緊張状態が持続することで体温調節がうまくできなくなります
はじめに
夏場になると、熱中症対策として水分補給や帽子、日陰の活用などがよく取り上げられます。しかし、意外と見落とされがちなのが「歯ぎしり」や「顎の緊張」といった口周りの問題です。これらの症状は、単なる癖や歯のトラブルではなく、実は自律神経のバランスの乱れと深く関わっています。自律神経が乱れることで体温調節がうまく働かなくなり、熱中症リスクが上昇する可能性があります。
本記事では、歯ぎしりや顎の緊張と自律神経の関係、さらに東洋医学から見た背景、そして当院で行う骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術がどのように改善に役立つのかを詳しく解説します。夏の健康管理の一環として、ぜひ最後までお読みください。
1. 歯ぎしり・顎の緊張と自律神経の関係
歯ぎしり(ブラキシズム)や顎関節の強い緊張は、多くの場合、就寝中やストレスのかかる場面で起こります。これは交感神経が優位になりすぎ、体が「常に戦闘態勢」に入ってしまっている状態です。
- 交感神経が優位な状態
血管が収縮し、筋肉が硬直します。顎周りの筋肉(咬筋や側頭筋)が慢性的に緊張し、顎関節症や頭痛を引き起こすこともあります。 - 副交感神経の働き低下
休息や回復を司る副交感神経が働きにくくなり、深い睡眠が取れず、翌日の疲労が抜けにくくなります。
自律神経と体温調節
体温調節は自律神経が司る重要な機能です。交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、
- 発汗量の調節がうまくいかない
- 血流のコントロールが乱れ、放熱できない
- 体温が上昇しやすい
このため、顎の緊張が続く人は、夏場に熱中症を発症しやすくなるのです。
2. 東洋医学から見た歯ぎしり・顎の緊張と熱中症リスク
東洋医学では、歯ぎしりや顎の緊張は「肝」「脾」「腎」の不調と関係が深いとされます。
- 肝の不調(肝気鬱結)
ストレスや怒りが蓄積すると肝の気が滞り、筋肉の緊張が高まります。顎のこわばりや歯ぎしりは、この肝気鬱結の典型的な症状の一つです。 - 脾の不調(脾気虚)
脾は消化吸収だけでなく、筋肉や四肢のエネルギー管理も担います。脾が弱ると全身の筋肉がこわばりやすく、顎周辺にも影響が出ます。 - 腎の不調(腎陰虚)
腎は生命エネルギーの源であり、体液のバランスにも関与します。腎陰が不足すると、体内に熱がこもりやすくなり、熱中症リスクが高まります。
さらに、東洋医学では夏の暑さ(暑邪)や湿気(湿邪)が体内に侵入すると、自律神経にも影響し、気血水の巡りが乱れると考えます。顎の緊張は「筋肉の熱と湿の停滞」を示すサインであり、放置すると全身の熱排出が妨げられます。
3. 当院で行う施術とその効果
骨盤矯正
骨盤は全身の骨格バランスの土台です。骨盤が歪むと首や顎の位置も微妙にずれ、顎関節に負担がかかります。骨盤矯正により姿勢を整えることで、顎周りの筋緊張を軽減し、自律神経が安定しやすくなります。さらに血流改善により放熱機能も向上します。
猫背矯正
猫背は首や顎を前に突き出す姿勢を作り、咬筋や側頭筋に負担をかけます。猫背矯正により胸郭が開き、呼吸が深くなり、副交感神経が優位になりやすくなります。呼吸改善は体温調節にも直結します。
鍼灸施術
鍼は「気血の巡り」を整え、筋緊張を和らげます。顎周りだけでなく、首・肩・背中の経穴(ツボ)を使い、自律神経のバランスを整えます。特に「合谷」「頬車」「風池」などは顎や首の緊張緩和に有効です。灸は冷房や湿気で冷えた部分を温め、体温調節機能を正常化します。
頭部施術
頭皮の筋肉や膜を緩めることで、脳への血流が改善します。これにより自律神経中枢(視床下部)が安定し、顎の力みも自然に軽減します。また、頭部施術は深いリラクゼーションを生み、睡眠の質向上にもつながります。
4. 通院の目安
- 急性期(症状が強い時):週2回
- リハビリ期(症状が軽快してきた時):週1回
- メンテナンス期(予防・安定維持):月2〜3回
継続的なケアで、自律神経のバランスを保ち、夏場でも疲れにくく熱中症になりにくい体を作ります。
5. ご予約について
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