はじめに
「朝起きた瞬間、手足がジンジンして動かしづらい」「寝ている間に何かおかしくなったのかな?」と不安に感じたことはありませんか?
実はこの“朝のしびれ”は、血流や神経だけの問題ではなく、自律神経のバランスの乱れが深く関係していることが多いのです。
自律神経は、私たちの体を「オン」と「オフ」に切り替える大切なスイッチ。夜の間にオフである副交感神経が働きすぎたり、朝にオンの交感神経がうまく切り替わらないと、手足の血流や神経伝達が滞り、“しびれ”として現れます。
この記事では、
- なぜ朝にしびれが出るのか
- 自律神経と末梢神経の関係
- 東洋医学的にみた「気血の巡り」としびれの原因
- 当院の施術(骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術)がどのように改善に導くのか
をわかりやすく解説していきます。
朝起きた瞬間のしびれはなぜ起こるのか
1. 自律神経の切り替えがうまくいかない
人間の体は、睡眠中は「副交感神経」が優位になり、リラックスモードになります。
しかし朝になると、活動のために「交感神経」が優位になる必要があります。
この切り替えがスムーズにいかないと、
- 血管が急に収縮したり拡張したりする
- 末梢の血流が滞る
- 神経への酸素供給が不安定になる
といった現象が起こり、結果として手足のしびれや違和感を感じやすくなります。
特に、ストレス・睡眠不足・冷え・姿勢の乱れがある方は、自律神経が過敏または鈍感になり、この切り替えが乱れやすくなります。
2. 姿勢や骨格の歪みによる神経圧迫
朝のしびれが、首や肩・腰・骨盤周辺の筋肉のこわばりと同時に出ている場合、寝ている間の姿勢のクセも関係します。
枕が合っていない、片側を下にして寝る、うつ伏せのまま寝てしまうなどは、頚椎や骨盤のゆがみを強調し、神経や血管を圧迫する原因になります。
特に長時間のデスクワークやスマートフォン操作で猫背姿勢が続いている方は、首や肩の筋緊張が強く、睡眠中にも十分に回復できません。
そのため、朝になっても体がリセットされず、手足のしびれとして出やすくなります。
3. 東洋医学で見る「しびれ」の原因
東洋医学では、しびれは「気血の巡り」が滞ることで起こると考えます。
特に次の3つのタイプが多く見られます。
- 「気血両虚」タイプ
疲労やストレスが続き、体のエネルギー(気)と血が不足している状態。
手足が冷えやすく、動かすとだるい、疲れやすいといった特徴があります。 - 「痰湿」タイプ
水分代謝が悪く、体の中に余分な水(湿)が溜まり、神経や血管を圧迫している状態。
むくみやだるさを伴うしびれが多く見られます。 - 「瘀血」タイプ
血の巡りが悪くなり、体の隅々まで血流が届かない状態。
夜や朝方にしびれが強く、冷えや肩こりを伴うことが多いです。
くろちゃん鍼灸整体院では、こうした体質の違いを見極め、根本的な「気血の巡り」の改善を目指します。
自律神経の乱れが末梢神経に及ぼす影響
自律神経は、血管の開閉や心拍、体温、消化、呼吸などを24時間コントロールしています。
末梢神経はその「道」のようなもので、自律神経の命令を体の隅々に届けています。
ところが、自律神経が乱れると、血流や酸素供給が不安定になり、末梢神経が「誤作動」を起こすようになります。
その結果、次のような症状が出やすくなります。
- 手足のしびれ・ピリピリ感
- 朝方や夜間の冷え
- 感覚が鈍くなる、または過敏になる
- 筋肉のこわばりやけいれん
この状態を放置してしまうと、脳や脊髄からの信号がうまく伝わらず、慢性的な不快感や睡眠の質の低下にもつながります。
東洋医学的にみる「朝のしびれ」と臓腑の関係
東洋医学では、しびれを単なる神経症状としてではなく、「五臓の働きのアンバランス」として捉えます。
