〜情緒と生理反応の両面からアプローチを〜
はじめに
夏の暑さの中で、特に感情的な刺激がないのに涙が出てしまう——そんな経験はありませんか?
「感動して泣く」「悲しくて泣く」といった情緒的な涙とは異なり、暑さによって自然と涙があふれる場合、それは自律神経の緊張が関係している可能性があります。
本記事では、自律神経の働きと東洋医学の視点から、この現象の原因と対策を詳しく解説し、くろちゃん鍼灸整体院で行っている施術の効果についてもお伝えします。
1. 暑さで涙が出やすくなる仕組み
1-1. 自律神経の役割と涙の関係
自律神経は交感神経と副交感神経からなり、体温・発汗・呼吸・涙の分泌など、意識せずに行われる機能をコントロールしています。
特に涙腺は副交感神経の支配を強く受けており、暑さによる体温上昇や体内環境の変化で自律神経が乱れると、涙の分泌量が増えることがあります。
暑さで交感神経が過剰に働くと、体は放熱しようとして血管を拡張します。このとき、顔面の血流量も変化し、涙腺を刺激することがあります。さらに、暑さによる脱水や目の乾燥を感知して、涙を分泌しようとする反応も加わります。
1-2. 情緒面とのつながり
自律神経は情緒と密接に結びついています。暑さで体がストレス状態になると、感情をコントロールする脳の扁桃体や視床下部も影響を受け、軽い感情の揺れでも涙が出やすくなります。
この現象は「情緒性涙」と呼ばれるもので、暑さによる生理的反応と、感情のしきい値の低下が重なって起こります。
2. 東洋医学的な見方
2-1. 暑邪と心・肝・肺
東洋医学では、夏の暑さを「暑邪(しょじゃ)」と呼びます。暑邪は心(しん)に影響を与えやすく、精神活動や感情の安定にも関わるため、涙や情緒不安定を引き起こすことがあります。
- 心(しん):神(精神活動)を主る臓で、過剰な熱により情緒が揺らぎやすくなる。
- 肝(かん):情緒の流れを司る。暑さと湿気が肝の疏泄機能を妨げると、感情がこもりやすく涙も出やすくなる。
- 肺(はい):涙と同様に体液(津液)を管理。肺が乾燥や熱で機能低下すると、目の潤いバランスが崩れ、反射的な涙が出る。
2-2. 気血水の乱れ
東洋医学では、涙は「津液(しんえき)」の一部。暑さによる発汗過多や脱水は津液不足を招きますが、逆に体の一部に熱や湿がこもると、局所的に津液が溢れ出す現象も起こります。
これが「暑くて涙が止まらない」という状態です。
3. くろちゃん鍼灸整体院でのアプローチ
3-1. 骨盤矯正
骨盤は全身の血流と自律神経の通り道を整える基盤です。骨盤の歪みがあると下半身の血流が滞り、上半身の熱が逃げにくくなります。骨盤矯正で熱の循環を改善し、顔面や目周囲の過剰な充血を緩和します。
3-2. 猫背矯正
猫背姿勢は胸郭を圧迫し、肺や心臓周囲の自律神経の働きを妨げます。猫背矯正で胸を開き、呼吸と血流をスムーズにすることで、体温調整と情緒の安定を促します。
3-3. 鍼灸施術
- 百会(ひゃくえ)・印堂(いんどう):頭部の熱を逃がし、精神の安定を促すツボ。
- 太衝(たいしょう)・合谷(ごうこく):肝や肺の機能を調え、情緒と涙のコントロールを助ける。
- 迎香(げいこう)・睛明(せいめい):目の血流改善と涙腺機能の調整。
鍼灸は自律神経のバランスを整え、暑さによる過剰な涙分泌を緩和します。
3-4. 頭部施術
頭皮や側頭部の緊張をほぐし、脳の熱こもりを改善。涙腺を支配する神経の圧迫を軽減し、涙の出やすさを抑えます。
4. 通院の目安
- 急性期:週2回
- リハビリ期:週1回
- メンテナンス期:月2〜3回
定期的な施術により、自律神経の安定と再発予防が期待できます。
5. まとめ
暑さで涙が出やすいのは、単なる目の不調だけでなく、自律神経の緊張や情緒の変動が関与しています。
骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸・頭部施術を組み合わせることで、体と心の両面から改善を目指せます。
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