はじめに
秋の夜、ようやく涼しくなってきて眠ろうとしているのに、
「なんだか心臓がバクバクして落ち着かない…」
「横になると胸がドキドキして、息苦しくなる…」
そんな経験をされたことはありませんか?
昼間は平気なのに、夜になると急に心拍が早くなる。
不安になって病院へ行っても「異常なし」と言われてしまう。
でもご本人にとっては、とても不安でつらい状態ですよね。
くろちゃん鍼灸整体院でも、秋の夜に「心臓がバクバクして眠れない」「突然胸が苦しくなる」とご相談いただく方が増えます。
実はこれ、自律神経の“切り替えスイッチ”がうまく働いていないサインなんです。
今回は「秋の夜に心臓がバクバクする理由」と、「東洋医学から見た心と体の関係」、
そして当院で行っている「骨盤矯正」「猫背矯正」「鍼灸施術」「頭部施術」が、どのようにこの不安な症状を和らげるのかを詳しくお伝えします。
秋の夜に起こる「心臓バクバク」の正体
秋は気温・気圧・日照時間がどんどん変化する季節。
朝晩の冷え込みや昼夜の寒暖差、日が短くなることによるホルモン分泌の乱れが、自律神経のリズムを大きく乱してしまいます。
自律神経の仕組みを簡単に
自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」という2つの神経で体のバランスを取っています。
- 交感神経:活動モード(昼間・緊張・集中)
 - 副交感神経:リラックスモード(夜・休息・消化)
 
通常であれば、日中は交感神経が優位になり、夜は副交感神経に切り替わって体を休ませるというリズムが整っています。
ところが秋は、
- 昼夜の寒暖差で体温調節が乱れる
 - 日照時間の減少で「セロトニン」「メラトニン」などのホルモンが減る
 - 気圧変化により血管の収縮・拡張が激しくなる
このような要因が重なり、切り替えスイッチが混乱してしまうのです。 
その結果、夜でも交感神経が働きっぱなしの「戦闘モード」のままになり、
心拍数が上がったり、動悸を感じたりすることにつながります。
自律神経が乱れると心臓がバクバクする理由
心臓は自律神経の支配を強く受けており、ストレス・気温差・姿勢・呼吸など、さまざまな影響で拍動が変わります。
交感神経が優位になると心拍は速くなり、副交感神経が優位になるとゆっくりになります。
夜は本来、副交感神経が優位になって心拍が穏やかになる時間帯ですが、
スマホの光・ストレス・不安・姿勢の乱れなどで交感神経が刺激されると、
心臓が「まだ起きている」と勘違いして働き続けてしまうのです。
つまり、夜の「心臓バクバク」は体のリズムが夜型に切り替わらない状態。
自律神経が“ブレーキ”と“アクセル”を同時に踏んでいるようなものです。
東洋医学から見る「心臓バクバク」
東洋医学では、心臓の働きを「心(しん)」と表現します。
心は単に血を送るポンプではなく、感情・精神活動(神志)を司る中心とされています。
心のバランスが乱れるとどうなる?
