東洋医学における「大腸気滞」とは
東洋医学では、身体を巡る「気・血・水」が調和を保つことで健康が維持されると考えられています。その中でも「気」は体内の機能を調整し、内臓の動きや感情のコントロールにも深く関わっています。
「大腸気滞(だいちょうきたい)」とは、その“気”が大腸のあたりで滞ることで、腸の働きが鈍り、お腹の張りやガス溜まり、便通異常などが現れる状態です。
大腸気滞の主な原因
- ストレスや情緒の不安定
イライラ・怒り・我慢などの感情が気の流れを妨げる - 不規則な食生活
暴飲暴食・冷たい物の摂取が腸の働きを低下させる - 運動不足
気の巡りが悪くなり、腸の蠕動運動も低下する
大腸気滞の典型的な症状
- お腹がパンパンに張る感じ
- ガスが溜まりやすく、頻繁に放屁が出る
- 便秘と下痢を交互に繰り返す
- 排便後もスッキリしない
- お腹をさわると張っていて硬い感覚がある
- 気分の落ち込みやイライラを感じやすい
東洋医学の診立てから見る気滞の特徴
東洋医学では「肝は疏泄を主る」と言われ、気の流れを調整する肝の働きが弱ると、気滞が発生しやすくなります。特に現代人に多い「肝気鬱結(かんきうっけつ)」タイプは、ストレスや感情の抑圧が原因で、消化器官に影響が出やすくなります。
大腸は「肺と表裏関係」にあるため、呼吸や皮膚の状態にも関係しており、気滞が長引くと肌のくすみや胸の圧迫感を感じるケースもあります。
【整体・鍼灸でのアプローチ】お腹の張りとガス溜まりを根本から改善
① 骨盤矯正:腸の位置を整え、物理的な圧迫を改善
骨盤の歪みがあると、腸がねじれたり圧迫されたりして、蠕動運動がスムーズに行われなくなります。骨盤矯正により腸の可動域を広げ、物理的な“詰まり”を解消することで、腸の働きが自然と整います。
② 猫背矯正:横隔膜の動きを改善し、ガスの排出を促進
猫背になると腹圧が高まり、横隔膜の動きが制限され、内臓下垂や腸管運動の低下を引き起こします。猫背矯正を通じて姿勢を改善することで、呼吸が深くなり、内臓全体の循環や排出機能が高まります。
③ 鍼灸施術:気の流れを整え、精神的な緊張も緩和
鍼灸では、足の陽明胃経・大腸経・肝経などを中心にアプローチします。とくに気の流れを整える「太衝(たいしょう)」「合谷(ごうこく)」「天枢(てんすう)」などのツボを刺激することで、腸の動きを活性化し、溜まったガスの自然な排出を促します。
また、自律神経のバランスも整うため、ストレス由来の気滞にも有効です。
④ 頭部施術:ストレス解放と自律神経調整
ストレスによる「肝気鬱結」が原因となる大腸気滞には、頭部の施術が特に効果的です。頭皮の緊張を緩め、頭のツボ(百会・神庭・印堂)を刺激することで、脳の緊張をほぐし、副交感神経優位のリラックス状態を促進。腸の働きが自然と高まります。
【施術頻度のご案内】
- 急性期(お腹の張りが強い・ガスが多いなど)
▶ 週2回の施術で早期改善を図ります - リハビリ期(張りやガスが軽減しはじめた段階)
▶ 週1回の施術で腸の動きを安定化 - メンテナンス期(再発予防・体質改善)
▶ 月2〜3回で腸の動きと気の巡りを持続サポート
【24時間WEB・LINE予約受付中】
「気になるお腹の張りやガス溜まり、我慢せずご相談ください」
くろちゃん鍼灸整体院では、LINE・ホームページから24時間いつでもご予約可能です。お気軽にご利用ください。
✅ LINE・ホームページから24時間予約受付中
今すぐご予約はこちらから!相談も予約もLINEでのご連絡が便利です!
📱LINE



コメント