〜体力の消耗と発汗異常が同時に進行しています〜
はじめに
夏になると「汗をかきすぎて体がだるい」「水分をとっているのに疲れが抜けない」と感じる方が多くなります。これは単なる夏バテではなく、熱中症の前段階であり、さらに東洋医学的には「気虚(体を動かすエネルギー不足)」の状態と深く関わっています。汗は本来、体温を調整する大切な機能ですが、過剰に出すぎると体力を奪い、自律神経のバランスや内臓の働きにまで影響を及ぼします。この記事では、西洋医学と東洋医学の両面から「汗をかきすぎて体がだるい」状態を解説し、当院で行っている施術や通院の流れをご紹介します。
自律神経と汗の関係
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」のバランスで体温・発汗をコントロールしています。
- 暑いときは交感神経が働き、汗腺を刺激して発汗を促し、熱を外に逃がします。
- 涼しい環境では副交感神経が優位になり、発汗を抑えます。
ところが、真夏の強い熱や湿度にさらされると、このバランスが崩れ、**「汗が止まらない」「必要以上に水分が失われる」**という状態になります。その結果、体温が安定せず、循環・代謝が乱れ、だるさや倦怠感を引き起こすのです。
東洋医学からみる「汗と気虚」
東洋医学では、汗は「津液(体の水分)」の一部であり、心(しん)と肺(はい)の働きに深く関わるとされています。
- 気虚とは
体を動かす基本的なエネルギー「気」が不足した状態を指します。気が不足すると、汗腺をコントロールする力が弱まり、汗が漏れるように出続けます。 - 汗をかきすぎると起こる悪循環
気虚 → 発汗異常 → 津液消耗 → さらに気が不足 → 疲労・だるさ増大
つまり、「汗が止まらない → 体がだるい」という症状は、熱中症リスクであると同時に、気の不足による体力低下のサインでもあるのです。
体がだるくなるメカニズム
- 発汗によるミネラル喪失
ナトリウムやカリウムが不足し、筋肉や神経が正常に働かなくなる。 - 自律神経の乱れ
体温が安定せず、心拍数や呼吸も不規則に。 - 気虚による疲労感
全身の「気」が不足し、動くこと自体がだるい状態に。 - 内臓機能の低下
胃腸が弱り、食欲不振・水分吸収の低下がさらに疲労を助長。
くろちゃん鍼灸整体院の施術アプローチ
骨盤矯正
骨盤は全身の循環の要です。発汗によって血流が滞ると、骨盤のゆがみも助長されます。骨盤矯正により下半身から心臓への血流がスムーズになり、体温調整機能の回復を促します。
猫背矯正
猫背は胸郭を圧迫し、呼吸の浅さを招きます。結果として自律神経が過緊張に傾き、汗のコントロールがさらに困難に。猫背矯正により胸郭を開放し、深い呼吸と副交感神経優位の状態をつくります。
鍼灸施術
- 自律神経を整えるツボ(百会、風池、内関など)を用い、交感神経の過緊張を和らげます。
- 気虚に効果的なツボ(足三里、気海、中脘)で体力の回復を助けます。
- 発汗異常には「陰陽のバランス調整」を重視し、汗の出方を適正化。
頭部施術
頭皮や側頭部の緊張をほぐすことで、脳への血流が改善され、自律神経の中枢(視床下部)への負担を軽減します。だるさ・疲労感の解消に直結する施術です。
通院の目安
- 急性期(強いだるさ・熱中症の前段階):週2回
- リハビリ期(体力回復期):週1回
- メンテナンス(夏バテ予防・体調安定):月2〜3回
ご予約について
くろちゃん鍼灸整体院では、LINE・ホームページより24時間予約受付中です。体のだるさや汗の異常でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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