はじめに
冬の夜、布団に入ってもなかなか眠れず、胸がドクドクして落ち着かない…
そんな経験をされている方、実はとても多いです。寒さで体は冷えているのに、心臓だけがバクバクと早く打つ。息苦しくて寝返りをうっても眠れない。これが続くと、「自分は心臓の病気では?」と不安になってしまう方も少なくありません。
しかし、検査をしても異常が見つからないことが多く、それは「交感神経が夜になっても働きすぎている」ことが原因です。
冬は寒さと日照時間の短さから、自律神経のバランスが乱れやすく、夜になっても“体が休むモード”に入りづらい季節。くろちゃん鍼灸整体院では、こうした冬特有の自律神経の不調を、体の構造と神経・血流の両面から丁寧に整えていきます。
冬の夜に動悸が起こる理由
1. 交感神経が夜でも休まらない
本来、日中は「交感神経」が優位になって体を活動的に保ち、夜は「副交感神経」が優位になってリラックス状態へと切り替わります。
ところが、冬の夜は寒さに対抗するために体が緊張状態を保ちやすく、交感神経が働きっぱなしになります。
・布団に入っても手足が冷たい
・寝室が寒くて体を縮めて寝ている
・寝る前にスマホを見ている
こうした要素が積み重なると、「眠る準備」が整う前に心拍数が上がり、胸がドクドクして眠れないという状態が起こります。
2. 冷えによる血流の停滞
寒さで血管が収縮し、心臓が全身に血液を送ろうと頑張りすぎることで動悸が強まります。
特に、首や肩、背中の筋肉が固くなっている方は、心臓へ戻る血液の流れが滞りやすく、その結果「胸が締めつけられるような息苦しさ」も感じやすくなります。
3. 精神的ストレスや不安の影響
冬は日照時間が短くなるため、脳内ホルモンのバランスが崩れやすく、気分の落ち込みや不安感が強くなることがあります。
この不安が交感神経をさらに刺激し、「眠れない夜」を悪化させてしまうのです。
自律神経のメカニズムをやさしく解説
自律神経は、心臓・呼吸・血圧・体温調節など、私たちが意識しなくても働いている大切な神経です。
冬に動悸が出やすいのは、この自律神経の「切り替えスイッチ」が上手く働かないことが大きな要因です。
交感神経が優位になると、血管が収縮して血圧が上がり、心拍数も増えます。
反対に副交感神経が優位になると、血管が広がって体温が安定し、心拍もゆっくりになります。
つまり、眠るためには副交感神経が優位になる必要がありますが、
・肩や首が凝りすぎている
・姿勢が悪くて胸郭が開かない
・ストレスで呼吸が浅い
といった状態では、体が「休む準備」を整えられません。
くろちゃん鍼灸整体院では、この自律神経の切り替えをサポートするために、骨格・姿勢・筋肉・神経・血流・東洋医学の6つの観点から施術を組み立てています。
東洋医学から見た「冬の夜の動悸」
東洋医学では、動悸は「心(しん)」と「腎(じん)」のバランスが乱れているサインと考えます。
冬は「腎」の季節であり、寒さや疲労、ストレスによって腎のエネルギーが弱ると、心とのつながりが乱れてしまうのです。
● 心腎不交(しんじんふこう)
心は“火”、腎は“水”の性質を持ちます。
この火と水のバランスが取れていると、心身は落ち着き、ぐっすり眠れます。
しかし冬になると“水(腎)”が冷えで弱り、“火(心)”が上にのぼってしまうため、胸が熱くなったり、動悸・不眠・焦燥感が出やすくなります。
● 血虚(けっきょ)と気滞(きたい)
血が不足している状態(血虚)では、心臓を落ち着かせる栄養が足りず、ドキドキや不安を感じやすくなります。
また、ストレスで気が停滞する(気滞)と、胸のあたりが詰まるような違和感や息苦しさも出てきます。
鍼灸では、心と腎をつなぐ経絡を整え、気血の流れをスムーズにしていくことで、自然に「落ち着いて眠れる体」に導きます。
くろちゃん鍼灸整体院の施術アプローチ
1. 骨盤矯正:体の軸を整えて自律神経の安定を促す
骨盤の歪みは背骨全体のバランスに影響し、自律神経の通り道である脊髄の圧迫を生じさせます。
特に交感神経の出口である胸椎・腰椎まわりに歪みがあると、心拍・血圧・呼吸にまで影響が出ます。
骨盤を正しい位置に整えることで、全身の血流が改善し、交感神経の過活動を抑えやすくなります。
2. 猫背矯正:呼吸と血流を取り戻す
冬は背中を丸めがちで、胸郭が閉じる姿勢になります。
猫背になると、肺が十分に膨らまず、酸素不足によって心拍数が上昇します。
猫背矯正によって胸を開く姿勢を取り戻すことで、深い呼吸が可能になり、副交感神経が働きやすくなります。
3. 鍼灸施術:気血の巡りを整えて“落ち着く体”へ
動悸のある方には、「神門」「内関」「心兪」「腎兪」「三陰交」など、心と腎を整えるツボを使います。
鍼の刺激によって血管が拡張し、体が内側から温まると同時に、副交感神経が活発になります。
灸を併用することで、冷えを取り除き、心拍や呼吸のリズムが安定していくのを実感できます。
4. 頭部施術:脳の緊張をゆるめる
眠れない夜に共通するのは「頭が休めない」状態。
頭皮や側頭部、後頭部の筋肉をゆるめると、脳の血流が整い、交感神経のスイッチが自然にオフになります。
くろちゃん鍼灸整体院では、頭部施術を通して“考えすぎ・不安・焦燥感”のループを断ち切り、安心して眠れる状態をサポートしています。
通院の目安
症状の強さや持続期間によって通院ペースは変わりますが、目安として以下のようになります。
- 急性期:週2回(強い動悸・不眠・冷え・息苦しさがある時期)
- リハビリ期:週1回(徐々に体が落ち着いてきた時期)
- メンテナンス期:月2〜3回(季節や気圧変化で再発を防ぐ時期)
冬は寒暖差・乾燥・日照時間の短さが重なるため、自律神経の負担が大きくなります。早めの施術で“眠れる夜”を取り戻しましょう。
まとめ
冬の夜の動悸は、心臓の異常ではなく「交感神経が働きすぎているサイン」であることが多いです。
骨盤や背骨の歪み、猫背、冷え、ストレス、呼吸の浅さなど、体の緊張が重なって起きている状態です。
くろちゃん鍼灸整体院では、
- 骨盤矯正で体の軸を整える
- 猫背矯正で呼吸を深くする
- 鍼灸で血流と神経を落ち着かせる
- 頭部施術で脳の緊張をゆるめる
という4方向から、体と心の両面をサポートしています。
「心臓がドキドキして眠れない…」そんな夜を、一日でも早く終わらせましょう。
くろちゃん鍼灸整体院は、あなたの“安心して眠れる体”を全力でサポートいたします。
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