はじめに
「朝、目が覚めた瞬間から胸がざわざわして落ち着かない」「理由もなく不安が押し寄せてくる」――そんな経験はありませんか?
夜は眠れても、朝が来ると胸の奥がギュッと締めつけられるように苦しくなる。仕事や家事を始める前から、心も体もすでに疲れているような感覚。
このような「朝の不安感」や「胸のざわつき」は、実は自律神経の乱れが深く関係しています。特に、ストレスや緊張が続くことで交感神経が過剰に働き、心拍数や血圧を上げ、体が常に“戦闘モード”のままになっているのです。
くろちゃん鍼灸整体院では、このような「朝の不安」や「胸のざわざわ」を訴える方が多く来院されます。
今回は、自律神経の仕組みと東洋医学的な捉え方、そして当院で行っている骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術による具体的な改善法をわかりやすくお伝えします。
1. 朝に不安やざわざわを感じる理由
交感神経の過剰反応が朝の不安を生む
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、昼間は活動モードの交感神経、夜はリラックスモードの副交感神経が主に働きます。
ところが、過度なストレス・睡眠不足・過労などが続くと、この切り替えがうまくできなくなります。
朝は本来、副交感神経から交感神経に自然にスイッチする時間帯ですが、このとき交感神経が一気に過剰反応してしまうと、心拍数が上がり、胸がドキドキしたり、ざわざわと不安な感覚が起こります。
つまり、朝の不安は「心の弱さ」ではなく、体の神経システムが乱れているサインなのです。
2. 自律神経が乱れると起こる体の変化
① 呼吸が浅くなり、胸が苦しく感じる
交感神経が強く働くと、呼吸が速く浅くなります。これにより脳や心臓に十分な酸素が届かず、焦燥感や動悸が強まります。
② 血管が収縮し、冷えや緊張感が出る
全身の血流が悪くなり、手足が冷える・体がこわばる・肩や首が張るなどの症状が現れます。
③ ホルモン分泌のリズムが乱れる
自律神経とホルモン系は密接に関わっています。特にコルチゾール(ストレスホルモン)のバランスが崩れると、朝の不安感が強まりやすくなります。
④ 消化器系が緊張し、胃の不快感が出る
胃腸の動きが悪くなり、「食欲がない」「朝から気持ち悪い」「胃がムカムカする」といった症状もよく見られます。
3. 東洋医学でみる「朝の不安」と「胸のざわつき」
東洋医学では、感情や気の流れも身体のバランスの一部と考えます。
この症状に深く関係するのは、**「心(しん)」と「肝(かん)」**の働きです。
● 心(しん)…感情・睡眠・血の巡りを司る
「心」は精神活動の中心。心が弱ると、動悸や不眠、不安感などが出やすくなります。
特に朝、胸がざわざわするのは「心気不足」や「心血虚」によるものが多く、これは精神のエネルギーが不足している状態です。
● 肝(かん)…気の流れと情緒のコントロール
「肝」はストレスや感情の発散を担う臓です。
肝の気が滞ると、気が胸にこもり「胸悶(きょうもん)」と呼ばれるざわつきや息苦しさが起こります。
つまり、「朝の不安=肝気の滞り+心気の不足」なのです。
東洋医学的な対処法
- 肝の気をスムーズに流す(気滞を解く)
- 心のエネルギーを補い、安心感を取り戻す
- 呼吸と血流を整え、体の“気”の巡りを活性化する
これらを実現するのが、当院で行う施術です。
4. 骨盤矯正で「自律神経の軸」を整える
骨盤は体の中心であり、自律神経の幹(脊髄神経)とも密接に関係しています。
骨盤が歪むと背骨のラインが崩れ、交感神経節のバランスが乱れやすくなります。
当院の骨盤矯正では、
- 骨盤の前後傾を調整
- 背骨のねじれを解放
- 腰部~仙骨部の神経圧迫を軽減
することで、自律神経の“通り道”を整えます。
