秋の夜に便意不安定 ― 腸の交感副交感切替失調

自律神経 体の歪み 痛み

はじめに

秋の夜、寝る前や夜中に「お腹がゴロゴロする」「急にトイレに行きたくなる」「出そうで出ない」といった“便意の不安定”を感じる方はいませんか?

夏の暑さが落ち着き、気温が下がってくるこの時期は、自律神経のバランスが乱れやすく、腸の働きにも大きな影響が出やすい季節です。特に、昼間の活動で優位になる「交感神経」と、夜に優位になる「副交感神経」の切り替えがスムーズにいかないと、腸が過敏になったり、逆に動きが鈍くなったりしてしまいます。

くろちゃん鍼灸整体院にも、秋になると「夜になるとお腹の調子が悪い」「寝る前に何度もトイレに行きたくなる」というご相談が増えてきます。今回は、この“秋の夜の便意不安定”について、自律神経の視点と東洋医学の両面から詳しくお話しします。


自律神経と腸の関係

腸の働きは、自律神経によってコントロールされています。交感神経が優位なときは腸の動きが抑えられ、副交感神経が優位なときは腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)が活発になります。

日中は活動モードの交感神経が優位に働き、夜は休息モードの副交感神経が優位になるのが理想的なリズムです。しかし、現代人の生活ではこの切り替えがうまくいかず、夜でも交感神経が働きっぱなしになってしまうことが多く見られます。

この状態では腸の緊張が続き、便意を感じてもスムーズに排便できなかったり、腸が過敏に反応して何度もトイレに行きたくなるといった症状が出ます。


秋の夜に便意が不安定になる理由

  1. 気温の低下と冷えによる腸の収縮
    夜間に体温が下がることで腸の血流も低下します。特にお腹や足元が冷えていると、腸の平滑筋が収縮して蠕動運動のリズムが乱れ、便意の波が安定しません。
  2. 昼夜の自律神経切り替え不良
    秋は日照時間が短くなり、体内時計のリズムが乱れやすい季節。メラトニン分泌のズレも影響し、副交感神経がうまく優位になれず、夜になっても“戦闘モード”のままという人が増えます。
  3. ストレスと食生活の影響
    季節の変わり目は、気圧変化や仕事の忙しさによるストレスで交感神経が過剰に働き、腸内環境が乱れます。冷たい飲み物や刺激物の摂りすぎも腸の粘膜を刺激し、便通不安定を助長します。

東洋医学でみる「便意不安定」

東洋医学では、腸の不調は「脾」「肝」「腎」のバランスと深く関係しています。

  • 脾(ひ):消化吸収と水分代謝を司る臓。脾が弱ると「軟便」「便意が定まらない」「食後のだるさ」などが出やすい。
  • 肝(かん):気の流れを整える役割。ストレスで肝気が滞ると、腸の動きが乱れ、「便秘と下痢を繰り返す」ことが起こる。
  • 腎(じん):身体の根本的なエネルギーを蓄える臓。秋の冷えで腎陽が低下すると、下腹部の冷えや腸の鈍さを招きます。

つまり、秋の夜の便意不安定は、 「肝脾不和(かんぴふわ)」や「脾腎陽虚(ひじんようきょ)」といった東洋医学的なパターンが重なりやすい季節性の症状とも言えます。


骨盤矯正の効果:腸のポジションを整える

腸は骨盤内に位置する臓器です。骨盤が歪むことで腸のスペースや血流が変化し、便通にも影響が出ます。
くろちゃん鍼灸整体院の骨盤矯正では、骨盤の左右バランスを整え、腸への血流を改善。腸管の蠕動を助けることで、「出したいのに出ない」状態を緩和します。
特に女性では、骨盤の前傾や後傾が腸の働きを抑制してしまうことがあり、定期的な骨盤矯正で腸のリズムが安定していきます。


猫背矯正の効果:腹圧と自律神経の調整

猫背は、みぞおちを圧迫し、自律神経の通り道である胸椎周囲を緊張させます。これにより、交感神経が過剰に刺激され、腸の働きが抑えられてしまうことがあります。
猫背矯正によって胸郭を開き、呼吸を深くできるようにすることで、副交感神経が優位になり、腸のリラックスが促されます。
呼吸が整うと、自然とお腹の張りや便意の不安定さも落ち着いていきます。


鍼灸施術の効果:腸の自律神経調整と温め効果

鍼灸は、自律神経を整える代表的な施術です。特に腸の働きに関わる経穴(ツボ)を刺激することで、交感神経と副交感神経の切り替えをスムーズにし、腸のリズムを整えます。

おすすめのツボ:

  • 天枢(てんすう):おへその横。腸の働きを活性化。
  • 関元(かんげん):下腹部の冷えを改善し、腸の力を高める。
  • 足三里(あしさんり):脾胃の調整と免疫力アップ。

また、灸でお腹を温めることで腸の血流を改善し、夜間の冷えによる不調を防ぎます。


頭部施術の効果:脳腸相関のバランスを整える

「脳腸相関」と言われるように、腸と脳は密接に関わっています。ストレスや不安で脳が緊張していると、腸も影響を受けて便意が乱れます。
頭部施術では、頭皮や後頭部の筋緊張をゆるめ、自律神経中枢である脳幹の血流を改善。副交感神経を優位にして、心と腸を同時にリラックスさせます。


通院の目安

  • 急性期:週2回(便通や腹部の張りが強い時期)
  • リハビリ期:週1回(腸の動きが安定し始めた頃)
  • メンテナンス期:月2〜3回(季節の変わり目の予防・再発防止)

腸の働きは「習慣化」で安定します。急激に改善するものではなく、継続的に整えていくことで、自然と夜間の便意リズムが整っていきます。


ご予約について

くろちゃん鍼灸整体院では、LINE・ホームページから24時間予約受付中です。
施術者が1人のため、予約が埋まりやすくなっております。お早めにご連絡ください。


まとめ

秋の夜に便意が不安定になるのは、単なる「冷え」や「食べすぎ」ではなく、自律神経の切り替え不良と東洋医学的な“気血水の巡りの乱れ”が関係しています。

骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸・頭部施術を組み合わせて整えることで、腸のリズムと自律神経のスイッチが自然に戻り、夜も安心して休める体に導いていきましょう。

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