〜自律神経の乱れで末梢血流が不安定になるとき〜
はじめに
秋になると「手足がしびれる」「冷える感じが強い」「じんじんとした違和感が続く」といった症状を訴える方が増えてきます。夏の疲れを引きずりながら、朝晩の冷え込みや気温差に体が対応しきれず、自律神経のバランスが乱れやすい時期です。自律神経は血管の収縮・拡張を調整する役割を持っていますので、その働きが不安定になると末梢血流が滞り、しびれや血流障害として現れてしまうのです。
この記事では、秋特有のしびれや血流の不安定さがなぜ起こるのかを、自律神経の観点と東洋医学の観点からわかりやすくお伝えします。そして、当院で行っている骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術がどのように血流を改善し、しびれの症状を和らげるのかを詳しくご紹介していきます。
秋にしびれが増える理由
自律神経と血流の関係
自律神経には交感神経と副交感神経があります。交感神経は「血管を収縮させて血圧を高める」働きを持ち、副交感神経は「血管を拡張して血流をゆるめる」働きをします。季節の変わり目には、このバランスが崩れて血流が乱高下しやすくなります。
とくに秋は、
- 朝晩の冷え込みと日中の暖かさの差が大きい
- 夏の冷房や冷たい飲食で内臓が冷えている
- 台風や秋雨前線による気圧の変化が続く
これらが重なり、交感神経が過敏に働きやすくなります。すると血管が収縮して末梢血流が滞り、手足のしびれや冷えが起こるのです。
東洋医学でみる秋のしびれ
東洋医学では、秋は「燥邪(そうじゃ)」と呼ばれる乾燥の影響を受けやすい季節とされます。皮膚や粘膜が乾くだけでなく、血液や津液(水分)の巡りも滞りがちになります。さらに、夏の疲れで「脾(消化器系)」や「腎(水分代謝をつかさどる臓腑)」が弱っていると、血を手足までしっかり送る力が不足してしまいます。
その結果、
- 「血虚」:血の不足によってしびれや冷えを感じる
- 「瘀血」:血流が滞ってじんじんする違和感が出る
- 「気虚」:気の不足で血を押し流す力が弱まる
といった状態が組み合わさり、秋のしびれや血流障害が生じやすくなるのです。
当院で行う施術と効果
骨盤矯正
骨盤は全身の血流と神経の通り道に大きく関わっています。骨盤が歪むと下半身の血流が滞りやすく、足のしびれや冷えにつながります。当院の骨盤矯正では、仙骨や腸骨のバランスを整えることで下肢の血流をスムーズにし、しびれの根本改善を目指します。
猫背矯正
猫背になると、胸郭が圧迫されて自律神経の中枢である背骨まわりの神経にストレスがかかります。これにより交感神経が過剰に働き、血管が収縮してしまうのです。猫背矯正によって胸を開き、背骨を正しい位置に戻すことで、自律神経の働きを安定させ、血流改善につなげます。
鍼灸施術
鍼やお灸は、自律神経と血流改善に非常に有効です。鍼刺激によって血管拡張物質(NO)が分泌され、血流が促進されます。また「合谷」「足三里」「太谿」などの経穴を用いることで、全身の血の巡りを整えます。さらにお灸で温めることで冷えを改善し、血の滞り(瘀血)をほぐす効果が期待できます。
頭部施術
頭部には自律神経の中枢に近い部位が多く、血流と神経の調整に直結します。頭皮や後頭部を丁寧に施術することで、副交感神経が優位になり、全身の血管がゆるみやすくなります。しびれの原因となる血流のアンバランスを整えるのに有効です。
通院の目安
- 急性期(しびれが強い時期):週2回
- リハビリ期(症状が軽減してきたら):週1回
- メンテナンス期(予防・安定):月2〜3回
自律神経や血流の状態は季節や生活習慣によって変わりやすいため、継続的なケアが大切です。
ご予約について
当院はLINE・ホームページから24時間予約受付が可能です。
施術者が一人のため、予約が埋まりやすくなっております。お早めのご連絡をおすすめいたします。
まとめ
秋のしびれや血流障害は、単なる冷えや筋肉の問題ではなく、自律神経の乱れが大きく関わっています。東洋医学では「気・血・水」の巡りが滞っていると考え、全体のバランスを整えることで改善を図ります。当院の施術は骨格の調整と鍼灸、さらに頭部施術を組み合わせることで、自律神経と血流を同時に整えるのが特徴です。
秋にしびれや血流の不調を感じたら、ぜひ一度ご相談ください。
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