はじめに
「最近、土踏まずがズキッとする…」
「歩き始めに痛いし、長く立つとジワジワつらい」
「足の裏が疲れやすくて、靴の内側ばかり減る気がする」
こういう相談、かなり多いです。しかも厄介なのが、痛い場所は“土踏まず”なのに、原因は“足の甲の内側(距舟関節)”の崩れから始まっているケースがあること。
土踏まずって、ただの“足の裏のカーブ”じゃないんです。
体重を受け止めて、衝撃を分散して、歩くたびにバネのように働いてくれる超重要パーツ。
その支点の一つが、**距舟関節(きょしゅうかんせつ)**です。
この記事では、整形外科的な視点で
- 距舟関節が崩れると、なぜ土踏まずが痛むのか
- どんな人がなりやすいのか
- 放置するとどうなるのか
- そして、くろちゃん鍼灸整体院でどう組み立てて改善を狙うのか
を、来院前の不安が減るように、話し言葉でわかりやすく解説します。
そもそも「距舟関節」ってどこ?何してる?
距舟関節は、足首の少し前、足の甲の内側にある関節です。
「距骨(きょこつ)」と「舟状骨(しゅうじょうこつ)」が組み合わさっていて、ザックリ言うと—
- 土踏まず(内側縦アーチ)を支える要(かなめ)
- 歩くときに足が「しなる」「戻る」を作る
- 体重移動に合わせて、足の形を微調整する
この関節が安定して動くから、土踏まずは“バネ”として働けます。
逆に言うと、ここが崩れると土踏まずが頑張りすぎて痛みが出やすいんです。
「距舟関節の崩れ」で土踏まずが痛くなるメカニズム
距舟関節が崩れる=多くは**内側に落ちる(過回内/オーバープロネーション)**方向にズレます。
すると足の中で何が起きるかというと…
① 土踏まずの“支柱”が沈む
距舟関節が内側に落ちると、土踏まず(内側縦アーチ)が低くなりやすい。
アーチが低くなると、衝撃を吸収するために周囲の組織が必死に支えます。
② 足底腱膜・靭帯・筋肉が引っ張られて炎症
土踏まず周辺の代表が
- 足底腱膜(かかと〜足指へ伸びる膜)
- スプリング靭帯(アーチを支える強い靭帯)
- 後脛骨筋腱(アーチを引き上げる重要な腱)
距舟関節が崩れると、これらが常に引っ張られて、
微細な損傷→炎症→痛みになりやすいです。
③ さらに「足の指が使えない歩き方」に
距舟関節が不安定になると、無意識に足指で地面をつかむ力が落ちます。
すると推進力が弱くなって、
- ふくらはぎがパンパン
- 膝や股関節が疲れる
- 腰にも負担が来る
という“連鎖”が起きます。
「土踏まずが痛いだけ」じゃ終わらないのが、距舟関節由来の怖いところです。
こんな症状、当てはまったら距舟関節由来を疑います
あなた(またはこれから来院される方)に多いのはこんなパターンです。
- 土踏まず〜足の甲の内側が痛い、押すと響く
- 長時間立つとジワジワ痛い、歩く距離が伸びると悪化
- 朝イチより「夕方」「仕事終わり」がつらい
- 靴の内側(かかとや親指側)が減りやすい
- 足がむくみやすい、ふくらはぎが張りやすい
- 片足立ちが不安定、階段で足裏が怖い
- 外反母趾気味/扁平足気味と言われたことがある
- 捻挫が多い(足首がグラつく)
もちろん、これだけで断定はしません。
ただ、距舟関節の崩れが絡む人は本当に多いです。
整形外科的に見た「主な原因」:なぜ崩れるの?
