〜自律神経と東洋医学から考える改善法〜
はじめに
人前で話すときや緊張する場面で「声が震えてしまう…」そんな経験をされたことはありませんか?
大事な発表や会議、電話対応や面接のときに限って、声がうまく出ない。震えてしまうと余計に焦ってしまい、さらに自律神経が乱れてしまう悪循環に陥ることも少なくありません。
当院「くろちゃん鍼灸整体院」にも、声の震えに悩まれている患者さんが多くご相談に来られます。今回は、自律神経と東洋医学の視点から「なぜ声が震えるのか」「どんな施術で改善できるのか」を、わかりやすくお伝えしていきます。
声が震えるのはなぜ?
交感神経と声帯の関係
緊張すると心臓がドキドキしたり、手のひらに汗をかいたりします。これは交感神経が優位になって体を「戦闘モード」に切り替える反応です。
交感神経が過剰に働くと、声帯の筋肉が細かく震えたり、喉の奥が硬直して思うように声が出なくなります。その結果、「震える声」や「裏返る声」となって表れるのです。
不安・緊張との悪循環
「声が震えたらどうしよう」という不安があると、さらに交感神経が興奮します。
→ 喉が硬くなる
→ 声が震える
→ 不安が強まる
このように、心と体の反応が互いに影響し合う悪循環に陥りやすいのが特徴です。
東洋医学からみる「声の震え」
東洋医学では、声や喉の状態は「肺」「腎」「肝」といった臓腑と密接に関わると考えます。
- 肺の気が不足すると:声がかすれたり、出しにくくなる。
- 腎のエネルギーが弱いと:恐れや不安に弱くなり、声が震える。
- 肝の気が滞ると:緊張で喉が詰まるように感じ、声が不安定になる。
つまり、声の震えは「心身のエネルギーバランスの乱れ」が背景にあると考えられます。
当院での施術アプローチ
声の震えに対して、当院では以下の施術を組み合わせて行っています。
1. 骨盤矯正
骨盤が歪むと背骨や首の位置も乱れ、喉まわりの筋肉に余計な緊張が生まれます。
骨盤矯正で体の土台を整えることで、声帯や呼吸に関わる筋肉の緊張を和らげます。
2. 猫背矯正
猫背の姿勢は胸郭を圧迫し、呼吸が浅くなります。
呼吸が浅いと交感神経が過敏に働きやすくなり、声の安定を妨げます。
背筋を正しく整えることで、深い呼吸と落ち着いた声を取り戻しやすくなります。
3. 鍼灸施術
鍼やお灸で自律神経を整え、喉の緊張を直接緩めます。
特に有効なツボとしては、
- 天突(てんとつ):喉の前、鎖骨の間にあるツボ
- 合谷(ごうこく):手の甲にあるリラックス効果の高いツボ
- 百会(ひゃくえ):頭頂部にある自律神経調整のツボ
これらを使うことで、声帯周囲の血流改善やリラックス効果が期待できます。
4. 頭部施術
頭皮の緊張は、脳への血流や神経の働きにも影響します。
優しい手技で頭部をゆるめることで、自律神経の切り替えがスムーズになり、不安感や緊張が和らぎます。
施術の流れと通院ペース
- 急性期(強い症状が出ている時期):週2回
- リハビリ期(安定してきた時期):週1回
- メンテナンス期(良好な状態を維持する時期):月2〜3回
定期的なケアを行うことで、声の震えだけでなく全身の自律神経バランスを整えやすくなります。
生活でできるセルフケア
- 深呼吸を意識する(吐く息を長めに)
- 背筋を伸ばして話す習慣をつける
- 緊張時は手を温めて副交感神経を優位にする
- 睡眠・食事のリズムを整える
これらを取り入れると、施術効果をさらに高めることができます。
まとめ
声が震えるのは「心が弱いから」ではありません。
交感神経が過敏に反応して声帯を刺激している「体の仕組みの問題」です。
当院の施術は、骨盤・姿勢・自律神経のバランスを整え、声の震えを根本から改善へと導きます。
「大切な場面で自信を持って話せる声」を一緒に取り戻していきましょう。
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