〜自律神経と東洋医学からみる異常感覚の正体〜
はじめに
真夏の炎天下や蒸し暑い環境で「手足がしびれる」「感覚が鈍い」といった症状を経験したことはありませんか?単なる疲れや姿勢の悪さと思って放置すると、実は熱中症の初期サインや自律神経・神経系のトラブルである可能性もあります。
手足のしびれは、体内の熱・水分・神経伝達のバランスが崩れたときに現れる重要な警告信号です。この記事では、西洋医学と東洋医学の両面から原因を解説し、当院で行っている骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術がどのように改善に役立つのかを詳しくご紹介します。
手足のしびれと熱中症の関係
熱中症は「体温調節機能の破綻」によって起こる症候群です。体温が上昇すると、脳は血管を拡張させ発汗を促し体温を下げようとします。しかし、強い暑さや水分不足で体がうまく対応できなくなると、神経や血流にも影響が及びます。
- 体液不足による電解質の乱れ:ナトリウムやカリウムが不足すると神経伝達が乱れ、しびれや筋肉の痙攣が出やすくなる。
- 血流障害による末梢神経圧迫:高温によって血管が拡張し、むくみや血流不全が神経を圧迫し異常感覚が起きる。
- 自律神経の疲弊:交感神経・副交感神経の切り替えが乱れることで、神経伝達の誤作動が生じる。
こうした背景から、暑さの中で手足がしびれる場合には熱中症の前触れである可能性を見逃してはいけません。
自律神経からみる「しびれ」のメカニズム
自律神経は体温調節や血流コントロールを担っています。
- 交感神経は血管を収縮させ、緊張や発汗を促す。
- 副交感神経は血管を拡張させ、休息や修復を担う。
暑さで交感神経が過剰に働くと、末梢血管が収縮し神経に十分な酸素が行き渡らなくなり、しびれや感覚鈍麻が現れます。また、副交感神経の働きが低下すると、回復機能が追いつかず不調が長引いてしまいます。
東洋医学からみる「手足のしびれ」
東洋医学では、しびれは「気血水」の巡りが滞ることで起こると考えます。
- 気虚(エネルギー不足):熱さで体力が消耗し、手足まで気が巡らない。
- 血瘀(血の滞り):血流が悪化して神経が養われず、しびれや冷感が出る。
- 湿邪(水分停滞):夏の湿気や発汗異常で水分代謝が崩れ、重だるさやしびれを伴う。
つまり「暑さ+湿気+体力消耗」が重なることで、東洋医学的にもしびれが悪化しやすいといえます。
当院での施術アプローチ
1. 骨盤矯正
骨盤の歪みは全身の血流・神経伝達を妨げます。骨盤を正すことで、下肢への血流が改善し、しびれやむくみの緩和につながります。特に長時間の座位や冷房による腰部の硬直がある方に効果的です。
2. 猫背矯正
猫背は首や肩の神経を圧迫しやすく、自律神経の中枢である首周囲の血流を阻害します。姿勢を整えることで呼吸が深くなり、自律神経のバランスも安定。しびれや感覚異常の改善に直結します。
3. 鍼灸施術
鍼灸は「気血水」の巡りを整える東洋医学的アプローチです。
- 鍼で血流を促進し、神経の興奮を鎮める。
- 灸で体を温め、冷房や湿気で滞った巡りを改善。
特に「合谷」「足三里」「曲池」などの経穴は、しびれや神経過敏に有効です。
4. 頭部施術
頭部は自律神経の司令塔である脳に直結しています。頭皮や後頭部の筋緊張を解放することで、交感神経の過剰緊張を緩和。リラックス作用により、全身のしびれ症状や感覚異常を軽減します。
通院の目安
- 急性期(症状が強い時期):週2回
- リハビリ期(回復過程):週1回
- メンテナンス期(安定・予防):月2〜3回
定期的なケアで自律神経と血流の安定を図ることが、再発予防につながります。
ご予約について
当院は施術者1人のため、予約が大変取りづらくなっております。
LINE・ホームページより24時間予約受付中です。お早めにご連絡ください。
まとめ
暑い中で手足がしびれるのは、単なる疲労ではなく「熱中症の前触れ」や「自律神経・神経系のトラブル」であることがあります。放置せず、早めのケアと施術で体を整えることが大切です。
当院では、骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術を組み合わせ、患者さま一人ひとりの体質と症状に合わせたアプローチを行っています。
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