を自律神経とホルモンで自然に作っています。
しかし、この仕組みが乱れると——
本来、眠るために「皮膚から熱を逃がす」準備が必要なのに、
体表の血流が悪くなり、手足が冷たいまま眠りに入れない 状態になります。
この記事では、
・なぜ全身が冷えて眠れなくなるのか
・自律神経や東洋医学の観点ではどう捉えるのか
・くろちゃん鍼灸整体院での施術（骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸・頭部施術）が何にどう効くのか
を、来院される患者さんに寄り添う“話し言葉”で詳しくお伝えします。
睡眠の悩みは、放っておいて良くなるものではありません。
「冷たくて眠れない夜」が続いているなら、ぜひ読み進めてみてくださいね。
全身が冷たくて眠れない理由｜自律神経の体温リズムが乱れている
「布団に入ると身体が冷える」
これは矛盾しているようで、実はとても典型的な自律神経トラブルです。
■ 本来、眠る時は“体温調整”で熱を外へ逃がす
人は眠る直前、
- 末梢血管を広げて
- 手足から体内の熱を放出し
- 深部体温をゆるやかに下げる
こうして 「眠気スイッチ」 が入ります。
ところが、交感神経が過剰に働いている状態だと
◆ 末梢血管が収縮
◆ 手足に血が流れない
◆ 熱が逃げず深部体温が下がらない
→ 眠りスイッチが入らない
これが「手足が冷たくて眠れない」の正体です。
■ 冷えが強い人の特徴
- 寒くないのに手足だけ冷たい
- 眠る直前だけ足が氷のよう
- 布団に入ってから眠くなるまでが異常に長い
- 朝起きた時に体温が上がらずだるい
- 低血圧や立ちくらみがある
- 肩こり・頭痛・息苦しさを伴う
これらはすべて、
自律神経の「交感神経優位」と体温リズムの混乱 が背景にあります。
東洋医学から見る“夜に冷える体”｜腎陽虚・気虚・瘀血が鍵
東洋医学では「眠れないほど冷える状態」は、ただの冷え性とは考えません。
主に以下の3つのタイプが多いです。
① 腎陽虚（じんようきょ）
身体を温めるエネルギー不足。
特に「夜に冷える・下半身が冷える」方に多いタイプ。
● 足腰が冷える
● 夜間頻尿
● だるさ
● 気力低下
● 朝起きるのがつらい
温めたいのに温められない“根本的な冷え”。
② 気虚（ききょ）
気（エネルギー）が弱り、血を巡らせる力が不足している状態。
● 少し動くだけで疲れる
● 呼吸が浅い
● 不安感
● 食後に眠くなる
● 首・肩が重い
気の不足により、末端まで血が行き届きにくく、
結果として 睡眠前の冷え が強まります。
③ 瘀血（おけつ）
血が滞り、流れが悪い体質。冷え・痛み・こわばりに関係。
● 生理痛が重い
● 肩こり・頭痛
● 足がむくむ
● 寒暖差で体調を崩しやすい
瘀血が強い方は“布団に入ると冷える”症状が特に多いです。
東洋医学は「体そのものが温められる力が弱っているのか？」「巡りが悪いのか？」を診ていきます。
そのうえで、施術がどのタイプにどのように効くのかを整えていきます。
当院の施術が“冷えで眠れない夜”にどう効くのか？
◆ 骨盤矯正：体幹の血流と深部体温を安定させる
実は、骨盤の傾きと冷え・睡眠は深く関わっています。
骨盤がゆがむと
- 下半身の血流が低下
- 冷えが慢性化
- 夜になっても体が温まらない
- 深部体温の調節が乱れる
という悪循環が起きます。
骨盤矯正で
内臓の位置・血流・呼吸の深さが整う → 体温リズムが安定
するため、夜の冷えが大幅に改善しやすくなります。
◆ 猫背矯正：交感神経の緊張を緩める
猫背は
- 肩が前に入る
- 胸郭がつぶれる
- 呼吸が浅くなる
- 自律神経が休めない
→ 末梢冷えがずっと続く原因になります。
猫背を整えることで
✔ 呼吸が深くなる
✔ 交感神経が落ちつく
✔ 心拍がゆるみ体温調整が改善
✔ 頭の緊張がとれて眠気が自然に訪れる
夜に感じていた“手足の冷たさのしつこさ”が軽減していきます。
◆ 鍼灸施術：自律神経の体温リズムを直接整える
鍼灸は「深部血流」を改善するのが得意です。
● 末梢血管の調整
● 深部体温を安定
● 筋緊張をゆるめる
● 交感神経の過剰を抑える
● 副交感神経を優位にする
特に、腎陽虚タイプの“冷えの根本”に強く働きます。
施術中から
「足先がじんわり温かくなる…」
という方がほとんどです。
◆ 頭部施術：眠りスイッチ（副交感神経）を入れる
眠れないほど冷えている時、実は
頭皮がガチガチに硬く、自律神経がONのまま のことが多いです。
頭部施術では
- 頭皮の緊張
- 目の疲れ
- 脳疲労
- 呼吸の浅さ
をほぐし、副交感神経へ切り替わる“静かなスイッチ”が入ります。
結果として
✔ 体温がゆるやかに低下
✔ 手足が温まりやすくなる
✔ 寝つきが早くなる
という状態へ導いていきます。
通院の目安
● 急性期・つらい時期：週2回
● リハビリ期（改善が出てきた頃）：週1回
● メンテナンス（良い状態を保ちたい）：月2〜3回
冷えと睡眠はセットで改善するため、継続ケアがとても効果的 です。
予約方法
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施術者が1人のため、予約が大変取りづらくなっています。
特に冬場は混み合いますので、ぜひ お早めにご連絡ください！
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