はじめに
最近、「目の奥がズキズキと痛む」「長時間スマホやパソコンを見た後に目が重い」「目の疲れと頭痛がセットで来る」といった訴えが増えています。特に朝から痛みを感じる方や、気圧や天候の変化で痛みが強くなる方も多いです。
このような症状は単なる目の疲れではなく、自律神経の乱れによって「眼球内圧(目の中の圧力)」が不安定になっている可能性があります。今回は、自律神経が目にどう関係しているのか、そして東洋医学の観点からどのように体を整えることで改善できるのかをお伝えします。
自律神経と眼球内圧の関係
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」から成り立ち、体のあらゆる機能を自動的にコントロールしています。目の中の毛様体筋(ピント調整を行う筋肉)や瞳孔の開閉、涙の分泌、さらには眼球内の房水(ほうすい:眼の中を循環する液体)の流れまで、この自律神経が管理しています。
交感神経が優位になると、房水の排出が滞り、眼圧が上がりやすくなります。その結果、「目の奥が押されるような痛み」や「ズキズキする不快感」が現れます。逆に副交感神経が強く働きすぎると、血流が滞り、目の奥のうっ血や重だるさにつながります。
つまり、交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、眼球内圧が乱れて目の奥の痛みや違和感が生まれるのです。
東洋医学でみる「目の奥の痛み」
東洋医学では、「目」は五臓のうち「肝」と深く関わっています。肝は「血を蓄える」臓器であり、目の健康を維持するためには十分な血の巡りが欠かせません。
しかし、ストレス・長時間の画面作業・睡眠不足などによって「肝の気」が滞ると、目に必要な栄養や血液が届きにくくなり、「肝気鬱結」「肝血虚」「肝陽上亢」などの状態を引き起こします。
- 肝気鬱結:ストレスによる自律神経の乱れ。イライラ・緊張・眼精疲労。
- 肝血虚:血不足によるドライアイ・視界のかすみ。
- 肝陽上亢:頭部への血流が過剰になり、目の奥の痛み・頭痛・のぼせ。
また、「腎」は目の根源的なエネルギーである「精」を司ります。腎精が不足すると、視力の低下や目の乾燥、疲れ目が起こりやすくなります。
東洋医学的には、肝と腎のバランスを整えることが、目の奥の痛みを根本から改善するカギとなります。
骨盤矯正で全身の血流と神経伝達を整える
一見、目の不調と関係がなさそうな「骨盤」ですが、実は全身の血流と自律神経の調整に深く関わっています。
骨盤が歪むと、背骨全体のアライメント(配列)が乱れ、頸椎(首)や頭蓋骨の位置もずれてしまいます。その結果、脳や目への血流が悪くなり、自律神経の伝達もスムーズに行われなくなります。
骨盤矯正では、体の土台を正しく整えることで、脊髄から頭部までの神経伝達や血流を改善し、結果的に目の奥の圧迫感を軽減します。
特に女性の場合、骨盤の歪みはホルモンバランスの乱れにも影響しやすく、目の疲れ・頭痛・肩こりといった自律神経症状が連鎖的に起きやすい傾向があります。
猫背矯正で首肩の緊張を解放
デスクワークやスマホの使用で猫背姿勢が続くと、頭が前に出た状態になり、首や肩の筋肉が常に引っ張られた状態になります。これにより、後頭部や目の奥へ向かう血流が滞りやすくなります。
猫背矯正で胸郭を開き、頭の位置を正すことで、目の奥への血流がスムーズになり、視界のクリアさや目の軽さが戻ってきます。
また、姿勢の改善によって呼吸も深くなり、副交感神経が働きやすくなります。深い呼吸は目の緊張をゆるめ、自律神経全体の安定につながります。
鍼灸施術で自律神経と眼圧を安定させる
鍼灸では、「肝経」「腎経」「膀胱経」「督脈」などの経絡を整えることで、頭部への血流とエネルギーの巡りを調整します。
特に有効なツボには次のようなものがあります:
- 太衝(たいしょう):肝の気を整え、イライラやストレスを鎮める。
- 風池(ふうち):頭痛・眼精疲労・自律神経の乱れを緩和。
- 睛明(せいめい):目の周囲の血流を促進し、眼圧を安定化。
- 百会(ひゃくえ):頭部全体の血行を改善し、リラックス効果。
鍼灸施術では、目の奥の痛みを「その場の症状」だけでなく、「自律神経の乱れ」「全身の血流」「内臓の働き」まで含めて整えるのが特徴です。
施術後は「目が軽くなった」「視界が明るい」「頭がスッキリする」と感じる方が多いです。
頭部施術で眼精疲労とストレスをリリース
頭部には自律神経が密集しており、頭皮や側頭部の緊張が強いと、脳への血流が減少し、交感神経が興奮しやすくなります。
当院では、**頭部整体やクラニオセラピー(頭蓋調整)**を用いて、頭皮の緊張をやさしく解きほぐし、脳の血流とリンパの流れを改善します。
頭の奥にこもった熱感や重だるさ、集中力低下がある方にも効果的です。施術後には「目の奥のズキズキが消えた」「頭が軽い」といった感覚を得られることが多いです。
通院の目安
- 急性期(痛みが強い時期):週2回
- リハビリ期(症状が軽減し始めた時期):週1回
- メンテナンス期(安定維持・再発予防):月2〜3回
症状の程度や生活習慣によって調整しますが、継続的に通院することで、自律神経の安定が持続しやすくなります。
ご予約について
くろちゃん鍼灸整体院では、LINE・ホームページから24時間予約受付中です。 施術者が1人のため、予約が取りづらくなっております。お早めにご連絡ください。
まとめ
目の奥のズキズキする痛みは、目そのものの問題だけでなく、自律神経や姿勢、体全体のバランスの乱れから起こることが多いです。東洋医学では、肝と腎を整え、気血の流れを良くすることで、目の痛みだけでなく全身の疲労感やストレスも軽減します。
骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸・頭部施術を組み合わせることで、自律神経の働きを整え、目の奥の圧迫感や痛みを根本から改善していきましょう。
【*効果には個人差があります】
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