距舟関節が崩れる背景は、ひとつじゃありません。複数が重なります。
1)後脛骨筋(こうけいこつきん)の弱化/腱の疲労
後脛骨筋は、土踏まずを持ち上げる“吊り橋のワイヤー”みたいな存在。
ここが疲れると、距舟関節が落ちやすい。
立ち仕事・歩行量が多い・体重増加・産後・運動再開などで起きやすいです。
2)ふくらはぎの硬さ(アキレス腱〜腓腹筋・ヒラメ筋)
ふくらはぎが硬いと、足首の背屈(つま先を上げる動き)が出ません。
背屈が出ないと、歩くたびに足が内側へ逃げやすくなり、距舟関節が崩れやすい。
3)靴・インソールの影響
柔らかすぎる靴、かかとが潰れた靴、内側が倒れた靴は
距舟関節の崩れを加速させることがあります。
「なんとなく履きやすい靴」が、実は足の土台を崩すことも…。
4)股関節・骨盤の崩れ(上からの影響)
意外と多いのがこれ。
骨盤が前後に傾いたり、左右にズレたり、股関節がうまく使えないと、
歩行時に膝が内側へ入りやすくなり、足も一緒に内側へ落ちやすい。
つまり、距舟関節の崩れは「足だけの問題」じゃないことが多いです。
5)体幹・姿勢(猫背)による荷重の偏り
猫背で頭が前に出ると、重心が前へ。
足は前に倒れないように踏ん張りますが、踏ん張り方が偏ると
土踏まず側に負担が集中し、痛みが出やすい。
似た症状でも原因が違うことがあります
土踏まずが痛い=全部距舟関節、ではありません。
整形外科的には以下も鑑別に入ります。
- 足底腱膜炎:かかと寄りが強い/朝の一歩目が特につらい
- 舟状骨疲労骨折:ピンポイントの圧痛、運動量増加後に増悪
- 足根骨癒合症:若年からの強い扁平足、足の動きが極端に硬い
- 神経の絞扼(足根管症候群など):しびれ、灼熱感、夜間痛
- 炎症性疾患:腫れ・熱感・左右差、他関節症状
受診を優先したいサイン
- 何もしてなくてもズキズキする
- 明らかな腫れ・熱感・内出血が強い
- 痛みで体重をかけられない
- しびれが強い/力が入らない
- ぶつけた・転んだ後から急に痛い
こういう場合は、まず整形外科で画像検査も含めて確認が安心です。
その上で、原因が“使い方・歪み・負荷の偏り”なら、当院の出番です。
放置するとどうなる?(よくある悪循環)
距舟関節が崩れたまま我慢すると、起きやすい流れがあります。
- 土踏まずが痛い → かばう
- かばう歩き方で、ふくらはぎ・すね・膝が張る
- 膝が内側に入りやすくなり、膝痛・股関節痛へ
- 骨盤が傾いて腰痛、背中が丸まり首肩こりへ
- さらに足の安定性が落ちて、痛みが長引く
“足の痛み”が、全身の不調の入り口になりやすいんです。
くろちゃん鍼灸整体院の考え方:痛い場所だけ追いかけない
当院では、土踏まずの痛みを
「距舟関節(足の土台)」+「全身の荷重のクセ」
として見ます。
だからやることは大きく4本柱です。
- 骨盤矯正(重心の土台)
- 猫背矯正(上半身の荷重と呼吸)
- 鍼灸施術(炎症・筋緊張・回復促進)
- 頭部施術(自律神経・過緊張の解除)
ここから、タイトルテーマに合わせて、効果を具体的に説明します。
骨盤矯正が「距舟関節の崩れ」に効く理由
「足が痛いのに骨盤?」って思いますよね。
でも、歩くときの荷重は上から下へ流れます。骨盤が傾くと、足は必ず影響を受けます。
骨盤が崩れると起きやすいこと
- 股関節が内旋(内側にねじれ)しやすい
- 膝が内側に入る(ニーイン)
- 足が内側に倒れる(過回内)
- 結果、距舟関節が落ちて土踏まずが痛む
当院の骨盤矯正の狙い
- 左右の荷重差を減らす
- 股関節が「前後・外旋」方向へ使える状態にする
- 歩行時に、足の内側へ落ちる力を減らす
- 距舟関節にかかる“押しつぶしストレス”を減らす
痛いところを無理に押してどうこうじゃなく、痛みが出る負担そのものを減らすのが狙いです。
猫背矯正が「土踏まず痛」を変える理由
猫背だと、頭が前に出て、胸が潰れて、呼吸が浅くなります。
