【東洋医学で見る「心包熱」とは】
東洋医学における「心包」とは、「心(しん)」という臓器を外側から守る膜のような存在であり、感情や熱のコントロールにも深く関与しています。
心の熱(=心火)が強くなりすぎると、心自体を守る心包にまで熱が及び、「心包熱(しんぽうねつ)」と呼ばれる状態になります。
この状態では以下のような症状が現れます:
- 胸のつかえ(胸悶)
- 発熱、微熱が長く続く
- 不安感や焦燥感、時に錯乱
- 意識の混濁やうわごと
- 舌尖部の紅色化・苔が黄く厚くなる
- 脈が数でやや滑(ぬめりのある早い脈)
特に「胸が詰まる」「胸がモヤモヤして苦しい」という訴えは、身体に熱がこもり、気の巡りが阻害されている証拠です。心包熱は感情の高ぶりやストレス、外邪(特に温邪)などが誘因となることが多く、精神的な緊張と深く関係しています。
また、心包は心と密接な関係にあるため、心神(しんしん:精神活動)がかき乱されると、イライラ、不眠、不安感、焦燥、落ち着かなさといった自律神経失調症のような症状が目立つようになります。
【くろちゃん鍼灸整体院での施術提案】
● 骨盤矯正
骨盤の歪みは、全身の気血の流れを妨げ、自律神経にも影響します。骨盤を整えることで、下半身からの気の上昇をスムーズにし、心包の熱を「抜く」ように全体のバランスを取ります。特に胸郭との連動を高めることで呼吸も深くなり、胸のつかえが緩和されます。
● 猫背矯正
猫背により胸郭が狭くなると、物理的にも精神的にも「胸が詰まる」感覚が強くなります。姿勢改善により、心肺のスペース確保と呼吸改善が期待でき、心包の熱を逃がす助けとなります。
● 鍼灸施術
心包経・心経・厥陰肝経・厥陰心包経などを中心に、以下のような経穴への施術を行います:
- 内関(ないかん):心包経に属し、胸悶・動悸・不安感に効果的
- 神門(しんもん):心経の要穴で、精神安定や睡眠改善にも有効
- 大陵(だいりょう):心包経の原穴、熱を冷ます作用あり
- 郄門(げきもん):急性の精神不調にも対応可能
- 太衝(たいしょう):肝の熱を抜き、気の流れを整える
熱を散らす鍼法や、冷却効果を狙った灸の併用も行い、心包にこもった熱を「内から静める」アプローチを取ります。
● 頭部施術
精神過活動や不眠傾向には頭部の緊張緩和が必要です。頭皮や後頭部、耳周囲などにアプローチし、副交感神経の優位化と脳内循環の改善を図ります。結果として、イライラ・胸苦しさ・寝つきの悪さの改善が期待できます。
【通院プラン】
- 急性期(強い胸悶・精神症状・不眠):週2回の施術で早期安定を目指します
- リハビリ期(症状軽減後、再発防止):週1回のメンテナンス施術で気血の調整
- 維持期(月2〜3回):季節の変化やストレスによる再発予防として定期ケア
【ご予約・アクセス】
🌿 くろちゃん鍼灸整体院(小田原市)
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