はじめに
夏の暑さや激しい運動の中で体温が急上昇すると、脳や体に大きな負担がかかります。特に「危険ライン」とされる40.5℃以上を超えると、脳の中枢神経に障害が起こり、判断力の低下や意識障害といった重篤な症状に至ることがあります。
本記事では、脳温や深部体温の危険性を中心に、自律神経の仕組みや東洋医学的な考え方を交えながら解説していきます。そして、くろちゃん鍼灸整体院で行っている骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術が、こうした危険な状態を予防・改善するためにどのように役立つのかを、詳しくお伝えします。
40.5℃以上で起こる「脳の危機」
人の体温はおよそ36〜37℃の範囲で安定していますが、熱中症や発熱によって40.5℃を超えると、脳の神経細胞に深刻なダメージが及びます。具体的には以下のような変化が現れます。
- 判断力の急落
思考のスピードが落ち、普段できている判断ができなくなります。道に迷ったり、単純な受け答えができなくなるのも特徴です。 - 中枢神経障害
めまい、ふらつき、ろれつが回らない、視覚や聴覚の異常などが出てきます。 - 意識障害
危険ラインを超えると、意識がもうろうとし、最悪の場合は昏睡状態に至ることもあります。
自律神経から見る熱中症のメカニズム
自律神経は、体温や血流をコントロールする役割を担っています。
- 暑いときには汗腺を刺激して発汗を促し、血管を拡張して熱を逃がします。
- しかし、40℃を超える環境や体調不良が重なると、自律神経の制御が乱れ、汗が出にくくなったり逆に出すぎたりして、体温調整が効かなくなります。
結果的に、熱が脳や体にこもり、中枢神経へのダメージが加速するのです。
東洋医学から見た「熱と脳の不調」
東洋医学では、体の熱は「陽気」の過剰や「邪熱」によって生じると考えられています。特に脳に熱がこもる状態を「清陽不昇」「痰熱上擾」などと表現します。
- 肝火上炎:イライラや頭痛、めまいを伴う。
- 心火亢進:動悸、不眠、意識の混乱を招く。
- 湿熱困脾:体内に湿気と熱がこもり、倦怠感や思考力の低下が出る。
このように、東洋医学的にも「熱のこもり」が精神活動や判断力を大きく損なうとされています。
施術による改善アプローチ
骨盤矯正
骨盤のゆがみは血流やリンパの流れを阻害し、熱のこもりや自律神経の乱れを助長します。骨盤矯正で姿勢と循環を整えることで、全身の熱バランスを改善しやすくなります。
猫背矯正
猫背は胸郭を圧迫し、呼吸が浅くなるため放熱機能が落ちます。胸を開く姿勢を作ることで酸素が取り込みやすくなり、脳温を下げる冷却システムをサポートします。
鍼灸施術
東洋医学的には「清熱」「安神」のツボを使うことで、体内の余分な熱を外へ逃がし、自律神経のバランスを取ります。頭痛、不眠、倦怠感など熱中症後の不調にも有効です。
頭部施術
頭部マッサージや鍼刺激で血流を促進し、こもった熱を逃がすサポートをします。脳疲労や集中力低下を改善する効果も期待できます。
通院の目安
- 急性期:週2回
- リハビリ期:週1回
- メンテナンス期:月2〜3回
状態に合わせて段階的に施術を調整していきます。
ご予約について
当院は施術者が1人のため、予約が取りづらい状況になることがあります。
LINE・ホームページから24時間予約受付中ですので、お早めにご連絡ください。
まとめ
40.5℃を超える深部体温は、命に直結する危険サインです。中枢神経障害を防ぐためには、日常的な体調管理と自律神経の安定が欠かせません。整体・鍼灸を通じて体を整え、熱中症に負けない体を一緒に作っていきましょう。
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