すると体は緊張しやすく、歩行でも“力で踏ん張る”方向に偏りがち。
猫背が足に与える悪影響
- 重心が前に行き、前足部に荷重が集まりやすい
- 股関節が伸びず、歩幅が小さくなる
- ふくらはぎが過緊張になり、足首が硬くなる
- 足首が硬い→距舟関節が内側へ逃げやすい
猫背矯正の狙い
- 胸郭(肋骨)を動かして呼吸を深く
- 背骨のしなりを取り戻し、歩行時の衝撃を上で吸収
- ふくらはぎ〜足首の過緊張を減らし、足の動きを出す
- 結果、土踏まずの“過労”が減る
足だけを見ていると見落とす部分ですが、ここが整うと回復が早い人、かなり多いです。
鍼灸施術が「距舟関節の崩れ由来の痛み」にできること
鍼灸は、「炎症の鎮静」「過緊張の解除」「回復促進」に強みがあります。
土踏まず痛で狙いやすい筋肉・組織
- 後脛骨筋、長趾屈筋、長母趾屈筋(内側アーチを支える)
- 腓腹筋・ヒラメ筋(足首の背屈制限に関与)
- 足底筋群、足底腱膜周辺(局所の過負荷部位)
- すね外側(前脛骨筋・腓骨筋群)とのバランス調整
期待できる変化
- 動かした時の痛みの鋭さが落ちる
- 足の内側の張りが抜け、踏み込みが安定する
- ふくらはぎの張りが減って、足首が動きやすくなる
- 回復のスピードが上がりやすい(特に急性期)
「矯正で負担を減らす」+「鍼灸で回復を早める」
この組み合わせが、距舟関節由来の土踏まず痛には相性が良いです。
頭部施術が必要な理由:足の痛みほど自律神経が関わる
痛みが続くと、体は無意識に緊張します。
緊張が続くと交感神経優位になり、血流は落ち、回復もしづらい。
特に
- 仕事が忙しい
- 睡眠が浅い
- 不安が強い(「治るのかな…」)
こういう方ほど、足の局所だけ施術しても戻りやすいことがあります。
頭部施術の狙い
- 過緊張を抜いて、回復モード(副交感神経)へ
- 首肩の力みを減らし、姿勢の戻りを防ぐ
- 痛みに対する過敏さを落ち着かせる
- 結果、足の施術効果が“定着”しやすい
足の症状なのに頭?と思うかもしれませんが、ここを整えると「戻りにくさ」が変わる方がいます。
自宅でできるセルフケア(やりすぎ注意で)
来院までの間、悪化を防ぎたい方へ。簡単にできることを3つだけ。
① ふくらはぎストレッチ(反動なしで30秒×左右)
壁に手をついて、かかとを床につけたまま伸ばす。
※痛みが増すなら中止。
② タオルギャザー(軽め)
椅子に座って足の指でタオルをたぐる。
やりすぎると足裏が炎症強い人は悪化するので、1日1回・短時間でOK。
③ 靴を変える(潰れた靴は避ける)
かかとがフニャっと倒れる靴は、距舟関節が落ちやすいです。
まずは「かかとがしっかりした靴」に変えるだけでも違います。
セルフケアは“正しく少し”がコツ。
痛みが強い時期に頑張りすぎると逆効果になりやすいので、そこは注意してくださいね。
通院頻度の目安(症状の段階に合わせます)
当院では、回復の段階を3つに分けて提案します。
- 急性期:週2回(痛みを落ち着かせ、負担の原因を早めに修正)
- リハビリ期:週1回(動きの定着、歩き方・荷重のクセ改善)
- メンテナンス:月2〜3回(再発予防、疲労の蓄積をリセット)
「痛みが引いたら終わり」ではなく、
崩れた距舟関節が“崩れにくい使い方”になるところまで持っていくのが、再発予防のポイントです。
予約方法(24時間受付)
予約は LINE・ホームページで24時間予約受付中 です。
施術者が1人の為、予約が取りづらくなっておりますが当日のご予約も可能ですのでお早めにご連絡して下さい!
小田原市はもちろん、南足柄市、開成町、秦野市、中井町、大井松田町からのご来院も多いです。
「これ、整形外科に行くべき?整体でいい?」みたいな相談も大丈夫。状態を確認して、必要なら受診の目安も含めてお伝えします。
【*効果には個人差があります】
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