~自律神経と東洋医学からみる夏のメンタルケア~
はじめに
夏になると、理由もなく気分が沈んだり、やる気が出なかったりすることはありませんか?
多くの人は「夏バテかな?」と軽く考えがちですが、実は脳に熱がこもることが原因で、心の不調が起きている場合があります。特に猛暑が続く日本の夏では、熱中症の初期段階として「脳温上昇による気分変動」が起こることが珍しくありません。
この脳の熱こもりは、自律神経のバランスを崩し、体温調節やホルモン分泌、さらには感情のコントロールにも悪影響を及ぼします。さらに東洋医学的にも、暑邪(しょじゃ)や湿邪(しつじゃ)が心(しん)や脾(ひ)の働きを乱し、精神的な落ち込みや集中力の低下を引き起こすと考えられています。
この記事では、脳の熱こもりによる気分低下のメカニズム、自律神経と東洋医学の関係、そしてくろちゃん鍼灸整体院で行う具体的な施術内容まで、詳しくご紹介します。
1. 脳の熱こもりと気分変動の関係
脳温の上昇が感情を揺さぶる
脳は体温よりもわずかに高い温度で安定しています。しかし外気温が高く、さらに湿度も高い環境では、放熱がスムーズにいかず脳温が上がります。脳温が上がると、神経伝達物質(セロトニン・ドーパミンなど)のバランスが崩れ、気分が不安定になったり、意欲が低下したりするのです。
夏特有の脳ストレス
夏場は睡眠の質も低下しがちです。夜間も室温が高く、寝ても深い眠りに入りづらいため、自律神経が休まらず脳の疲労が蓄積。これが精神的な落ち込みを加速させます。
2. 自律神経から見る脳の熱こもり
自律神経の役割
自律神経は交感神経と副交感神経から成り、体温・心拍・呼吸・消化など生命維持に不可欠な機能を自動的に調整しています。脳温が上昇すると、交感神経が過剰に働き、血管収縮や心拍上昇が起こり、さらに放熱が難しくなります。
夏に起きやすい自律神経の乱れ
- 交感神経過剰型:イライラ、動悸、不眠
- 副交感神経低下型:倦怠感、抑うつ、集中力低下
脳の熱こもりはこれらを複合的に悪化させるため、感情のコントロールが難しくなります。
3. 東洋医学から見た脳の熱こもりと気分変動
「心(しん)」と精神活動
東洋医学では、心は血を巡らせると同時に精神活動(神志)を司ります。夏の暑邪や湿邪が心に影響すると、落ち込みや不安、不眠などが出やすくなります。
「脾(ひ)」と意欲
脾は食物から得た栄養をエネルギーに変える役割がありますが、暑さや湿気で弱ると、やる気が低下し、集中力が落ちます。
暑邪・湿邪の特徴
- 暑邪:強い熱で気血を消耗し、心を乱す
- 湿邪:重くまとわりつくような性質で脾を傷め、精神の安定を損なう
4. くろちゃん鍼灸整体院でのアプローチ
骨盤矯正
骨盤の歪みは自律神経を通る脊柱周囲の筋緊張を引き起こし、放熱能力を低下させます。骨盤を整えることで血流と神経伝達が改善し、脳温の安定に寄与します。
猫背矯正
猫背は胸郭を圧迫し、呼吸が浅くなり、酸素供給が不足します。酸素不足は脳温の上昇を招くため、姿勢改善は必須です。
鍼灸施術
- 百会(ひゃくえ)・印堂(いんどう):頭部の熱を逃がす
- 内関(ないかん)・神門(しんもん):心を落ち着ける
- 足三里(あしさんり):脾胃を整え気力回復
鍼灸は自律神経のバランスを整え、全身の気血水の巡りを良くします。
頭部施術
頭皮マッサージや頭蓋骨調整で頭部の血流を改善し、こもった熱を効率的に放散します。
5. 通院の目安
- 急性期:週2回(症状が強い期間)
- リハビリ期:週1回(改善を安定させる期間)
- メンテナンス期:月2〜3回(再発予防・体調維持)
6. ご予約方法
くろちゃん鍼灸整体院では、
LINE・ホームページから24時間予約受付中です。
「最近、気分が沈む」「夏になるとやる気が出ない」と感じる方は、早めのケアをおすすめします。
✅ LINE・ホームページから24時間予約受付中
今すぐご予約はこちらから!相談も予約もLINEでのご連絡が便利です!
📱LINE



コメント