はじめに
夜になると咳が止まらず、寝ようとしても咳き込んでしまう…。
そんな経験をされたことはありませんか?
日中は比較的落ち着いているのに、夜になると急に「ゴホゴホ」と咳が出る。
風邪が治ったはずなのに長引く、薬を飲んでもなかなか改善しない。
このような「夜の咳」には、自律神経の働きが深く関わっています。
夜は副交感神経が優位になる時間帯。
リラックス状態になるはずが、実はその副交感神経が“過剰に働きすぎる”ことで気道が狭くなり、咳が出やすくなるのです。
くろちゃん鍼灸整体院では、そんな「夜の咳」に悩む方が増えています。
今回は、自律神経の視点と東洋医学の観点から、夜になると咳が止まらない原因と、当院での施術による改善法を詳しくお伝えします。
夜になると咳が出るのはなぜ?自律神経の視点から
自律神経は、交感神経と副交感神経の2つの働きを切り替えながら、体のバランスを保っています。
- 交感神経:活動・緊張・仕事中・昼間に優位
- 副交感神経:休息・睡眠・夜間に優位
夜になると、副交感神経が優位になり体はリラックスモードへと切り替わります。
しかし、副交感神経が強く働きすぎると、気道(気管や気管支)が収縮して狭くなりやすくなります。
その結果、少しの刺激でも咳反射が起きやすくなるのです。
さらに、仰向けで寝ると重力の影響で鼻水や痰が喉の方に流れやすく、喉を刺激して咳が出やすくなります。
この状態を自律神経の観点で見ると、**「副交感神経の過剰優位+交感神経の抑制」**というアンバランスが起きているといえます。
東洋医学から見た「夜の咳」の正体
東洋医学では、夜に悪化する咳は「陰陽のバランス」と「肺・腎・肝」の働きの乱れと関連づけて考えます。
- 夜は「陰」が強くなる時間帯。陰が過剰になると、体の気の巡り(気道の流れ)が滞りやすくなります。
- 肺は「宣発粛降(せんぱつしゅくこう)」といって、気と水を巡らせる臓。ここが滞ると咳や痰が出やすくなります。
- 腎は「納気(のうき)」をつかさどり、呼吸の吸い込みを助けます。腎気が弱ると、息を吸う力が低下して咳が止まりにくくなります。
- 肝はストレスや感情に関わる臓で、ストレスがたまると気が上に昇り、喉のあたりに詰まり感や咳を起こすこともあります。
つまり、夜の咳は「肺の気の滞り」「腎の弱り」「肝の緊張」などが複合して起こるケースが多いのです。
生活習慣と環境による影響
咳が夜に悪化する背景には、生活リズムや姿勢も関係しています。
- スマートフォンを寝る直前まで使う
- 姿勢が悪く猫背になっている
- エアコンや乾燥で喉が冷える
- 夜食やアルコールの摂取
- ストレスによる呼吸の浅さ
これらの要因が積み重なると、首・胸・背中の筋肉が硬くなり、呼吸が浅くなります。
そして、自律神経のリズムが乱れて「副交感神経の過剰優位→気道収縮→咳が出る」という悪循環に。
くろちゃん鍼灸整体院のアプローチ
当院では「夜の咳=気道の狭さと自律神経の乱れ」と考え、体の構造と神経の働きを整える施術を行います。
代表的な施術法を4つご紹介します。
① 骨盤矯正で呼吸リズムを整える
一見関係なさそうですが、骨盤の歪みは呼吸リズムに深く影響します。
骨盤が後傾すると、背中が丸まり、肋骨の動きが制限されて肺がしっかり膨らまなくなります。
骨盤矯正によって姿勢を正すと、横隔膜がスムーズに動くようになり、呼吸が深く安定します。
結果として、副交感神経と交感神経のバランスが整い、夜間の気道収縮が緩和され、咳の発作を起こしにくい体になります。
② 猫背矯正で胸郭を開く
猫背になると胸が圧迫され、肺が十分に広がりません。
それが咳を誘発しやすい姿勢につながります。
猫背矯正では、肩甲骨・胸椎・肋骨まわりの動きを丁寧に整え、呼吸筋(特に横隔膜・肋間筋)を活性化。
背中が自然に開くことで、肺への酸素供給がスムーズになり、咳反射の敏感さが軽減されていきます。
③ 鍼灸施術で気道の緊張を緩める
東洋医学的な視点から、鍼灸では「肺経」「腎経」「肝経」の経絡バランスを整えます。
- 肺兪・中府:呼吸を整え、咳を鎮める
- 腎兪:吸気を助け、夜間の呼吸を深くする
- 太衝・内関:ストレスを緩和し、肝気の高ぶりを鎮める
これらのツボを中心に、体全体の気の流れを調整していくことで、自律神経の働きを穏やかに整えます。
また、鍼灸の温熱刺激は副交感神経を安定させるため、咳だけでなく「眠りやすくなった」「息が楽になった」というお声も多くいただいています。
④ 頭部施術で中枢神経のリズムをリセット
自律神経の中枢は脳幹にあります。
そのため、頭部の緊張を和らげることはとても大切です。
頭皮や後頭部の筋肉がこわばると、呼吸や姿勢をコントロールする神経伝達が滞ります。
当院では、優しいタッチで頭皮をゆるめ、脳の血流と酸素供給を改善。
交感神経の興奮を鎮め、副交感神経の働きを「ほどよく」整えることで、夜間の咳を軽減します。
通院の目安と回復の流れ
夜間の咳が強い場合、まずは急性期として週2回の通院をおすすめします。
発作的な咳が落ち着いてきたら、週1回のリハビリ期に移行し、自律神経のリズムを安定化。
体質改善を目指す段階では、月2〜3回のメンテナンスを続けることで、季節の変化や気候の影響を受けにくい体を保てます。
ご予約・お問い合わせ
くろちゃん鍼灸整体院では、LINE・ホームページから24時間予約受付中です。
施術者が1人のため、予約枠が限られております。
「夜の咳がつらい」「眠れない」「胸が苦しい」などのお悩みをお持ちの方は、ぜひお早めにご連絡ください。
まとめ
夜になると咳が止まらないのは、単なる風邪ではなく、副交感神経の過剰優位による気道の収縮が原因であることが多いです。
東洋医学では「肺・腎・肝のバランスの乱れ」として捉え、鍼灸や整体で気の流れを整えることが改善への第一歩になります。
くろちゃん鍼灸整体院では、
- 骨盤矯正で姿勢と呼吸を整え
- 猫背矯正で胸郭を開き
- 鍼灸施術で経絡を整え
- 頭部施術で自律神経中枢を安定させる
という4つの柱で、夜間の咳に根本的にアプローチしていきます。
夜ぐっすり眠れるように、呼吸のリズムを取り戻すお手伝いをいたします。
【*効果には個人差があります】
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