- 肝:全身の「気血の巡り」を管理。ストレスで肝が滞ると、手足のしびれが出やすくなります。
- 脾:消化吸収と水分代謝を司り、脾の弱りは「湿」を生み、痰湿タイプのしびれに。
- 腎:骨や神経の働き、生命力の根。腎の弱りは下肢のしびれや冷えを引き起こします。
当院では、この五臓の働きを整える鍼灸施術と、骨格・姿勢からのアプローチを組み合わせ、体全体の巡りを改善していきます。
骨盤矯正の効果|下半身の血流と神経伝達を整える
骨盤は、体の中心でありながら、神経や血管の通り道でもあります。
骨盤が歪むと、坐骨神経や大腿神経などの末梢神経が圧迫され、足のしびれや冷えの原因になります。
骨盤矯正によって、
- 下半身の血流が改善
- 神経の通り道が広がり、しびれが軽減
- 姿勢バランスが整い、自律神経の調整もしやすくなる
という効果が期待できます。
特に、朝のしびれを訴える方の多くは、夜間の骨盤後傾や腰の緊張が原因となっています。
骨盤矯正は「寝ても回復しにくい体」を「寝て回復できる体」に変えるサポートになります。
猫背矯正の効果|首肩の緊張を取り、自律神経を安定
猫背姿勢は、首から背中にかけての交感神経を圧迫します。
首肩の筋緊張が強いと、末梢への血流が滞りやすく、朝の手のしびれにつながります。
猫背矯正を行うことで、
- 胸郭(胸まわり)が広がり呼吸が深くなる
- 頚椎の位置が整い、自律神経の出入り口がスムーズに
- 手指への血流・神経伝達が改善しやすくなる
このように、姿勢の改善は単に見た目の問題ではなく、神経伝達の最適化に直結します。
鍼灸施術の効果|気血の巡りを整え、神経の誤作動を鎮める
鍼灸では、体の中を巡る「気」「血」「水」のバランスを整えます。
しびれに対しては、
- 気血を巡らせる「合谷」「足三里」「三陰交」
- 自律神経を整える「百会」「内関」
- 末梢神経の血流改善を促す「太衝」「陽陵泉」
などを組み合わせて施術します。
鍼刺激によって血管が拡張し、酸素と栄養が神経に届きやすくなるため、
「しびれが軽くなった」「手足がポカポカする」といった体感が多く見られます。
また、灸による温熱刺激は、副交感神経を優位にし、体の回復スイッチを入れます。
頭部施術の効果|脳への血流を安定させ、朝の神経反応を柔らかく
自律神経の中枢は「脳幹」にあります。
頭部の筋膜が緊張していると、脳の血流が悪くなり、交感・副交感神経の切り替えがうまくいきません。
頭部施術では、
- 側頭部や後頭部の緊張をほぐす
- 脳の血流を整え、朝の立ち上がりをスムーズに
- 睡眠の質を高め、朝のしびれを起こしにくくする
といった効果が期待できます。
頭皮の緊張は無意識に残りやすく、「寝ても脳が休めない」状態をつくるため、頭部施術は自律神経のリセットに非常に有効です。
通院の目安
症状の段階に応じて、次のペースでの通院をおすすめしています。
- 急性期(しびれが強い時期):週2回
- リハビリ期(症状が安定してきた時期):週1回
- メンテナンス期(再発予防・体質安定):月2〜3回
定期的な施術で自律神経のリズムが整い、しびれや冷えが起こりにくい体を維持できます。
ご予約について
くろちゃん鍼灸整体院では、
LINE・ホームページから24時間予約受付中です。
施術者が1人のため、予約が取りづらい日が続いております。
お早めのご連絡をおすすめいたします。
まとめ
朝の手足のしびれは、単なる血行不良ではなく、自律神経と姿勢・気血の巡りの問題が深く関わっています。
放っておくと慢性化しやすい症状ですが、骨格・神経・気血を整える施術で、少しずつ体は変わっていきます。
「朝からスッキリ動けるようになった」「以前より体が温かく感じる」
そんな変化を、ぜひ実感してみてください。
【*効果には個人差があります】
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