口が渇いて喋りにくい|副交感神経が唾液の分泌を抑えています

自律神経 体の歪み 痛み

はじめに

最近、話をしていると口が乾いて言葉が出にくくなったり、喉がカラカラして息苦しく感じることはありませんか?
それは単なる「乾燥」や「水分不足」ではなく、自律神経のバランスが崩れて副交感神経の働きが低下しているサインかもしれません。

唾液は、ただ口を潤すだけでなく、喋る・飲み込む・味わう・歯や喉を守るなど、とても大切な役割を持っています。
この唾液の分泌をコントロールしているのが、自律神経の中でも“副交感神経”です。
しかし、ストレス・緊張・疲労・姿勢の乱れ・季節の変わり目などでこの神経がうまく働かなくなると、口が渇きやすくなり、喉の不快感や話しづらさにつながってしまうのです。


自律神経と唾液分泌の関係

自律神経は、体の無意識な働きをコントロールしている神経で、「交感神経」と「副交感神経」の2つで構成されています。

  • 交感神経:活動や緊張、ストレス時に優位になる
  • 副交感神経:リラックスや休息、回復時に優位になる

唾液の分泌は、副交感神経が優位なときに促されます。
逆に、緊張して交感神経が優位になると、口の中は乾いてカラカラになります。
これは、プレゼン前や面接のときに口が渇く現象として、多くの方が経験していますよね。

しかし問題は、この「一時的な緊張」ではなく、慢性的に交感神経が過剰に働き続けている状態です。
スマホ・パソコン・気圧変化・睡眠不足・不安感・長時間の同一姿勢など、現代社会では交感神経が休む暇を失っています。
この状態が続くと、常に唾液腺が抑制されてしまい、「常時乾いている」「話すと喉が引っかかる」といった不快症状に発展してしまいます。


東洋医学から見る「口の渇き」

東洋医学では、口の渇きは「津液(しんえき)」の不足や流れの停滞として捉えます。
津液とは、体の中を潤す水分のことで、唾液や涙、汗、粘液などを含みます。

津液が不足する原因には、次のようなパターンがあります。

  1. 陰虚(いんきょ)
     体の潤いを保つ“陰”が不足して、喉や口が乾く状態。
     夜になると特に乾きやすく、寝ている間に口を開けてしまう方も多いです。
  2. 熱邪(ねつじゃ)
     体に“熱”がこもることで津液が蒸発してしまう状態。
     ストレスやイライラ、暑さ、のぼせなどが関係します。
  3. 脾胃の働きの低下
     飲んだ水分をうまく全身に回せず、必要な場所まで潤いが届かない状態。
     胃腸が弱っている人や、冷たいものを好む人に多く見られます。
  4. 肝気鬱結(かんきうっけつ)
     精神的ストレスで「気」が滞り、喉の締めつけや渇きを感じるタイプ。
     「ストレスで喉が詰まる」方はこちらです。

このように、東洋医学では単なる水分不足ではなく、体のバランスの乱れや五臓の働きの低下として考えます。
唾液の分泌もまた、**「陰陽」「気血津液」「五臓六腑」**の調和が崩れた結果として表面化しているのです。


骨盤矯正による自律神経バランスの安定

唾液分泌に関係している副交感神経は、脳幹から首・胸・腹部へとつながっています。
この神経が正常に働くためには、背骨や骨盤のゆがみがないことがとても重要です。

骨盤が歪むと、背骨全体のバランスが崩れ、首の角度や肩の高さにも影響します。
これにより、首の自律神経(迷走神経)に圧迫やねじれが生じると、副交感神経の伝達が妨げられて唾液分泌が低下するのです。

当院の骨盤矯正では、

  • 骨盤の傾きを整える
  • 背骨を正しい位置に戻す
  • 頭部への神経伝達をスムーズにする
    ことを目的に施術を行います。

これにより、体の中心から自律神経のバランスを整え、副交感神経が働きやすい状態をつくります。
施術後には「体の内側がポカポカする」「喉が潤った感じがする」という方も少なくありません。