骨盤が正しい位置に戻ると、体の軸が安定し、呼吸も深く入りやすくなります。
結果的に、朝の不安時の“胸の締めつけ感”が軽減していくのです。
5. 猫背矯正で「呼吸と胸郭」を解放
朝の不安を感じる方の多くが、背中が丸まり、肩が内側に入り込んだ猫背姿勢になっています。
この姿勢では、胸郭(きょうかく:肋骨のかご)が狭まり、呼吸が浅くなりやすいのです。
猫背矯正で背中を開き、胸を広げることで、
- 横隔膜の動きが改善
- 呼吸が深くなる
- 脳への酸素供給が増える
- 心拍が安定し、交感神経の過剰な興奮が落ち着く
といった効果が期待できます。
施術後、「胸のつかえがスッと取れた」「呼吸がしやすくなった」と感じる方が多くいらっしゃいます。
6. 鍼灸施術で「心身の緊張」を解きほぐす
東洋医学では「気血の流れ」を整えることが最も重要です。
鍼灸施術は、経絡(けいらく)と呼ばれる“気の通り道”に直接働きかけ、自律神経の興奮を穏やかに鎮めます。
主に使用するツボ例
- 内関(ないかん):胸のざわつきや動悸に効果的
- 神門(しんもん):不安・不眠・精神安定に有効
- 太衝(たいしょう):肝の気滞を解消し、情緒を落ち着かせる
- 百会(ひゃくえ):頭頂部にあり、心身の統合を促す
鍼やお灸でこれらのツボを刺激することで、交感神経の興奮を鎮め、副交感神経の働きを高めていきます。
施術後は「体がポカポカして落ち着く」「心が軽くなった」と感じる方が多いです。
7. 頭部施術で「脳の緊張」をリセット
不安やざわざわ感の中心は“脳の緊張”にあります。
頭皮やこめかみ、後頭部の筋膜が硬くなると、脳内の血流が悪くなり、自律神経が過敏に反応してしまいます。
当院の頭部施術では、
- 後頭下筋群や側頭筋の緊張をゆるめ
- 脳への血流を改善
- 副交感神経を優位に導く
といった目的で、やさしく手技を行います。
「頭が軽くなって視界が明るくなった」「呼吸が深くなった」と感じる方も多く、心身の切り替えがスムーズにできるようになります。
8. 通院の目安
- 急性期(不安や動悸が強い時期):週2回
- リハビリ期(安定に向かう時期):週1回
- メンテナンス期(再発予防):月2〜3回
症状の経過に応じて通院ペースを調整し、生活習慣や呼吸法の指導も併せて行います。
焦らず、少しずつ「不安が起きにくい体」を取り戻していきましょう。
9. 自宅でできるセルフケア
① 朝の深呼吸を意識する
起きてすぐ、5秒吸って10秒吐く呼吸を3セット。副交感神経を優位にします。
② 朝日を浴びる
セロトニンの分泌が促され、自律神経が安定します。
③ 背伸びと軽いストレッチ
肩甲骨を開く動きを取り入れ、胸を広げて呼吸を通します。
④ 就寝前のスマホ使用を控える
交感神経を刺激するブルーライトを避け、睡眠の質を上げましょう。
10. まとめ
朝の不安や胸のざわざわは、決して心の弱さではありません。
それは、自律神経が乱れて体が「常に緊張状態」になっているサインです。
くろちゃん鍼灸整体院では、
- 骨盤矯正で神経の通り道を整え、
- 猫背矯正で呼吸の深さを取り戻し、
- 鍼灸施術で気血の流れを調え、
- 頭部施術で脳の過緊張をやわらげる
という全身からのアプローチで、心と体のバランスを回復させます。
「朝の不安」が「穏やかな朝」に変わるよう、あなたの回復を丁寧にサポートいたします。
ご予約・お問い合わせ
くろちゃん鍼灸整体院では、
LINE・ホームページで24時間予約受付中です。
施術者が一人のため、予約が取りづらくなっております。お早めにご連絡ください。
小田原市(南足柄市・開成町・湯河原町・箱根町・熱海市・中井町・松田町・大井町・茅ヶ崎市・平塚市・秦野市からも来院多数)
【*効果には個人差があります】
✅ LINE・ホームページから24時間予約受付中
今すぐご予約はこちらから!相談も予約もLINEでのご連絡が便利です!
📱LINE![]()






コメント