秋の夜に吐き気 ― 消化管不調

くろちゃん鍼灸整体院（小田原市・南足柄市・開成町・湯河原町・箱根町・熱海市・中井町・松田町・大井町・茅ヶ崎市・平塚市・秦野市対応）

はじめに
吐き気の正体 ― 自律神経と消化管の関係
東洋医学でみる「秋の吐き気」
秋の夜に吐き気が出やすい生活パターン
くろちゃん鍼灸整体院でのアプローチ
通院の目安
生活の工夫で吐き気を予防
当院からのメッセージ
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はじめに

秋の夜、ふとした瞬間に「なんだかムカムカする」「食欲がわかない」「気持ち悪くて眠れない」──そんな経験はありませんか？
夏の疲れが抜けきらず、朝晩の冷え込みで体が冷え、胃腸の動きが鈍くなり、気づけば“秋バテ”の一歩手前。
この「秋の夜に吐き気」を感じる方は、自律神経と消化管のリズムが乱れている可能性があります。

くろちゃん鍼灸整体院では、こうした季節性の消化不調を東洋医学と神経学の両面から丁寧に整え、体の内側から回復を促します。

吐き気の正体 ― 自律神経と消化管の関係

夜の吐き気は、単に胃の問題だけではなく、「自律神経の切り替え不良」によって起こることが多いです。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、日中は交感神経が優位、夜は副交感神経が優位になることで、体は休息モードへ移ります。

しかし、

仕事やストレスで夜になっても交感神経が優位のまま
スマホやPCの光刺激で脳が覚醒状態
寝る前の食事や飲酒で胃腸に負担

こうした生活リズムの乱れが、胃酸分泌や蠕動運動（ぜんどううんどう）の不調を招き、結果的に「ムカムカ」「胃が重い」「吐き気」を感じるのです。

東洋医学でみる「秋の吐き気」

東洋医学では、秋は「肺」と「大腸」の季節とされ、乾燥と冷えによって「脾胃（ひい）」の働きが弱まりやすいと考えます。
特に、

胃の働きを司る「脾」が弱る → 消化吸収が低下
肺の潤いが不足する → 胸や喉のつかえ
肝の気が滞る → 気が上へ逆流し「吐き気」に

この状態を「胃気上逆（いきじょうぎゃく）」と呼びます。
つまり、エネルギー（気）の流れが下へ流れず、上へ突き上げてしまうために、ムカムカ・嘔気・胸やけ・食欲不振などが起こるのです。

秋の夜に吐き気が出やすい生活パターン

夜遅くに夕食をとる（寝る直前の食事）
常に緊張状態（仕事・家庭ストレス）
姿勢が悪く、みぞおち周辺が圧迫されている
冷たい飲み物をよく摂る
季節の変わり目で体がだるい・冷える

これらが重なると、自律神経が過敏に反応し、胃の働きがブレーキをかけてしまいます。

くろちゃん鍼灸整体院でのアプローチ

● 骨盤矯正

骨盤は「自律神経のハブ」ともいえる部分。
歪みが生じると、内臓を支える筋肉群や神経経路にねじれが起こり、胃や腸への血流も低下します。
骨盤矯正では、仙骨と腰椎を正しい位置に戻し、自律神経のバランスを回復。消化管への血流が安定することで、胃のムカムカや吐き気がやわらぎます。

● 猫背矯正

猫背になると、みぞおち部分が常に圧迫され、横隔膜の動きが制限されます。
横隔膜は呼吸と胃の働きに深く関係しており、ここが硬くなると「胃下垂」や「逆流性胃炎」を招きやすくなります。
当院の猫背矯正は、胸郭を開き、肩甲骨まわりとみぞおちを柔らかく保つことで、呼吸と消化の両方をスムーズにします。

● 鍼灸施術

鍼灸は、交感神経と副交感神経の切り替えを穏やかに行う最も効果的な方法の一つです。
「内関（ないかん）」「足三里（あしさんり）」「中脘（ちゅうかん）」などのツボを使い、胃腸の働きを整えます。
特に夜の吐き気には「心窩部（みぞおち）」周囲のツボが有効で、自律神経の過緊張を鎮めることで、深い眠りと消化の安定を取り戻せます。