猫背矯正で呼吸を深くし、副交感神経を活性化

猫背の姿勢は、胸郭を圧迫して呼吸を浅くします。
呼吸が浅くなると酸素が不足し、体は「危険状態」と判断して交感神経を優位にしてしまいます。
これが唾液の分泌をさらに抑え、口の渇きを悪化させる悪循環になります。

当院の猫背矯正では、背中の丸まり・肩の巻き込み・頭の前突(ストレートネック)などを調整し、胸を自然に開く姿勢をつくります。
呼吸が深くなることでリラックス神経である副交感神経が働きやすくなり、唾液腺の機能も回復しやすくなります。

「猫背を治しただけで喉がラクになった」
「話しているときの息苦しさが消えた」
と感じる方も多く、姿勢と口の渇きは密接に関係しているのです。


鍼灸施術で唾液腺と自律神経を直接調整

鍼灸では、首・顎まわり・手足にある経穴(ツボ)を使って、唾液腺の働きと自律神経のバランスを整えます。
特に有効なツボには以下のようなものがあります。

  • 翳風(えいふう):耳の後ろにあり、唾液腺の神経を刺激し口の渇きを改善
  • 廉泉(れんせん):あごの下の中央にあり、舌下腺の働きを助ける
  • 合谷(ごうこく):手の甲のツボで、自律神経を整える代表的な経穴
  • 内関(ないかん):ストレスや緊張を和らげるツボ

これらを組み合わせて施術することで、唾液分泌がスムーズになり、喉や口の乾燥感がやわらぎます。
また、鍼灸施術は全身の「気・血・津液」の巡りを良くするため、東洋医学的にも体の潤いを取り戻すアプローチとなります。


頭部施術で脳と神経のリセット

副交感神経の中枢は、脳幹と呼ばれる部分にあります。
ストレスや疲労が続くと、脳幹の緊張が高まり、唾液の分泌を指令する神経(迷走神経や顔面神経など)がうまく働かなくなります。

当院の頭部施術では、頭皮や側頭部をやさしく緩めることで脳への血流を改善し、自律神経のリセットを促します。
施術後には「頭がスッキリした」「視界が明るくなった」「喉が通る感じがする」などの変化を実感する方が多いです。


通院の目安と回復までの流れ

  • 急性期(強い乾き・喉の不快・ストレス過多):週2回
  • リハビリ期(症状が軽減し始めた頃):週1回
  • メンテナンス期(安定してきた後の体調維持):月2〜3回

体質や生活習慣によって回復のスピードは異なりますが、
「水を飲まなくても話しやすい」「喉がつまらない」「夜も乾かなくなった」
といった変化を感じる方が多くいらっしゃいます。


予約とご案内

くろちゃん鍼灸整体院では、
LINE・ホームページから24時間ご予約可能です。

施術者が1人のため、予約が混み合う日がございます。
特に週末や祝日は早めのご連絡をおすすめします。

あなたの「喋りにくさ」や「口の乾き」を改善し、自然に笑顔で会話ができる毎日を取り戻しましょう。


まとめ

口が渇くというのは単なる「乾燥」ではなく、体が発している自律神経のSOSです。
副交感神経がうまく働かず、体の回復スイッチがオフになっているサインでもあります。

東洋医学では、津液の不足・脾胃虚・肝気鬱結などを整えることで潤いを取り戻します。
くろちゃん鍼灸整体院では、

  • 骨盤矯正で神経伝達の通りを良くし、
  • 猫背矯正で呼吸を深めてリラックス神経を働かせ、
  • 鍼灸で唾液腺の働きを促し、
  • 頭部施術で脳の緊張を緩める
    という多方面からのアプローチで、根本から改善をめざします。

「また喉が乾いた」と思ったときこそ、体の内側を整えるチャンスです。
あなたの体に、本来の“潤い”を取り戻しましょう。

【*効果には個人差があります】

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こんにちは!【くろちゃん鍼灸整体院】院長の黒柳です!自律神経の乱れは体や頭骸骨が歪んでいて体への指令と体温調節が上手くいっていない方がほとんどです! 体のチェックから、メンテナンスまで当院で院長が検査から施術まで行います! お体の不調を教えてください!全力でサポート致します!
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