はじめに
「最近、忙しい日が続くとフラッとする」「立ち上がった時にクラッとする」「耳鳴りや頭の重さも一緒に出てくる」
そんな症状を感じていませんか?
仕事・家事・育児に追われて、自分の体を気づかう余裕もなく、気がつけば“めまい”が頻繁に起こっている…。
それは、自律神経のバランスが崩れ、交感神経が過剰に働いているサインかもしれません。
くろちゃん鍼灸整体院でも、「忙しい時期になると決まってめまいが出る」「休日になると少し楽になるけど、また平日に戻ると再発する」という患者さんが多く来院されます。
この記事では、忙しさによって起こるめまいのメカニズムと、東洋医学から見た原因、そして当院の施術でどう整えていくかを丁寧に解説していきます。
忙しさと交感神経の関係
人の体は「活動」と「休息」を自律神経がコントロールしています。
活動を担当するのが交感神経、休息を担当するのが副交感神経。
本来なら、朝起きると交感神経が働き、夜は副交感神経が優位になって眠りにつくというリズムが保たれています。
しかし、忙しさやストレスが続くと、常に交感神経が“ON”の状態になり、体が休まらなくなります。
交感神経が過剰に働くと──
- 血管が収縮して、脳への血流が減る
- 呼吸が浅くなり、酸素の供給が不足する
- 筋肉が硬くなって首や肩の血流が悪化する
これらが重なって、「めまい」「ふらつき」「頭の重さ」「耳の圧迫感」などが現れやすくなります。
自律神経性のめまいの特徴
交感神経が過剰に緊張しているときのめまいには、いくつかの特徴があります。
- 忙しいとき・緊張しているときに強く出る
- 立ちくらみよりも“フワフワ感”が多い
- 耳鳴り・耳閉感を伴うことがある
- 寝不足・疲労時に悪化する
- 安静にしているときには軽くなる
一方で、耳の病気や脳の疾患が原因で起こるめまいとは異なり、検査では「異常なし」と言われることが多いのも特徴です。
それが、自律神経の乱れによる“機能的なめまい”なのです。
東洋医学からみた「忙しいとめまい」
東洋医学では、めまいを「眩暈(げんうん)」と呼び、気血の巡りの不調や、肝・脾・腎のバランスの乱れが関係していると考えます。
● 肝(かん)の乱れ
「肝」は気の流れを司る臓。ストレスや緊張、忙しさで“肝気”が滞ると、頭部への気血の巡りが悪くなり、めまいや頭重感を招きます。
特に「怒り」「焦り」「緊張」が続くと、肝のエネルギーが上にのぼり、ふらつき・頭の熱感・目の疲れを伴いやすくなります。
● 脾(ひ)の弱り
「脾」は消化吸収をつかさどり、体全体にエネルギーを巡らせる働きをします。
忙しさで食事が乱れたり、寝不足が続くと、脾の働きが落ち「気虚(エネルギー不足)」の状態に。
結果、頭への血流が足りず、立ちくらみや冷えを伴うめまいが起こります。
● 腎(じん)の消耗
長期間の疲労や睡眠不足は、「腎精(じんせい)」を消耗します。
腎は生命エネルギーの貯蔵庫。腎が弱ると体のバランスを保つ力が低下し、体の軸がブレるようなふらつきが出やすくなります。
骨盤矯正で自律神経の軸を整える
自律神経の乱れは、実は骨格の歪みと深く関係しています。
特に骨盤が傾くと、背骨全体のバランスが崩れ、自律神経が通る脊髄への負担が増えます。
くろちゃん鍼灸整体院の骨盤矯正では、
- 骨盤の左右差や前後傾をミリ単位で整える
- 自律神経が集まる腰椎〜仙骨の緊張を緩める
- 重心バランスを安定させる
ことで、全身の血流と神経の流れをスムーズに戻していきます。
骨盤が安定すると「フラッとする感じが減った」「足元の安定感が違う」と実感される方が多いです。
猫背矯正で首の血流を改善
忙しい日常でパソコンやスマホを見る時間が長くなると、頭が前に出た“猫背姿勢”になりがちです。
この姿勢は、首の筋肉を圧迫し、脳への血流を妨げるため、めまいの原因になります。
