はじめに
「朝早く目が覚めてしまう」——そんな経験はありませんか？
まだ外が暗いうちに目が覚めてしまい、もう一度眠ろうと思っても頭が冴えてしまって眠れない。結果、日中に強い眠気や集中力の低下を感じる…。
こうした症状は、実は自律神経のリズムの乱れが深く関係しています。特に交感神経が早い時間に優位になってしまうと、本来休息すべき時間に脳や体が「活動モード」に切り替わり、眠りの質が低下してしまうのです。
この記事では、
- 自律神経の仕組みと朝早く目が覚める原因
- 東洋医学から見た「早朝覚醒」の捉え方
- 骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術の具体的な効果
- 通院の目安とセルフケアのポイント
を詳しくご紹介します。
「最近、朝早く目が覚めてしまう」「眠りが浅い気がする」と感じている方にとって、解決のヒントになる内容をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。
朝早く目が覚めるのはなぜ？ —— 自律神経の視点から
人の体には交感神経と副交感神経という2つの自律神経があります。
- 交感神経：活動・緊張・覚醒を司る。
- 副交感神経：休息・回復・リラックスを司る。
通常、夜は副交感神経が優位になり、朝になると徐々に交感神経が優位に切り替わるリズムが自然に働きます。
しかし、ストレス・生活リズムの乱れ・姿勢の崩れ・筋肉の緊張などがあると、交感神経が夜中や早朝に過剰に働き始めてしまうのです。
その結果、
- 4〜5時に目が覚めて眠れなくなる
- 起床後から強い倦怠感が出る
- 睡眠時間が足りているのに疲れが取れない
といった「早朝覚醒」の状態に陥ります。
東洋医学から見る「朝早く目が覚める」原因
東洋医学では「臓腑の働き」と「気血水の巡り」からこの症状を捉えます。
肝（かん）の不調
肝は「血を蔵し、気の流れを調える」とされます。
ストレスや感情の停滞で肝気が鬱結すると、夜間の安眠を妨げ、早朝に目が覚めやすくなります。
心（しん）の不調
心は「神（しん＝精神活動）」を主ります。
心の陰陽バランスが崩れると、夢が多かったり、眠りが浅くなったりします。
腎（じん）の衰え
腎は「精を蔵し、生命力の根」とされ、睡眠の深さとも関係します。
腎精が不足すると、眠りが浅く、夜中や早朝に目が覚めやすくなるのです。
このように、東洋医学では肝・心・腎の不調が「朝早く目が覚める」という現象に関与していると考えます。
施術でできること —— 当院のアプローチ
くろちゃん鍼灸整体院では、「交感神経の過敏さ」と「東洋医学的な臓腑の乱れ」の両面からアプローチしていきます。
骨盤矯正
骨盤の歪みは、自律神経が集まる腰椎や仙骨周囲の神経バランスに影響を与えます。
- 骨盤を整えることで下半身の血流を改善
- 内臓の位置を安定させ、腹圧を調整
→ 結果、副交感神経が働きやすい環境が整います。
猫背矯正
猫背は胸郭を圧迫し、呼吸が浅くなりがちです。
- 呼吸筋を解放することで酸素供給が安定
- リズムの乱れた自律神経が整いやすくなる
→ 朝の過覚醒を防ぎ、眠りの質が改善します。
鍼灸施術
東洋医学的に選穴を行い、肝・心・腎の働きを整えます。
- 肝経のツボで気の巡りを改善
- 心包経のツボで精神の安定を促進
- 腎経のツボで深い睡眠を支える
→ 自然に副交感神経が優位になりやすくなります。
頭部施術
頭部の筋緊張を緩め、脳の血流を改善する施術です。
- 後頭部〜側頭部の緊張を解放
- 自律神経中枢（視床下部）への血流をサポート
→ 「眠りのスイッチ」が入りやすくなります。
通院の目安
- 急性期：週2回の施術でリズムを整える
- リハビリ期：週1回で安定させる
- メンテナンス期：月2〜3回で再発を予防
継続的にケアすることで、自律神経の乱れにくい体質へと改善していきます。
ご予約について
当院は施術者が1人のみのため、予約が取りづらい状況が続いております。
そのため、LINE・ホームページから24時間予約受付中です。
ご希望の日時がある場合は、お早めにご連絡ください。
まとめ
朝早く目が覚めてしまうのは、単なる加齢や生活習慣だけでなく、自律神経の乱れや東洋医学的な臓腑の不調が深く関わっています。
骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術を組み合わせることで、眠りの質を改善し、健やかな朝を迎えるお手伝いができます。
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