はじめに
「スマホもパソコンも触っていないのに、なんだか目の奥がズーンと重い…」「頭の中がスッキリしない」「目の奥を指で押したくなる感じがする」——こんな症状、ありませんか?
12月〜1月の寒い時期になると、くろちゃん鍼灸整体院にも“目の奥の痛み”を訴えて来院される方が一気に増えます。
実はこの症状、ただの“目の疲れ”ではなく、脳への血流不足と肩首の冷えによる筋交感反射が深く関係しています。
そしてその背景には、あなたの身体を24時間支えている 自律神経の疲労 が潜んでいることがとても多いのです。
この記事では、
・なぜ寒い時期になると目の奥が重く痛くなるのか
・自律神経や東洋医学の観点から見た原因
・骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術がどんな改善に繋がるのか
を、来院される患者さんの実際の訴えに合わせた“話し言葉”で、できるだけ分かりやすく丁寧にまとめていきます。
つらい症状を抱えているあなたの助けになりますように。
1.目の奥が「重く痛い」と感じるのはなぜ?
患者さんに最も多いのがこの言葉です。
「目を使ってないのに、目の奥が痛いんです…」
これは目そのものの問題だけではなく、
脳へ流れる血流が不足しているサイン であることが多いです。
●肩・首が冷えると脳への血流が落ちる
寒さで肩や首まわりの筋肉がギュッと固まると、
そこを通る血管も細くなり、脳へ送られる血流が減ってしまいます。
脳は血流が減るとすぐにSOSを出します。
その感じが、
「目の奥が重い」「押されるように痛い」「頭の奥が詰まる」
といった症状として現れます。
特に1〜2月の朝は外気温が低く、首筋が冷えやすいため症状が強く出やすい時期です。
●自律神経が緊張しっぱなしになる
寒いと身体は体温を守るために 交感神経(緊張の神経) をフル稼働させます。
すると首・肩まわりはさらに固くなり、血流はますます低下。
結果として、
「目の奥の痛み → 思考力低下 → 集中力低下 → だるさ」
という悪循環に陥ってしまいます。
2.自律神経の働きから見た「目の奥の痛み」
自律神経は、体温調整・血管の拡張/収縮・心臓や呼吸のコントロールなど命のリズムを整える役割があります。
●交感神経が強く働きすぎると起こること
・頭の血管が収縮する
・脳の酸素が不足する
・視神経の周辺が緊張する
・肩首の筋肉の硬さが悪化する
結果として、
“目の奥の重い痛み”“頭の奥のズーンとした圧” が起こるのです。
特に、
「朝起きた瞬間から目の奥が痛い」
という方は、夜間も自律神経が休めていない可能性 が高く、寒さによる負担と日中の疲労が組み合わさり症状を悪化させています。
3.東洋医学から見る「目の奥の痛み」
東洋医学では、目は 肝(かん) と深く関わる臓腑とされています。
肝は「血を貯蔵し、巡らせる」役割があり、気血の巡りが悪くなると目の痛み・かすみ・重だるさが現れやすくなります。
●冬は「腎」が弱りやすく、肝の働きにも影響
冬は“腎”が消耗しやすい季節ですが、腎が弱ると血流や水分代謝にも負担がかかり、結果として肝の働きも低下。
これが 目の奥の重さ・痛み・視界のぼやけ を引き起こします。
●肩首の冷えによる「気滞(きたい)」
冷えによって気血の巡りが滞る状態を 気滞 と呼びます。
この気滞が首肩に起こると、目へ向かう経絡の流れも悪くなり、痛みとして自覚されやすくなります。
東洋医学でも 「首の冷えは目の不調をつくる」 と考えられているのです。
4.くろちゃん鍼灸整体院で行う施術と改善への流れ
ここからは、当院で行っている施術と、
「なぜ目の奥の痛みに効果があるのか」
を分かりやすく説明していきます。
■① 骨盤矯正:全身の血流と自律神経の安定をつくる
骨盤の傾きは全身の筋肉バランスや血流に影響します。
骨盤が前後・左右に歪むと姿勢が崩れ、肩・首に余計な力が入り続けます。
骨盤が整うことで
・背骨のカーブが自然に戻る
・呼吸が深くなる
・交感神経の過緊張が緩む
・脳への血流が増える
その結果、目の奥の重さが軽減しやすい土台 ができます。
■② 猫背矯正:首肩の緊張をゆるめ、脳への血流を回復
猫背は目の奥の痛みを悪化させる大きな原因です。
頭が前に出た姿勢は、わずか数センチのズレでも首に何十kgもの負担をかけます。
猫背矯正によって
・肩首の筋肉の緊張が解ける
・視神経の負担が減る
・脳への血流がスムーズになる
といった効果が期待できます。
特にこの施術は、
「仕事中ずっと肩首が冷えて痛む」
という方にとても大きな変化が出ます。
■③ 鍼灸施術:深部の血流改善と自律神経調整
鍼灸は自律神経の乱れを整える施術として非常に有効です。
・首肩まわりの深部筋にアプローチ
・硬く収縮している筋肉を緩める
・血管の拡張作用で脳への血流が増える
・副交感神経が優位になり、疲労から回復しやすくなる
東洋医学的にも、
肝の働きを助けるツボ、腎の力を補うツボ、気血の巡りを整えるツボを使いながら施術することで、
目の奥の痛みを根本から改善 する方向へ導いていきます。
■④ 頭部施術(ヘッド施術):視神経の緊張を直接ゆるめる
寒さやストレスで固くなった頭皮は、血流が悪くなり、脳疲労が蓄積します。
頭部施術では
・頭皮の筋膜の張りをゆるめる
・脳への酸素供給を増やす
・視神経周囲の負担を軽減
・思考がクリアになりやすい
といった変化が期待できます。
「目の奥がスッと軽くなった」「頭の重さが取れた」という方が非常に多く、
施術後の変化を最も実感しやすいメニューのひとつです。
5.症状が落ち着くまでの通院ペース
症状の深さや生活環境によって個人差はありますが、
当院では次のような頻度をおすすめしています。
●急性期(つらさが強い時期)
週2回
筋肉・血流・自律神経の回復リズムを作る大事な期間です。
●リハビリ期(症状が軽くなってきた時期)
週1回
再発予防と体の安定をつくります。
●メンテナンス期(安定している時期)
月2〜3回
季節の変化やストレスに左右されない体を作るための時期です。
6.予約・アクセス
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