はじめに
「日中は元気なのに、夜になると急に気持ちが沈む」「訳もなく涙が出たり、不安がこみ上げる」──そんなお悩みを感じていませんか?
このような情緒の不安定さは、心の弱さではなく自律神経とホルモン分泌のバランスの乱れによって起こることが多いです。
とくに季節の変わり目や気圧の変動が大きい時期、気温差が激しい日、仕事や人間関係のストレスが続くと、自律神経が乱れ、心身の切り替えがうまくいかなくなります。
夜になると交感神経から副交感神経に切り替わるはずが、緊張状態のまま過ごしてしまい、結果として「夜になると情緒が不安定になる」状態を招いてしまうのです。
自律神経とホルモンの関係
自律神経は、身体のリズムを整える司令塔です。
血流・体温・心拍・呼吸・消化・ホルモン分泌など、意識しなくても働いてくれている仕組みを支えています。
特にホルモンの分泌は、自律神経と密接な関係があります。
ストレスを感じると交感神経が優位になり、「コルチゾール」というストレスホルモンが多く分泌されます。
反対に、リラックス状態では「セロトニン」や「メラトニン」などの安定ホルモンが働き、気分を落ち着かせてくれます。
しかし、夜になっても交感神経が切り替わらないと、
- 眠りにつけない
- イライラする
- 涙もろくなる
- 不安や焦燥感が強くなる
- 動悸や胸の圧迫感を感じる
などの症状が現れます。
つまり「夜の情緒不安定」は、自律神経のスイッチが切り替わらず、ホルモン分泌のリズムが乱れてしまう結果なのです。
東洋医学から見た「夜の情緒不安定」
東洋医学では、この状態を「肝気鬱結(かんきうっけつ)」や「心陰虚(しんいんきょ)」として捉えます。
● 肝気鬱結(かんきうっけつ)
“肝”は気血の流れをスムーズにする働きを持ち、情緒を司ります。
ストレスや不満、我慢などで“気”が滞ると、イライラ・ため息・不眠・胸のつかえなどが現れます。
特に夜は“陰”の時間帯に入り、エネルギーが内側に向かうため、日中に抑えていた感情が出やすくなります。
● 心陰虚(しんいんきょ)
“心”は血の流れと精神活動を司る臓です。
過労・睡眠不足・思い悩みなどが続くと、血(けつ)や陰液が不足し、心が熱を持つ状態になります。
これにより、不眠・不安・動悸・涙もろさ・焦り・手足のほてりが起こります。
東洋医学的には、「肝」と「心」の調和を整えることが、夜の情緒不安定を改善する第一歩です。
夜に情緒が乱れるときの身体のサイン
- 寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める
- 夜になると不安感が強まる
- 動悸・息苦しさ・胸の圧迫感がある
- 頭や顔が熱く、足先が冷える
- 食欲が不安定になる
- 朝起きても疲れが取れない
こうしたサインは、「自律神経が休めていない」サインです。
気づかないうちに身体は常に“戦闘モード”になり、心も身体も休む時間を失っています。
骨盤矯正による自律神経へのアプローチ
骨盤は、背骨や内臓、自律神経を支える中心の土台です。
骨盤のゆがみがあると、背骨のラインが乱れ、交感神経と副交感神経の通り道である“自律神経幹”が圧迫されてしまいます。
【効果】
- 骨盤矯正により背骨の配列が整うと、自律神経の伝達がスムーズに
- 骨盤内の血流が改善し、ホルモンバランスの調整がしやすくなる
- 子宮や卵巣の働きにも好影響を与え、情緒の安定に貢献
特に女性の場合、骨盤の歪みはホルモン分泌の乱れに直結します。
夜になると情緒が揺れやすい方は、骨盤を整えることで、心の安定が得られやすくなります。
猫背矯正で「呼吸」と「感情」の通りを整える
猫背になると、胸郭が圧迫され、呼吸が浅くなります。
呼吸が浅いと、酸素が脳に届きにくくなり、情緒の安定に関わるセロトニンの生成が低下します。
【効果】
- 猫背を整えると、深い呼吸ができるようになり副交感神経が働く
- 肩や首の緊張が緩み、頭部への血流が改善
- 呼吸とともに感情のコントロールも回復
胸が開くだけで、「心が軽くなる」「ため息が減る」と感じる方が多いのは、神経の通りが良くなるからです。
鍼灸施術による自律神経・ホルモン調整
鍼灸施術は、自律神経のバランスを整える非常に有効な手段です。
ツボを刺激することで、交感神経の過緊張を抑え、副交感神経を活性化させ、血流を整えます。
【効果】
- 「百会」「神門」「太衝」などのツボ刺激で情緒の安定化
- ストレスホルモンの分泌を抑制
- セロトニン・エンドルフィンの分泌促進によるリラックス効果
- 睡眠の質向上、入眠のしやすさの改善
特に夜になると情緒が不安定になる方には、週2回の施術から始め、心身のリズムを整えることが大切です。
頭部施術で「脳の緊張」をリセット
頭の筋膜や頭皮には、交感神経が密集しています。
ストレスが続くと頭皮が硬くなり、脳への血流が減少し、情緒のコントロールが難しくなります。
【効果】
- 頭皮をゆるめることで脳血流が改善
- 副交感神経が優位になり、不安・焦燥感を和らげる
- 思考が整理され、気持ちの切り替えがスムーズになる
夜になると考えすぎて眠れない方にとって、頭部施術はまさに「心のスイッチオフ」を作る時間です。
通院ペースと回復の流れ
- 急性期:週2回(心身のリズムを安定させる時期)
- リハビリ期:週1回(情緒の波を穏やかに保つ)
- メンテナンス期:月2〜3回(季節やストレス変動への予防ケア)
定期的なケアを続けることで、夜の情緒の乱れが軽減し、朝の目覚めも安定してきます。
ご予約とご案内
くろちゃん鍼灸整体院では、
- LINE予約
- ホームページからの24時間予約
が可能です。
施術者は1名のため、予約が取りづらい日もございます。
お早めのご連絡をおすすめいたします。
まとめ
夜になると情緒が不安定になる原因は、心の問題だけではなく、自律神経とホルモンバランスの乱れにあります。
骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術を組み合わせることで、自律神経の流れを整え、夜の落ち込みや不安感をやわらげることができます。
季節の変わり目やストレスの多い時期にこそ、身体と心を整えるケアを行いましょう。
夜も穏やかに過ごせるようになり、朝の目覚めが軽やかになります。
【*効果には個人差があります】
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