【はじめに】
秋の夜になると、肩甲骨のあたりがじわじわと痛む、重だるい…そんな声を多く聞く季節です。
昼と夜の寒暖差が大きくなり、体が冷えやすくなることで血流が滞り、肩甲骨まわりの筋肉が固まりやすくなります。
さらにデスクワークやスマートフォン操作で背中が丸まる「猫背姿勢」が続くと、筋肉と神経のバランスが崩れ、痛みが慢性化しやすいのです。
今回は「秋の夜に肩甲骨痛み ― 猫背と血流不良が影響」というテーマで、
自律神経の働きや東洋医学の視点から原因を解説し、くろちゃん鍼灸整体院で行っている施術法について詳しくご紹介します。
秋の夜に肩甲骨の痛みが出やすい理由
1. 夜間の自律神経の切り替えが乱れやすい
日中は交感神経が優位になり、活動モードで体温や血圧を上げます。
夜になると副交感神経が働き、筋肉をゆるめて休息に入るはずですが、現代人はその切り替えがうまくいかない方が多いのです。
夜遅くまでのスマートフォン使用やストレス、冷えなどが原因で、交感神経が夜まで優位なままになり、筋肉が緊張し続けます。
肩甲骨まわりは交感神経の支配が強い部位のため、この緊張が痛みとして出やすくなります。
2. 猫背姿勢による血流不良
秋は気温が下がることで自然と肩をすくめ、背中が丸くなりがちです。
この姿勢は肩甲骨の可動性を制限し、血液とリンパの流れを悪くします。
特にデスクワーク中の「巻き肩」姿勢は、肩甲骨を外に引っ張り、僧帽筋・菱形筋などに持続的な負担を与えます。
その結果、慢性的な「こり」や「刺すような痛み」として現れるのです。
3. 秋特有の冷えと乾燥
東洋医学では秋は「燥(そう)」の季節。空気が乾燥し、体内の水分バランスが乱れます。
さらに夜間の冷え込みで血管が収縮し、筋肉への血流が滞ります。
この「冷え」と「乾き」のダブル作用により、筋肉が硬直して肩甲骨痛みを悪化させるのです。
自律神経と肩甲骨痛の関係
肩甲骨まわりには自律神経が密集しており、特に交感神経の影響を強く受けます。
交感神経が過剰に働くと血管が収縮し、筋肉が緊張します。
副交感神経が低下すると修復力や血流が低下するため、痛みやこりが取れにくくなるのです。
このような状態を放置すると、次のような症状が出てきます。
- 夜中に肩や背中の痛みで目が覚める
 - 肩甲骨の内側がピリピリ、ズキズキする
 - 朝起きた時に背中が固まっている
 - 深呼吸すると肩甲骨の下が痛い
 - 背中のだるさが抜けない
 
これらはすべて「自律神経のリズムの乱れ」と「血流不足」が関係しています。
東洋医学からみる肩甲骨痛 ― 「肝」と「血」の滞り
東洋医学では、肩甲骨痛は「肝の疏泄機能(そせつきのう)の失調」と「瘀血(おけつ)」に関連します。
- 肝の疏泄機能とは、気と血の流れをスムーズにする働きです。
秋は乾燥や冷えにより、この機能が弱まり「気滞(きたい)」が起きやすくなります。 - 気の流れが滞ると、血の流れも悪くなり「瘀血(おけつ)」が発生。
肩甲骨まわりや背中の血流が悪くなり、痛みや重だるさを感じます。 
また、秋は「肺」の季節でもあります。
肺は「皮毛」を司るとされ、冷えと乾燥によって皮膚・筋肉・血管のバランスを崩しやすくなります。
その結果、肩甲骨や背中の表層部で血行が悪くなり、痛みが出やすくなるのです。
くろちゃん鍼灸整体院での施術アプローチ
① 骨盤矯正で全身の軸を整える
肩甲骨の痛みは、実は骨盤の歪みが関係していることも多いです。
骨盤が前傾・後傾していると背骨のカーブが乱れ、肩甲骨が正しい位置に保てません。
骨盤矯正により体の土台を整えることで、背中の筋肉バランスも安定し、肩甲骨の可動域が広がります。
結果として、痛みの根本原因である姿勢のゆがみが解消されていきます。
② 猫背矯正で胸郭の動きを回復
猫背は肩甲骨の動きを制限する大きな原因です。
当院では猫背矯正により、胸椎の可動性と肩甲骨のスライド運動を取り戻します。
胸を開く姿勢を作ることで、呼吸が深くなり、副交感神経の働きも高まります。
血流改善とリラックス効果が相乗し、夜間の痛みやコリが軽減していきます。
③ 鍼灸施術で血流と神経バランスを整える
鍼灸は自律神経の調整に非常に有効です。
肩甲骨まわりのツボ(肩外兪、膏肓、天宗など)に鍼を行うことで、局所の血流を改善し、痛み物質を流し出します。
また、自律神経のバランスをとる「百会」「風池」「内関」などのツボを組み合わせることで、
全身のリズムを整え、夜にしっかり休息できる体に導きます。
④ 頭部施術で副交感神経を優位に
肩甲骨痛の背景にある「ストレス性の緊張」には、頭部施術が効果的です。
頭皮をやさしく緩めることで、脳の血流が改善し、リラックス神経(副交感神経)が働きやすくなります。
結果として、首肩の緊張がスッと抜け、夜の痛みや睡眠の質も向上します。
通院の目安
- 急性期:週2回(症状が強い・夜に痛みが出る時期)
 - リハビリ期:週1回(筋肉の柔軟性を維持しながら回復を促す時期)
 - メンテナンス期:月2〜3回(再発予防・姿勢の安定を目的)
 
施術の効果を定着させるには、段階的なケアが大切です。
「痛みが取れた=完治」ではなく、「再び痛みが出にくい体」に整えていくことを目指します。
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