はじめに
朝目覚めても体が冷たく、布団から出るのがつらい…。
そんな経験をされていませんか?
「手足が冷えて動かない」「体がこわばって服を着るのも時間がかかる」「朝ごはんを食べても温まらない」――。
秋から冬にかけて、こうした“朝の冷え”を訴える方がくろちゃん鍼灸整体院でも急増しています。
実はこのような冷えの背景には、自律神経の体温調整機能の乱れが深く関わっています。
季節の変わり目や気温の急低下、ストレスや睡眠不足によって交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、体はうまく体温をコントロールできなくなります。
この記事では、自律神経の働きと東洋医学的な冷えの捉え方を分かりやすく解説しながら、
くろちゃん鍼灸整体院で行っている骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術がどのようにこの冷えにアプローチするのかを丁寧にご紹介します。
自律神経の体温調整が乱れるとどうなるのか
私たちの体は、外気温に関係なく約36.5℃前後の体温を保つようにできています。
この調整を担っているのが「自律神経」です。
- 交感神経:体を活動モードにし、血管を収縮させて熱を逃さない。
 - 副交感神経:体を休息モードにし、血管を拡張させて体をリラックスさせる。
 
通常はこの2つがバランスを取りながら体温を一定に保ちますが、
寒暖差・ストレス・睡眠不足・ホルモン変化などによってどちらかが優位になりすぎると、
血流が滞り、体温調節がうまくいかなくなるのです。
特に朝の冷えは、夜間に副交感神経が優位な状態から、朝に交感神経へ切り替える時にスムーズに移行できないことが原因。
つまり「体が目覚めていない」のです。
東洋医学から見た“朝の冷え”の正体
東洋医学では、このような状態を**「陽気不足」や「気血の滞り」**として捉えます。
陽気とは体を温めるエネルギーのことで、これが不足すると「気虚(ききょ)」となり、
血液の循環も鈍くなり「血虚」「瘀血(おけつ)」の状態に進みます。
さらに、寒さや湿気が体内に入り込むと「寒邪(かんじゃ)」や「湿邪(しつじゃ)」となって、
体内の巡りを阻害してしまいます。
つまり朝の冷えは単なる一時的な冷えではなく、
「体の中に冷えがこもり、エネルギーが全身に巡らない状態」なのです。
東洋医学ではこの冷えを改善するために、
「腎」「脾」「肝」のバランスを整えることが重要だと考えます。
- 腎 … 体温や生命エネルギーを貯蔵する。腎陽が不足すると体が冷える。
 - 脾 … 食べ物からエネルギーを作り出す。脾虚になると手足が冷える。
 - 肝 … 血流や気の巡りを司る。肝気が滞ると体がこわばる。
 
これらの働きが低下することで「朝、体が冷えて動けない」という現象が起こります。
現代生活が招く“冷えスイッチ”のオン状態
現代人の多くは、慢性的に交感神経が優位になっています。
スマートフォンのブルーライト、仕事中の緊張、夜遅くまでの思考活動などが続くと、
体が「常に戦闘モード」のままになり、
睡眠中にもリラックスできず、体温がうまく下がらないまま夜を過ごします。
結果、朝になっても副交感神経から交感神経への切り替えがうまくいかず、
血流が末端まで行き届かない「冷えたままの朝」を迎えるのです。
骨盤矯正による血流の回復と代謝アップ
くろちゃん鍼灸整体院では、まず骨盤矯正から体の土台を整えます。
骨盤の歪みは血流とリンパの流れを阻害し、体の冷えを強めます。
特に骨盤が後傾している方は、下半身の血流が悪くなりやすく、冷え性を助長します。
骨盤矯正で骨格のバランスを整えることで、
体幹の筋肉が自然に働き、血液循環がスムーズになります。
骨盤周囲の温度が上がると、全身の血流も改善し、
朝の冷えた状態から自然に体が動きやすくなります。
また、骨盤を整えることで自律神経の通り道である仙骨周囲の神経ラインも調整され、
体温調節中枢の働きが安定しやすくなります。
猫背矯正で胸郭を開き、深い呼吸を取り戻す
冷えが強い方は、猫背姿勢の傾向が強いことが多いです。
肩がすぼみ、背中が丸くなると、呼吸が浅くなり酸素供給が減少します。
すると体は代謝が落ち、冷えを生じやすくなります。
猫背矯正では胸郭を開くようにアプローチし、
肩甲骨や背骨の可動域を広げることで、自然と深い呼吸を取り戻します。
呼吸が深くなることで副交感神経が安定し、
朝の冷えから「体が自然に起きる」流れを作ることができます。
特に「朝起きると肩がこって動けない」「呼吸が苦しい」方には、
猫背矯正による姿勢改善が非常に効果的です。
鍼灸施術で自律神経のスイッチを整える
冷えの根本改善には、鍼灸施術が欠かせません。
東洋医学では冷えは「陽気不足」や「気血の滞り」として現れますが、
鍼灸はまさにこの“気血の巡り”を直接整える施術です。
代表的なツボには以下があります。
- 命門(めいもん) … 腎の陽気を補い、体の中心から温める。
 - 関元(かんげん) … 気血を生み出す元気の源。
 - 足三里(あしさんり) … 免疫と代謝を高め、冷えを防ぐ。
 - 三陰交(さんいんこう) … 血行を促進し、特に女性の冷えに有効。
 
