〜気道の乾燥や緊張が声に出てしまいます〜
はじめに
夏になると「声がかすれる」「朝から声が出にくい」「仕事終わりには喉が疲れている」という訴えが増えます。単なるクーラーの冷えや水分不足と思われがちですが、実は自律神経と呼吸器系の熱こもりが深く関係しています。
気道は呼吸だけでなく、声帯を振動させるための繊細な湿度管理をしています。しかし、猛暑や湿度変化で自律神経が乱れると、この湿度調整機能が働きにくくなり、喉の乾燥や筋緊張が声に直接影響します。
本記事では、自律神経の働きと東洋医学的視点、そして当院で行う骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術による改善法を詳しくご紹介します。
1. 自律神経と声の関係
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」があり、呼吸や声帯の開閉もこのバランスで制御されています。
- 交感神経優位 → 筋肉が緊張し、声帯周囲も硬くなる
- 副交感神経優位 → 筋肉がゆるみ、発声がスムーズになる
夏は暑さや室内外の温度差で自律神経が乱れ、喉や声帯が緊張したままになりやすく、声がかすれる原因になります。さらに深部体温の上昇で呼吸数が増え、気道が乾燥することも声質の低下を招きます。
2. 東洋医学から見る「声枯れ」
東洋医学では、声は「肺の気」と「腎精(じんせい)」の充実度に関係します。
- 肺の気虚 → 呼吸が浅く、声に力がない
- 腎陰虚 → 体内の潤い不足で喉が乾きやすい
- 肺熱 → 呼吸器系に熱がこもり、炎症や声枯れを起こす
特に夏は「暑邪(しょじゃ)」が肺に影響しやすく、さらにクーラーによる乾燥が加わることで、肺の潤い(津液)が減少し声がかすれる傾向があります。
3. タイトルの原因解説
「夏に声がかすれるのは自律神経と呼吸器の熱こもりの影響」という現象は、次の流れで起こります。
- 外気温・湿度変化で自律神経が乱れる
- 呼吸筋・声帯周囲の筋肉が硬直
- 深部体温上昇で呼吸数が増加
- 気道粘膜が乾燥
- 声帯の振動効率が落ち、かすれ声に
これらは放置すると慢性化し、慢性喉頭炎・声帯結節などのリスクも高まります。
4. 当院の施術による改善アプローチ
骨盤矯正
骨盤の傾きが改善されると、呼吸のための横隔膜の可動域が広がります。深い呼吸が可能になり、自律神経が整いやすくなります。結果として声帯の緊張が緩み、声が出しやすくなります。
猫背矯正
猫背は胸郭を圧迫し、肺の膨らみを妨げます。胸を開く姿勢を取り戻すことで、声に必要な呼気圧が安定し、喉への負担が減ります。
鍼灸施術
- ツボ例:天突(てんとつ)、廉泉(れんせん)、合谷(ごうこく)
これらは喉の血流改善、炎症抑制、自律神経の安定に効果的です。夏の肺熱を鎮め、潤いを保つ働きも期待できます。
頭部施術
頭皮と後頭部の筋緊張をゆるめることで、脳への血流が改善し、自律神経の切り替えがスムーズになります。これにより喉周囲の筋肉もリラックスし、声が安定します。
5. 通院目安
- 急性期(症状が強い時):週2回
- リハビリ期(改善傾向):週1回
- メンテナンス期(安定期):月2〜3回
定期的なケアにより、夏場でも声が安定しやすくなります。
6. 予約方法
当院ではLINE・ホームページから24時間予約受付中です。
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