〜自律神経と東洋医学からみる「冬のまぶた問題」〜**
はじめに
「朝、寒くて目が開けにくい…」
「まぶたが重たくて、なんだか一日が始まらない」
そんなお悩み、実は冬になるととても増えます。
特に小田原市・南足柄市・開成町・秦野市・中井町・大井松田町のように、朝晩の冷え込みが強い地域では、まぶたの筋肉(眼瞼筋)がキュッと縮んでしまい、本来の動きがしづらくなることが起こります。
患者さんのお話を聞いていても、
「眠いわけじゃないのに目が開けられない」
「朝が一番しんどい」
「目の周りが冷えて重だるい」
といった声が多いです。
実はこれ、ただの眠気や気のせいではありません。
寒さによってまぶたを動かす筋肉の血流が落ちてしまい、神経の働きが鈍くなることで目が開けにくくなる現象なのです。
この記事では、
- 寒さでなぜ目が開けにくくなるのか
- 自律神経の観点からの説明
- 東洋医学でいう「気血」「腎陽」「寒邪」との関係
- 整体(骨盤矯正・猫背矯正)や鍼灸・頭部施術がどう改善につながるか
- 来院後の通院ペースの目安
これらを、来院される患者さんが“あ、これ私のことだ”と感じてもらえるよう、やさしい語り口でまとめています。
冬になるとまぶたが重くなる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
**寒さで目が開けにくい理由
──眼瞼筋の血流不足が引き起こす「まぶたの動きの鈍さ」**
まず最初にお伝えしたいのは、「目が開けにくい=目が悪い」ではありません。
多くの場合は 眼瞼挙筋(がんけんきょきん)や眼輪筋(がんりんきん)という“まぶたを動かす筋肉”の血流が落ちてしまうこと が原因です。
■ 冷えると筋肉は縮む
寒い場所で肩がすくむように、まぶた周りの筋肉も同じように固くなります。
- 筋肉が冷えて伸び縮みしにくい
- 血液が届きにくくなる
- 神経の伝達スピードが落ちる
その結果、
「目を開けるための指令は出ているのに、筋肉がうまく反応できない」
という状態になるのです。
■ 特に朝つらいのはなぜ?
理由は2つあります。
- 副交感神経が優位な睡眠中は血流がゆっくりになるため、冷えの影響を受けやすい
- 起床直後はまだ交感神経が完全に切り替わっておらず、筋肉を動かす準備ができていない
この2つが重なると、
「寒い朝に目が開けにくい」という典型的な症状が現れやすくなります。
自律神経からみる「まぶたが開きにくい」状態
■ 交感神経が「スイッチ入りにくい」
朝、体を起こすのは交感神経の役割です。
でも寒い日は、体温維持のために別のところにエネルギーが使われてしまい、
- 脳がうまく起動しない
- まぶたが動かない
- 視界が安定しない
といった「立ち上がりの悪さ」が起こります。
特に冬は、
- 血管が冷えで収縮
- 目の周りの末梢血管が細くなる
- 酸素が届きにくい
こうした流れから まぶたの反応が鈍くなる=目が開きにくい という症状に直結します。
■ ストレス・夜更かし・スマホ疲労も影響
自律神経が疲れていると、寒さのダメージをさらに受けやすくなります。
- 夜のスマホで交感神経が興奮
- 寝ても回復できない
- 翌朝、副交感神経から切り替わらない
その結果、「今日は特に目が開かない」という日が増えてしまうのです。
東洋医学からみる“寒さで目が開かない”現象
東洋医学では、冬の症状は 「寒邪(かんじゃ)」による気血の停滞 と捉えます。
また、まぶたを動かす力は 腎の陽気 とも深く関わります。
■ 寒邪が気血をせき止める
寒さは体の巡りを止める性質があります。
- 気の巡りが悪い
- 血が滞る
- 筋肉の動きが悪くなる
これが「まぶたが重く開けにくい」状態を引き起こします。
■ 腎陽の不足(腎陽虚)