鍼で刺激を与えることで、自律神経のバランスを整え、
末梢血管の収縮・拡張を自然なリズムに戻します。
体の中心からポカポカと温まる感覚が得られる方も多く、
「朝起きると動けないほど冷たかった手足が、徐々に温かくなった」
という喜びの声も多くいただいています。
頭部施術で脳血流と体温調節中枢をリセット
意外に見落とされがちなのが頭部の緊張です。
頭の筋膜が硬くなると、脳への血流が滞り、視床下部(体温調節を司る部位)の働きが低下します。
くろちゃん鍼灸整体院の頭部施術では、
頭皮・側頭筋・後頭下筋群を丁寧にゆるめ、脳への血流を促進します。
頭部がリラックスすることで交感神経の過緊張が解け、
「冷えを感知しても過剰に反応しない体」へと変化していきます。
冷えに悩む方の多くは、夜の寝つきが悪く、朝スイッチが入らない傾向があります。
頭部施術で夜の副交感神経優位の状態を作ることで、
翌朝スムーズに体を動かすリズムが戻っていきます。
通院の目安と施術プラン
冷えの改善には、継続的な体質の調整が必要です。
- 急性期:週2回(冷えやだるさが強い時期)
 - リハビリ期:週1回(体温が安定してきた時期)
 - メンテナンス期:月2〜3回(再発予防と体調維持)
 
体質改善には個人差がありますが、
3〜6ヶ月ほどで「朝の動きが軽くなった」「体が自然に温まる」と実感される方が多いです。
日常でできる冷え対策アドバイス
- 朝起きたら、白湯をゆっくり飲む
内臓を目覚めさせ、副交感神経から交感神経への切り替えを助けます。 - 足首・お腹・首を冷やさない
「冷えの三首」を守ることで、体温の低下を防ぎます。 - 朝の深呼吸ストレッチを3分
呼吸を整えると自律神経のスイッチが自然に切り替わります。 - スマホは寝る前30分は見ない
交感神経の興奮を抑え、夜の眠りを深くします。 
まとめ
朝起きても体が冷えて動けない――。
それは単なる“冷え性”ではなく、自律神経の体温調節の乱れが原因かもしれません。
くろちゃん鍼灸整体院では、
骨盤矯正で血流の基礎を作り、
猫背矯正で呼吸を深め、
鍼灸施術で気血の流れを整え、
頭部施術で体温調節中枢を安定させていきます。
体を温めるのではなく、「温まる体を作る」。
それが当院の冷え改善の考え方です。
朝、自然に目覚めてスッと起き上がれる体を一緒に取り戻しましょう。
通院の目安
- 急性期:週2回
 - リハビリ期:週1回
 - メンテナンス期:月2〜3回
 
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