はじめに
「最近、喉の奥がつかえるような感じがして息がしづらい」「何かが引っかかっているような違和感がずっと続いている」――そんな声を多くいただきます。
病院で検査を受けても「異常なし」と言われることが多く、しかし違和感は消えない。こうした症状は、実は自律神経の緊張が深く関わっている場合があります。
喉の奥の筋肉(咽頭筋)は、呼吸や飲み込み、声を出すなどの動作を支えています。この咽頭筋が、ストレスや不安によって交感神経が過剰に働くと、無意識に収縮してしまい、喉の詰まり感や圧迫感を引き起こすのです。
この記事では、自律神経の仕組みや東洋医学的な視点、さらにくろちゃん鍼灸整体院で行っている施術(骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸・頭部施術)による改善方法を、わかりやすくお話ししていきます。
喉の詰まり感と自律神経の関係
喉の違和感の原因のひとつに「咽喉頭異常感症」と呼ばれる状態があります。
これは病気というよりも、自律神経のバランスが乱れて咽頭周辺の筋肉が緊張していることが多いのです。
自律神経には、体を活発にする「交感神経」と、リラックスさせる「副交感神経」があります。通常はこの2つがバランスを取り合いながら、呼吸・心拍・消化・血流などを自動的に調整しています。
しかしストレスや不安、長時間のデスクワーク、睡眠不足などで交感神経が優位になりすぎると、咽頭筋が収縮して「喉が締め付けられるような」「何かが詰まっているような」違和感が続いてしまうのです。
ストレスと呼吸筋の関係
私たちはストレスを感じると、呼吸が浅く速くなります。胸式呼吸が中心になると、喉や肩の周りの筋肉に力が入りやすくなり、結果的に喉の奥の筋肉にも緊張が伝わります。
このとき、喉の筋肉を支配している神経(迷走神経)は、自律神経の一部である副交感神経と深くつながっています。
つまり、「呼吸の浅さ」→「迷走神経への影響」→「喉の緊張」という流れが生まれてしまうのです。
東洋医学から見た「喉の詰まり感」
東洋医学では、喉の違和感を「梅核気(ばいかくき)」と呼ぶことがあります。
これは、感情の抑圧やストレスによって“気”の流れが滞り、喉に“気のかたまり”ができたように感じる状態を指します。
特に「肝」の働きが関係します。肝は“気”の流れをスムーズに保つ臓であり、ストレスや怒り、緊張などでこの流れが停滞すると「気滞(きたい)」という状態に陥ります。気滞が喉に集まると、梅核気として違和感やつまり感が生じるのです。
さらに、胃腸の働きを司る「脾(ひ)」が弱ると、体の中の湿気(湿邪)が溜まりやすくなり、この湿気が“痰”として喉に停滞することもあります。
つまり、「肝の気滞」と「脾の湿痰」が組み合わさって喉に不快感をもたらしているケースが多いのです。
よくある症状のサイン
喉の詰まり感を訴える方の多くに、次のような共通サインが見られます。
- 胸や喉の圧迫感、息苦しさ
- 吐き気のような違和感があるが吐けない
- 寝る前やリラックス時に症状が強くなる
- ストレスや人前で話す場面で悪化する
- 検査で異常がないのに症状が続く
これらはすべて、自律神経の過緊張や「気の滞り」に関連しています。
当院での施術アプローチ
くろちゃん鍼灸整体院では、喉の違和感を単なる「喉の問題」としてではなく、全身の自律神経・姿勢・呼吸・内臓機能のバランスの崩れと捉えて根本的に整えていきます。
① 骨盤矯正で自律神経の土台を安定
骨盤は身体の重心を支えるだけでなく、自律神経の通り道である脊髄のバランスにも影響を与えます。骨盤が前傾や後傾して歪むと、背骨がねじれ、首の筋肉にまで緊張が波及します。
骨盤矯正で全身の軸を整えることで、神経伝達がスムーズになり、喉の緊張が自然と緩みやすくなります。
② 猫背矯正で呼吸の通りを改善
喉の違和感が強い方の多くは、背中が丸まり、胸が閉じて呼吸が浅くなっています。猫背矯正によって胸郭(きょうかく)の可動域を広げると、自然と深い呼吸ができるようになり、迷走神経(副交感神経)の働きも整いやすくなります。
呼吸が整うと、喉や首まわりの筋肉の過緊張が和らぎ、「詰まる感じ」も軽減していきます。
③ 鍼灸施術で自律神経と“気”の流れを整える
東洋医学的には、喉の違和感には「肝気鬱結(かんきうっけつ)」や「痰気鬱結(たんきうっけつ)」といった気の滞りが関係します。
鍼灸では、気の流れを整えるツボ――例えば「内関(ないかん)」「合谷(ごうこく)」「天突(てんとつ)」などを使い、全身の緊張を解放していきます。
特に、喉まわりのツボ「天容」「廉泉」は咽頭筋の緊張を直接ゆるめる効果が期待できます。
鍼灸によって交感神経の過活動を鎮め、副交感神経を高めることで、心身のリラックス状態を取り戻します。
④ 頭部施術で迷走神経をリセット
頭の後ろ側(後頭部)には、自律神経の中枢と関わる重要な神経が集まっています。
頭部施術では、このエリアを丁寧にほぐすことで、呼吸や喉の筋肉を支配する迷走神経の働きを整えます。
施術後には、「喉がスッと通る感じ」「息が楽になった」「胸のつかえがとれた」と感じる方が多いのが特徴です。
日常生活でできるセルフケア
喉の違和感を和らげるには、日々の生活習慣も大切です。
- 深呼吸:お腹を膨らませる腹式呼吸で副交感神経を高めましょう。
- 首・肩を温める:筋緊張をゆるめ、血流を促進します。
- 湯船に浸かる:ぬるめの温度で10〜15分、リラックス効果が高まります。
- スマホ姿勢を見直す:うつむき姿勢は喉を圧迫します。
- 感情を溜め込まない:話す・書く・深呼吸することで「気」の流れを整えましょう。
通院の目安
- 急性期:週2回
喉の違和感が強く、不安や緊張が抜けない時期。自律神経のバランスを整え、呼吸を楽にする段階です。 - リハビリ期:週1回
体のバランスや姿勢を安定させ、再発を防ぐためのケアを行います。 - メンテナンス期:月2〜3回
季節や気圧の変化で自律神経が乱れやすい方は、定期的なケアで安定を維持します。
ご予約について
くろちゃん鍼灸整体院では、
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施術者が1人のため、予約が取りづらくなっております。
お早めのご連絡をおすすめいたします。
まとめ
喉の奥の詰まり感や違和感は、単なる「喉の問題」ではなく、全身の自律神経や“気”の流れの乱れが影響していることが多いです。
ストレスや姿勢、呼吸の浅さが原因で、咽頭筋が常に緊張してしまうことで不快感が続く――この仕組みを理解し、体全体のバランスを整えることが根本改善への第一歩です。
くろちゃん鍼灸整体院では、
骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術を組み合わせ、あなたの喉の違和感を根本から改善へ導きます。
もう「何もないのに喉が詰まる」苦しさを我慢しなくて大丈夫です。
一緒に、呼吸の通る快適な身体を取り戻していきましょう。
【*効果には個人差があります】
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