―眠気がこないのは深部体温が下がっていないためです―
はじめに
夏の夜、布団に入ってもなかなか眠れない。エアコンをつけているのに寝つきが悪い…そんな経験はありませんか?
実はこの現象、熱中症による体内温(特に深部体温)の上昇が関係している可能性があります。
人は眠る前に体温を自然に下げることで眠気を誘発しますが、熱が体内にこもっているとこの温度調節がうまくいかず、入眠が妨げられます。
本記事では、
- 深部体温と睡眠の関係
- 自律神経から見た夜間の体温調節
- 東洋医学的に見る夏の寝つきの悪さの原因
- 当院の施術(骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術)による改善アプローチ
までを詳しく解説します。
1. 深部体温と睡眠の関係
私たちの体は、眠る前に手足の血流を増やし、熱を放散して深部体温を下げる仕組みを持っています。
ところが、熱中症や夏の高温多湿の環境では、深部体温が下がりきらないまま夜を迎えてしまい、入眠のスイッチが入りません。
寝つきが悪くなるメカニズム
- 日中の暑さや活動で体内に熱が蓄積
- 発汗や皮膚血流で放熱するが、外気温や湿度が高いと効率低下
- 深部体温が高止まりしたまま夜を迎える
- 脳が「まだ昼間」と誤認し、眠気を抑制
このようにして「寝ようとしても眠気が来ない」状態が生まれます。
2. 自律神経と夜間の体温調節
深部体温のコントロールには自律神経が大きく関わります。
自律神経の役割
- 交感神経:活動モード、体温上昇を促進
- 副交感神経:休息モード、体温を低下させ睡眠を誘発
日中の暑さやストレスが続くと交感神経優位の状態が夜まで残り、血管が収縮して放熱が妨げられます。これが「布団に入っても体が熱い」状態をつくります。
熱中症との関連
熱中症では、体温調節中枢がオーバーヒート状態に陥ります。その結果、
- 体温低下のための皮膚血流拡張が働きにくい
- 体表温は下がらず、深部体温は高止まり
- 睡眠リズムが崩れやすくなる
3. 東洋医学から見る「寝つきの悪さ」
東洋医学では、夏の寝つきの悪さは心(しん)と腎(じん)のバランスの乱れ、そして陰陽の調和崩れと捉えます。
主な原因パターン
- 心火旺盛(しんかおうせい)
暑さやストレスで心に熱がこもり、精神が落ち着かず眠れない。
症状:動悸、口渇、寝汗、夢が多い - 腎陰虚(じんいんきょ)
体内の陰液(冷やす力)が不足し、熱を抑えられず不眠に。
症状:ほてり、のぼせ、耳鳴り、夜間の多尿 - 湿熱内盛(しつねつないせい)
湿気と熱が体内にこもり、気血の巡りが滞って眠りに入れない。
症状:頭重、倦怠感、口の粘つき
4. 当院での改善アプローチ
骨盤矯正
骨盤の歪みは全身の血流や神経伝達を妨げます。深部体温を効率的に下げるには、骨盤を整え下肢の血流改善を図ることが重要です。血液がスムーズに流れれば放熱が促進され、眠りやすい体へと変わります。
猫背矯正
猫背や巻き肩は胸郭を圧迫し、呼吸が浅くなります。呼吸が浅いと副交感神経が働きにくく、眠気が訪れません。背骨と肩の位置を正すことで呼吸が深くなり、自然とリラックスモードに入れます。
鍼灸施術
鍼灸は経絡を通じて気血の巡りを改善し、体内の熱と冷えのバランスを整えます。特に百会、神門、三陰交などのツボは、不眠や熱感の改善に有効です。
頭部施術
頭皮や側頭部の筋緊張を緩めることで、脳の血流が改善し、体温調節中枢の負担を軽減します。これにより深部体温が下がりやすくなり、自然な眠気を誘導します。
5. 通院の目安
- 急性期(症状が強い時期):週2回
- リハビリ期(改善が見え始めた時期):週1回
- メンテナンス期(安定維持):月2〜3回
症状の度合いや生活習慣によって調整します。
6. 予約方法
当院ではLINE・ホームページから24時間予約受付中です。
「夜の寝つきの悪さで夏がつらい…」という方は、早めのケアがおすすめです。
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