はじめに
女性の体はホルモンのリズムによって日々変化しています。その中でも特に注目されるのが「脳温(のうおん)」です。基礎体温が排卵後の黄体期に約0.36℃上昇することはよく知られていますが、この体温上昇は実は脳の温度にも影響し、感情コントロールや集中力に乱れを起こす原因となることがあります。本記事では、女性ホルモンと脳温の関係、自律神経や東洋医学的な視点、さらに当院で行っている施術がどのように役立つかを詳しく解説いたします。
1. 女性ホルモンと脳温の関係
- **エストロゲン(卵胞ホルモン)**は排卵前に多く分泌され、体を活発にし、気分を明るく安定させます。
- **プロゲステロン(黄体ホルモン)**は排卵後に増加し、体温を上昇させる働きを持ちます。黄体期には基礎体温が0.3〜0.5℃程度上昇し、同時に脳温も上がりやすくなるのです。
この脳温上昇が持つ意味は二面性があります。
- 利点:受精卵の着床に適した環境を整える。
- 課題:脳の温度が高まると、情報処理効率が下がり、感情が揺れやすく、集中力が低下する。
2. 脳温上昇がもたらす症状
- 感情のコントロールが難しくなる(イライラ、不安感)
- 集中力の低下(勉強・仕事効率の低下)
- 睡眠の質が下がる(入眠困難、中途覚醒)
- 頭痛や肩こりが増える
- 自律神経の乱れによる倦怠感や動悸
3. 自律神経との関わり
脳温の上昇は自律神経のバランスに直結します。
- 脳が熱を持つと「交感神経」が優位になりやすく、リラックスできない状態が続きます。
- 睡眠時にも体が十分にクールダウンできず、「副交感神経」が働きにくくなるため、心身の回復力が落ちてしまうのです。
4. 東洋医学的な説明
東洋医学では、女性の月経周期や体温変化を「陰陽」の移り変わりで捉えます。
- 排卵前(卵胞期)は「陰」が盛んで、涼やかで安定した状態。
- 排卵後(黄体期)は「陽」が強まり、体内に熱がこもりやすい。
この「陽気の偏盛」が進むと、以下の病証につながります。
- 肝気鬱結:イライラや情緒不安定
- 心火亢進:不眠や動悸
- 肝脾不和:食欲不振や胃腸の不快感
鍼灸では、肝経・心包経・脾経を調整することで、過剰な「陽熱」を鎮め、自律神経のバランスを回復させます。
5. 当院の施術と効果
骨盤矯正
骨盤の歪みは骨盤内血流の停滞を招き、ホルモン分泌や自律神経に悪影響を及ぼします。矯正により子宮・卵巣周囲の血流が整い、ホルモンバランスが安定しやすくなります。
猫背矯正
猫背は胸郭を圧迫し、呼吸を浅くします。酸素不足は脳温をさらに上げ、集中力を奪う原因に。矯正によって呼吸が深くなり、脳への酸素供給が改善し、脳温上昇のリスクを抑えることができます。
鍼灸施術
鍼灸は自律神経の調整に非常に有効です。
- 百会・印堂:脳のクールダウン、集中力回復
- 太衝・三陰交:肝脾腎の調整、感情安定
- 神門・内関:不眠や動悸の改善
熱がこもった状態を鎮め、「気血」の流れをスムーズにします。
頭部施術
頭部マッサージや鍼施術は、脳血流を改善し、脳温を下げる効果が期待できます。リラックス効果も高く、イライラや不安感が和らぎます。
6. 通院の目安
- 急性期(症状が強い時期):週2回
- リハビリ期(安定してきた時期):週1回
- メンテナンス期(予防・体調維持):月2〜3回
7. ご予約について
当院では LINE・ホームページから24時間予約受付中 です。
ただし施術者は1人のため、予約が取りづらくなっております。ご希望の方はお早めにご連絡ください。
まとめ
女性ホルモンによる脳温の上昇は自然な現象ですが、感情の揺れや集中力の低下、自律神経の乱れを引き起こすことがあります。骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術を組み合わせることで、体と心の両面からサポートが可能です。女性特有の不調にお悩みの方は、ぜひご相談ください。
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