猫背矯正では、
- 胸を開き、呼吸を深くする
- 首・肩・背中の筋緊張を解放する
- 自律神経の中枢がある首周辺をリラックスさせる
これにより、交感神経の過緊張が緩み、頭が軽くなった感覚を取り戻せます。
鍼灸施術で交感神経の興奮を鎮める
鍼灸は、自律神経バランスの調整にとても効果的です。
交感神経が優位になっている状態では、体が常に「戦闘モード」。
鍼でツボを刺激することで、副交感神経の働きを高め、リラックス状態を作ります。
特に、めまいに関連するツボとしては──
- 風池(ふうち):首の後ろのくぼみ。脳への血流を改善。
- 百会(ひゃくえ):頭頂部。全身の気を上に集め、安定させる。
- 太衝(たいしょう):足の甲のツボ。肝の気を整え、ストレス性のめまいに有効。
- 内関(ないかん):手首内側。自律神経と消化器の働きを整える。
症状や体質を丁寧に見極めながら、全身の気血水の流れを整える施術を行います。
施術後は「体がポカポカする」「頭の中がスッキリする」「めまいの不安が減った」と感じる方が多いです。
頭部施術で脳の血流と自律神経をリセット
頭部の筋肉が硬くなると、頭皮の下に張りめぐらされた血管が圧迫され、脳の血流が低下します。
さらに、頭皮の緊張は自律神経の中枢にも影響を与え、ストレス耐性を下げてしまいます。
当院の頭部施術では、
- 前頭部〜側頭部〜後頭部をやさしくほぐす
- 頭蓋骨の微細な動きを整える
- 眼精疲労や脳疲労をリセット
これにより、「頭の中のモヤが晴れるように軽くなった」と多くの方が実感されます。
頭部施術は特に、睡眠の質向上やめまい・耳鳴りの軽減にもつながります。
東洋医学的セルフケアのすすめ
自宅でできる簡単なケアも併せてご紹介します。
● 1. 深呼吸と軽いストレッチ
忙しいときほど呼吸が浅くなります。
1日3回、ゆっくりとした深呼吸を行い、体に「休んでいいよ」という信号を送りましょう。
● 2. 温かい飲み物を選ぶ
コーヒー・エナジードリンクの摂りすぎは交感神経を興奮させます。
代わりに、黒豆茶・生姜茶・とうもろこしひげ茶などの温性のお茶で血流をサポートしましょう。
● 3. 目と首を冷やさない
首の後ろ(風池付近)は自律神経の要所。冷えるとめまいが出やすくなるため、マフラーや温タオルで温めましょう。
通院の目安と回復の流れ
めまいは自律神経が長期間疲れて起こるため、1〜2回の施術で完全に消えるものではありません。
くろちゃん鍼灸整体院では、体の回復リズムに合わせて段階的にケアを行います。
- 急性期:週2回(体の過緊張を緩める時期)
- リハビリ期:週1回(自律神経と姿勢を安定化)
- メンテナンス期:月2〜3回(再発予防・体調維持)
継続することで、**「以前のように忙しくてもめまいが出にくくなった」**という体質改善を目指します。
ご予約とご案内
くろちゃん鍼灸整体院では、
LINE・ホームページから24時間予約受付中です。
施術者が1人のため、予約が取りづらい日もございます。
特に季節の変わり目や繁忙期は混み合いますので、
お早めのご連絡をおすすめいたします。
まとめ
「忙しいとめまいが増える」という症状は、体が限界のサインを出している証拠です。
交感神経の過緊張をそのまま放っておくと、慢性的な不眠・頭痛・肩こり・情緒不安にもつながります。
骨盤矯正で体の軸を整え、猫背矯正で首の血流を改善し、鍼灸と頭部施術で自律神経をリセット。
この4本柱の施術で、心と体のバランスを再び取り戻しましょう。
「忙しいけど、めまいを気にせず動ける毎日」を目指して、私たちが全力でサポートします。
【*効果には個人差があります】
✅ LINE・ホームページから24時間予約受付中
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