【東洋医学における「小腸実熱」とは?】
東洋医学では、小腸は五臓六腑のうち「心」と密接な関係を持つ臓腑とされます。心と小腸は「表裏関係」にあり、心の熱(心火)が過剰になると、その熱が小腸へと波及し、「小腸実熱(しょうちょうじつねつ)」という状態を引き起こします。
この状態では、熱が小腸の水分代謝に影響を与え、本来透明で淡い尿が、赤みがかった濃い色の尿として排出されるようになります。排尿時に灼熱感や痛みを伴うこともあります。場合によっては頻尿や尿意切迫、口渇、心煩(イライラ)、不眠などの症状も現れることがあります。
小腸実熱の主な原因:
- 過度な精神的ストレスや怒りによる「心火の亢進」
- 辛い物・アルコールなどの熱性食物の摂り過ぎ
- 睡眠不足や夜更かしによる心神の疲弊
- 暑熱の環境による内熱の蓄積
舌診や脈診の特徴:
- 舌は赤く、舌尖がより赤くなる
- 舌苔は黄・乾燥しがち
- 脈は数(速い)で、時に弦(張っている)や滑(すべる)も伴う
【放置するとどうなる?】
小腸実熱をそのままにすると、尿路炎や膀胱炎のような症状、さらには精神不安・動悸・のぼせ・不眠など「心火上炎」による症状が慢性化することもあります。
【くろちゃん鍼灸整体院での施術アプローチ】
小腸実熱による尿の変化や不快感に対し、当院では東洋医学に基づく多角的アプローチを行っています。
◆ 骨盤矯正
骨盤のゆがみは、内臓の位置や機能に影響します。特に小腸や膀胱まわりの血流・リンパ循環を整えるために、骨盤の位置を整えることで、内熱の排出やデトックス機能の回復が期待できます。
◆ 猫背矯正
猫背は自律神経や心肺機能にも影響を与え、熱のこもりやすい体質を助長します。姿勢を正すことで呼吸が深くなり、心火を冷ます方向へと身体を導きます。
◆ 鍼灸施術
以下の経穴を中心に、熱を冷ます・心火を沈める施術を行います:
- 心兪(しんゆ)・小腸兪(しょうちょうゆ):心と小腸の熱を抜く
- 陰谷(いんこく)・少海(しょうかい):水を補い、熱を冷ます
- 曲池・合谷:実熱を外に出す代表穴
- 三陰交・太渓:体全体の水分代謝の改善と腎機能の強化
局所の熱を鎮めるだけでなく、全身の気血水のバランスを整える施術を行うことで、小腸の熱を根本から治療していきます。
◆ 頭部施術(ヘッドケア)
心火の影響で頭部に熱がこもると、思考過多・不眠・イライラが現れます。頭部への優しい手技や鍼刺激で、神経の高ぶりを鎮め、心の落ち着きを取り戻す効果があります。
【施術頻度のご案内】
- 急性期(症状が強い時期):週2回の集中的な施術で熱を鎮めます
- リハビリ期(症状が和らいできたら):週1回の体質調整で再発予防
- メンテナンス期(安定期):月2〜3回の施術で体内環境を維持します
【予約は24時間受付中】
当院では【LINE】・【ホームページ】からのご予約を24時間いつでも受け付けております。気になる症状がある方は、まずはお気軽にご相談ください。
【小田原市・くろちゃん鍼灸整体院】
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