心が乱れると、「心気」「心血」「心陰」といった内的エネルギーの流れが崩れ、
不安・不眠・動悸・胸の圧迫感・顔の火照りなどが現れます。
秋は特に、空気の乾燥や冷えが「肺」と「心」に影響しやすい季節。
呼吸が浅くなり、血流が滞り、気が上にこもることで「心火上炎(しんかじょうえん)」と呼ばれる状態になりやすいのです。
これはまさに、夜に心臓がバクバクする典型的なパターン。
東洋医学的なタイプ別分類
| タイプ | 主な特徴 | 改善の方向性 | 
|---|---|---|
| 心気虚(しんききょ) | 息切れ、疲労、胸苦しさ、不安 | 気を補い心を安定させる | 
| 心陰虚(しんいんきょ) | 不眠、動悸、ほてり、口の渇き | 陰を補い心の熱を冷ます | 
| 心火上炎(しんかじょうえん) | 顔の赤み、胸の熱感、いらだち | 熱を下げて落ち着かせる | 
| 心脾両虚(しんぴりょうきょ) | 思いすぎ・不安感・疲労 | 消化機能を助けて心を養う | 
当院での施術方針
くろちゃん鍼灸整体院では、「心臓のドキドキ=心臓だけの問題」とは考えません。
姿勢・呼吸・神経・血流・内臓・気の巡りを全体的に整えることで、根本的な安定を目指します。
① 骨盤矯正 ― 自律神経の“軸”を整える
骨盤は体の土台であり、自律神経の通り道である脊柱を支えています。
骨盤が歪むと、交感神経の通りが悪くなり、リズムの乱れが起こります。
骨盤矯正によって神経伝達をスムーズにし、背骨全体の血流を改善。
交感神経と副交感神経のバランスが自然に整っていきます。
「夜に心臓がバクバクして眠れない」という方でも、
骨盤を整えることでリラックス反応が出やすくなることが多いです。
② 猫背矯正 ― 胸の圧迫を解放し呼吸を深くする
猫背になると胸郭が狭まり、心臓を圧迫し、呼吸も浅くなります。
呼吸が浅くなると酸素不足が起き、交感神経が過剰に反応。
その結果、動悸や不安感が強くなってしまいます。
猫背矯正で胸を開き、肋骨・肩甲骨の動きを柔らかくすると、
自然に呼吸が深くなり、副交感神経が働きやすくなります。
「呼吸が通るようになって胸の圧迫感が減った」
「夜にリラックスして眠れるようになった」
というお声をよくいただきます。
③ 鍼灸施術 ― 自律神経と血流の安定化
鍼灸では、心臓まわりの興奮を鎮め、体全体のエネルギー循環を整えます。
よく使うツボは以下の通りです。
- 神門(しんもん):心の落ち着きを取り戻す代表的なツボ
 - 内関(ないかん):胸のつかえや不安、動悸に効果的
 - 膻中(だんちゅう):胸の真ん中、心の“中心”を鎮めるツボ
 - 太衝(たいしょう):気の滞りを解消し、イライラを落ち着かせる
 
鍼でツボを刺激することで、自律神経が調整され、血流が安定します。
また、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が減少し、
「心臓のバクバクが自然に落ち着いてきた」と感じられる方が多いです。
④ 頭部施術 ― 脳の興奮を鎮めるリラックス効果
自律神経の中枢である視床下部・脳幹は頭の奥にあります。
頭皮の緊張や目の疲れ、噛みしめなどが続くと、この部分が過剰に興奮し、
夜になってもリラックスできなくなってしまいます。
当院では、後頭部や側頭部の筋膜を優しく緩め、
脳の過活動を抑える「頭部調整」を行います。
これにより、呼吸が深くなり、脳波がα波優位に変化。
心臓の拍動も穏やかになっていくのを実感できます。
眠ってしまう方も多く、「頭を緩めるだけでこんなに体が軽くなるんだ」と驚かれることもしばしばです。
通院の目安
| 期間 | 頻度 | 内容 | 
|---|---|---|
| 急性期 | 週2回 | 自律神経の興奮を抑え、心臓のバクバクを落ち着かせる段階 | 
| リハビリ期 | 週1回 | 呼吸・姿勢・神経の切り替えを定着させる | 
| メンテナンス期 | 月2〜3回 | 季節変化に合わせて自律神経を整える予防ケア | 
秋から冬にかけては、特に神経が乱れやすい時期。
「秋の夜になるといつも胸がドキドキする」という方は、早めのケアがおすすめです。
ご予約・ご案内
くろちゃん鍼灸整体院では、LINE・ホームページから24時間予約受付中です。
施術者は院長ひとりのため、予約が取りづらくなっております。
特に秋〜冬はお問い合わせが集中しますので、お早めにご連絡ください。
📍対応エリア:
小田原市・南足柄市・開成町・湯河原町・箱根町・熱海市・中井町・松田町・大井町・茅ヶ崎市・平塚市・秦野市
まとめ
秋の夜に心臓がバクバクするのは、心臓そのものよりも自律神経のリズムが乱れているサインです。
冷え・乾燥・気温差・ストレスなどで交感神経が働きすぎると、体が休めなくなります。
東洋医学では「心と神志(しんし)」の乱れと考え、
骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸・頭部施術を組み合わせて整えることで、
リラックスできる夜を取り戻すことができます。
「胸のドキドキで眠れない」「検査では異常がないけれどつらい」
そんな方は、ぜひ一度くろちゃん鍼灸整体院へご相談ください。
体の声を丁寧に聴き、あなたの“安心できる夜”を取り戻すお手伝いをいたします。
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