冬は腎(じん)が弱りやすく、
- エネルギー不足
- まぶたを持ち上げる力が弱い
- 朝のだるさが強い
こういった症状が出やすくなります。
■ 肝血不足(肝の疲れ)
目の働きは「肝」と深く関連しています。
冬にストレスや疲労が重なると肝血が不足し、
- 目が乾く
- ピントが合いづらい
- まぶたが重い
などの症状が同時に現れることもあります。
東洋医学の視点から見ても、
“寒さ”+“自律神経疲労”の組み合わせがまぶたの不調を引き起こす のは自然なことなのです。
くろちゃん鍼灸整体院の施術がどう役立つのか
ここからは、当院で行っている施術が
「寒さで目が開けにくい症状」をどのように改善へ導くのかを解説します。
① 骨盤矯正:全身の血流を高め、目の周りの巡りも改善
「まぶたの問題なのに骨盤?」と思うかもしれません。
ですが、骨盤は 全身の血流と自律神経の要 です。
- 骨盤が歪む→背骨がねじれる
- 背骨がねじれる→自律神経の通りが悪くなる
- 自律神経が乱れる→末梢血流が低下
- 目の周りの筋肉にも血液が届かない
という流れが起きやすくなります。
骨盤矯正で土台を整えることで、
“体全体が温まりやすい体質”に変わり、まぶたの血流も改善しやすくなる のです。
② 猫背矯正:首肩の緊張を緩め、眼瞼筋への血流を確保
猫背は眼精疲労の大きな原因です。
- 首が詰まる
- 血管が圧迫される
- 目の周りへの血流が落ちる
- まぶたの動きが鈍くなる
特に冬は肩すぼみ姿勢になりやすいため、猫背矯正はとても効果的です。
姿勢が整うと、
目の周辺への血流がスムーズになり、まぶたが軽く開けられるようになります。
③ 鍼灸施術:まぶたの筋肉と自律神経へダイレクトにアプローチ
鍼灸はまさに「寒さで固まった筋肉」と「疲れた自律神経」に最も適した施術です。
◎ 眼瞼筋の血流を直接高める
目の周りにあるツボ(攅竹・太陽・承泣など)を使い、
- 冷えて縮んだ筋肉を緩める
- 血流を回復
- 神経伝達をスムーズにする
まぶたの重だるさがふっと抜ける方が多いです。
◎ 自律神経の調整
鍼灸には、
- 交感神経の過緊張を落とす
- 副交感神経の働きを高める
といった調整効果があります。
冬場の「朝スイッチが入らない」状態を改善し、
自然に目が開く感覚が戻ってきます。
④ 頭部施術(ドライヘッド):眼瞼筋の緊張を緩め、脳疲労も改善
頭部の緊張を緩めると、
まぶたの開けにくさは驚くほど改善します。
理由は、
- 眼瞼筋は頭部の筋膜とつながっている
- 頭皮が固いと目の周りも固くなる
- 脳疲労が強いと自律神経が切り替わらない
という3つの関係性があるからです。
当院の頭部施術では、
- 前頭部の筋膜
- 側頭筋
- 眼窩周囲
- 頭皮の血流
これらを丁寧に緩めていきます。
施術後は、
「目がスッと開く感じ」
「上まぶたが軽い」
と感じる方が多いです。
通院目安
症状の強さにより変わりますが、一般的な目安はこちらです。
- 急性期(つらい時期):週2回
- リハビリ期(安定していく時期):週1回
- メンテナンス期(良い状態を維持):月2〜3回
特に冬場は気温差・気圧差・乾燥で自律神経が乱れやすいため、
定期的なケアが症状の再発予防に非常に役立ちます。
予約について
くろちゃん鍼灸整体院では、
- LINE予約
- ホームページ予約
どちらも 24時間受付中 です。
施術者が一人で対応しているため、
予約が取りづらい状況が続いております。
ご希望の日時がある方は、早めのご連絡をおすすめいたします。
【*効果には個人差があります】
✅ LINE・ホームページから24時間予約受付中
今すぐご予約はこちらから!相談も予約もLINEでのご連絡が便利です!
📱LINE![]()






コメント