はじめに
年末が近づくと、なんとなく胃の調子が悪くなる――そんな経験はありませんか?
「食べすぎたわけでもないのに胃が重い」「ムカムカして気持ち悪い」「ストレスで胃が痛む気がする」。
このような不調は、実は自律神経の乱れ、特に“迷走神経”の働きの低下が関係していることが多いのです。
くろちゃん鍼灸整体院でも、12月になると胃の不快感や食欲不振を訴える方が一気に増えます。
寒暖差や仕事の追い込み、忘年会シーズンの生活リズムの乱れなどが重なり、副交感神経を担う迷走神経がうまく働けなくなるのです。
この記事では、
- 年末に胃が不調になる原因
 - 自律神経(迷走神経)のメカニズム
 - 東洋医学から見た「胃の弱り」と「気の停滞」
 - 骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術による改善法
を詳しく解説していきます。 
年末に胃が不調になるのはなぜ?
1. ストレスで自律神経がアンバランスに
年末は「一年の締めくくり」として仕事や家事が立て込み、心身が緊張状態になりやすい時期です。
その結果、交感神経(緊張モード)ばかりが優位になり、迷走神経(副交感神経)が働けなくなるのです。
胃の動きや胃酸分泌は、副交感神経が支配しています。
つまり、ストレスや緊張が続くと副交感神経が抑えられ、胃が「動きたくても動けない」状態になります。
- 食べても胃が重い
 - 消化が遅い
 - 胃もたれや胸やけ
 - 吐き気、ゲップ、食欲不振
 
これらはすべて、迷走神経の働きの低下によって胃の働きが鈍くなっているサインです。
2. 寒暖差と冷えによる血流の悪化
12月は朝晩の冷え込みが一段と厳しくなり、体が冷えやすくなります。
冷えによって胃まわりの血流が悪くなると、消化機能も低下します。
特に女性や冷え性の方は、胃の表面温度が下がることで内臓の筋肉が硬直し、蠕動運動(ぜんどううんどう)が鈍くなる傾向にあります。
東洋医学では、この状態を「脾胃の陽気不足」と呼びます。
冷えが長引くと、胃腸だけでなく全身の代謝まで落ちていきます。
3. 暴飲暴食・不規則な生活
忘年会やクリスマス会など、12月は食生活が乱れやすい季節です。
夜更かし、寝不足、飲酒の増加などが続くと、胃腸を休ませる時間がなくなります。
それがさらに迷走神経を弱らせ、**「胃が疲れているのに回復できない」**という悪循環を引き起こします。
自律神経と迷走神経の関係をわかりやすく解説
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」に分かれ、心臓・胃腸・血管・発汗・呼吸などを無意識にコントロールしています。
その中で迷走神経は、副交感神経の大部分を担う重要な神経です。
迷走神経の働き
- 胃や腸の蠕動を促す
 - 胃酸分泌を整える
 - 心拍数を落ち着かせる
 - 呼吸をゆっくりにする
 - 安心感・リラックス感をもたらす
 
つまり、迷走神経がしっかり働くと、食後に自然と眠気がくるような穏やかな状態になります。
一方、迷走神経が弱ると「食べても胃が動かない」「緊張して消化できない」という状態になり、胃の不調が続きます。
東洋医学で見る「年末の胃の不調」
東洋医学では、胃の働きは「脾胃の気」が司るとされます。
この「気」が滞ったり、冷えによって弱ることで、次のような不調が出てきます。
- 脾虚(ひきょ):食後の眠気、食欲不振、倦怠感
 - 胃寒(いかん):胃の冷え、キリキリする痛み、温めると楽になる
 - 肝気犯胃(かんきはんい):ストレスで胃が張る、げっぷが多い、胸のつかえ
 - 湿滞(しったい):体が重い、舌が白くベタつく、胃がもたれる
 
年末のようにストレスと冷えが同時にやってくる季節は、まさに肝(ストレス)と脾胃(消化)のバランスが乱れる時期です。
心と体のバランスが崩れることで、胃だけでなく全身の気血の流れまで停滞してしまいます。
くろちゃん鍼灸整体院の施術で整える迷走神経と胃の働き
当院では、胃の不調を「神経・血流・姿勢・内臓」の4つの面から整えていきます。
① 骨盤矯正:内臓が働きやすい姿勢をつくる
骨盤が前傾や後傾していると、内臓が圧迫され、胃の位置も下がってしまいます。
この状態では、食後の膨満感や胃下垂が起きやすく、迷走神経の伝達もスムーズにいきません。
骨盤矯正では、内臓が正しい位置に収まる骨格バランスを整え、胃周辺の血流と神経の通りを改善します。
その結果、胃の動きがスムーズになり、食後の重だるさが軽くなっていきます。
② 猫背矯正:胸郭の開きを整え、迷走神経の通りを改善
デスクワークやスマホ姿勢が続くと、背中が丸まり、胸が圧迫されます。
すると、迷走神経が首から胸、胃へと下がるルートが圧迫され、呼吸も浅くなります。
猫背矯正で胸郭を開くと、深い呼吸ができるようになり、迷走神経が働きやすくなるのです。
自律神経のリズムが整うと、胃酸分泌や消化も自然に回復していきます。
③ 鍼灸施術:胃と迷走神経のバランスを整える
鍼灸は、自律神経のバランス調整に非常に有効です。
特に、胃の不調に関連するツボとして以下が代表的です。
- 中脘(ちゅうかん):胃の働きを整える
 - 足三里(あしさんり):消化機能を高める
 - 内関(ないかん):ストレスによる胃の不快感を鎮める
 - 神門(しんもん):不安や緊張を和らげる
 
これらのツボを丁寧に刺激することで、胃腸の蠕動を促進し、迷走神経の働きを活性化します。
また、血流が改善することで冷えの軽減にもつながります。
④ 頭部施術:脳のリラックスを引き出し、迷走神経をオンにする
迷走神経は脳幹から出ています。
つまり、脳が緊張状態では迷走神経も働けません。
頭部施術では、側頭筋や後頭下筋群を優しく緩め、**脳の過緊張を解くことでリラックス状態(副交感神経優位)**へ導きます。
施術後には「お腹が鳴ってきた」「体が温かくなった」という方も多く、これは胃腸が再び動き出したサインです。
通院の目安と回復の流れ
- 急性期(症状が強い時期):週2回
 - リハビリ期(改善が見られてきた時期):週1回
 - メンテナンス期(再発予防・自律神経安定):月2〜3回
 
自律神経の乱れは「戻りやすい性質」があるため、安定期までしっかり整えることが大切です。
通院を重ねることで、胃だけでなく睡眠や気分、冷えや疲労感の改善にもつながります。
日常生活でできる迷走神経ケア
- ゆっくり深呼吸を意識する
 - 食後は5分間でもいいので上半身を起こして座る
 - 温かい飲み物で胃を冷やさない
 - 寝る前のスマホ時間を減らす
 - お風呂で腹部を温める
 
これらの習慣を取り入れるだけでも、迷走神経が働きやすい体をつくれます。
まとめ
年末の胃の不調は、単なる食べすぎではなく、ストレス・冷え・姿勢の乱れによる迷走神経の低下が関係しています。
くろちゃん鍼灸整体院では、
- 骨盤矯正で内臓の位置を整え、
 - 猫背矯正で呼吸と神経の通りを改善し、
 - 鍼灸施術で自律神経のバランスを回復し、
 - 頭部施術で脳のリラックスを引き出す。
 
この4方向からのアプローチで、年末特有の胃の疲れを根本から改善へ導きます。
胃の不調でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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