はじめに
「秋になると頭が重くてスッキリしない」「天気が崩れる前にズキズキ痛む」――そんな声をこの時期によく耳にします。
実はこの“秋の気圧変化による頭痛”は、自律神経の働きが関係していることが多いのです。
低気圧が近づくと体の中では血管が拡張し、神経や筋肉が敏感に反応します。その結果、頭痛やめまい、首のこり、だるさなどを感じやすくなります。
さらに、秋は朝晩の寒暖差が大きく、日照時間も短くなるため、自律神経のリズムが乱れやすい季節。つまり、心と体が“冬支度モード”に切り替わる途中で不安定になりやすいのです。
このブログでは、「なぜ秋の気圧変化で頭痛が起こるのか」「自律神経と東洋医学の関係」「くろちゃん鍼灸整体院での改善方法」について、わかりやすくお話しします。
秋の気圧変化で起こる頭痛のメカニズム
気圧が下がると体はその変化を「耳」と「血管」で感じ取ります。
内耳の気圧センサーが乱れると、脳が「体が不安定だ」と感じ、交感神経が過剰に働いて血管が収縮。
一方、気圧の低下により酸素濃度が下がると、今度は副交感神経が優位になって血管が拡張します。
この“交感神経と副交感神経の綱引き状態”が、頭痛の根本原因です。
特に次のような特徴が見られます。
- 天気が崩れる前にズキズキする偏頭痛タイプ
 - 気温差や湿度変化で首から後頭部が締め付けられる緊張型タイプ
 - 頭が重く目の奥が痛い混合型タイプ
 
これらの症状は、血管の収縮・拡張をコントロールする自律神経が乱れることで起こります。
自律神経の乱れと血管の関係
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」で成り立っています。
交感神経は昼間・活動モードで、血管を収縮させて血圧を上げ、体をシャキッとさせます。
副交感神経は夜・休息モードで、血管を拡張して体をリラックスさせます。
しかし、秋の急な気圧低下や朝晩の冷え込みで、この切り替えがうまくできなくなります。
その結果――
- 首や肩の筋肉が緊張して血流が悪くなる
 - 脳に酸素が届きにくくなり、頭痛が出やすくなる
 - 自律神経のリズムが乱れ、夜眠れない・朝だるい
 
といった悪循環に陥ります。
東洋医学から見た「気圧頭痛」
東洋医学では、気圧変化による頭痛は「風」「湿」「寒」という自然エネルギー(外邪)が体に影響を与えることで起こると考えます。
● 風邪(ふうじゃ)
秋の風が強まると、「風邪(ふうじゃ)」が体表に侵入し、経絡を乱します。特に「風は百病の長」とも言われ、頭痛・肩こり・めまいの原因となります。
● 湿邪(しつじゃ)
雨や台風などで湿度が高くなると、「湿」が体内に停滞します。これが「頭が重い」「だるい」「気分が沈む」といった症状を引き起こします。
● 寒邪(かんじゃ)
朝晩の冷え込みで血流が悪くなり、首や頭部の筋肉が硬直して神経を圧迫。これが「締め付け型の頭痛」に発展します。
東洋医学的に見ると、これらの外邪に対して体の防衛機能である「正気(せいき)」が弱まっていることが原因。
つまり、「体のバリア機能=自律神経」が乱れている状態です。
くろちゃん鍼灸整体院でのアプローチ
① 骨盤矯正 ― 自律神経のバランスを整える基盤作り
骨盤は自律神経の通り道でもあり、背骨のカーブや姿勢に直結します。
骨盤が歪むと交感神経が常に緊張し、頭への血流も不安定になります。
当院の骨盤矯正では、仙骨・腰椎の微調整を行い、
「自律神経のスイッチ切替がしやすい体」を取り戻します。
これにより、気圧の変化にもブレない“安定した体温・血圧・血流”が維持できます。
② 猫背矯正 ― 頭痛を引き起こす筋緊張を解除
気圧頭痛の多くは「猫背姿勢」からくる肩・首のこりが原因です。
背中が丸まると胸郭が圧迫され、呼吸が浅くなり、酸素不足に。
脳に酸素が足りなくなると、血管拡張を促して頭痛を引き起こします。
猫背矯正では、肩甲骨の可動域を広げ、頚椎のカーブを整えることで
“首の緊張からくる頭痛”を根本的に改善します。
「呼吸が深くなった」「頭が軽くなった」というお声も多くいただいています。
③ 鍼灸施術 ― 血管の反応と自律神経を直接整える
鍼灸は、体内の気血の流れを整え、自律神経の興奮を鎮める効果があります。
特に「風池」「天柱」「百会」「太衝」「合谷」などのツボを使うことで、
頭部への血流を改善し、気圧変化に強い体づくりをサポートします。
また、鍼灸刺激は副交感神経を活性化させるため、
「眠りが深くなった」「雨の日でも頭が痛くなくなった」という変化も実感できます。
④ 頭部施術 ― 脳血流と頭皮緊張をリセット
頭皮の筋肉(前頭筋・側頭筋・後頭筋)は、自律神経の緊張を反映します。
特に気圧変化時は、これらの筋肉がこわばり、頭皮が硬くなります。
頭部施術では、オリジナルの手技で「頭蓋リズム(呼吸に合わせた微細な動き)」を整え、
脳の血流と神経伝達をスムーズにします。
「頭の締め付け感が消えた」「視界が明るくなった」など、即効性を感じる方も多い施術です。
東洋医学で見る「気圧に強い体」を作る養生法
- 早寝早起きで自律神経リズムを整える
秋は夜長ですが、睡眠のリズムを崩さないことが大切。22時〜23時には就寝を心がけましょう。 - 冷え対策を徹底する
首・足首・お腹を温めると自律神経のバランスが安定します。腹巻きや温かい飲み物がおすすめです。 - 呼吸を深くする
背中を伸ばし、鼻から吸って口から吐く呼吸を意識。副交感神経を優位にし、緊張を和らげます。 - 体を動かす
軽いウォーキングやストレッチで血流を促し、「湿邪」を追い出します。朝日を浴びることで自律神経リズムも改善。 
通院の目安
- 急性期(痛みが強い時) … 週2回
 - リハビリ期(再発防止・安定期) … 週1回
 - メンテナンス期(季節の変わり目ケア) … 月2〜3回
 
継続的に通うことで、気圧変化に左右されない体質へと変わっていきます。
ご予約について
くろちゃん鍼灸整体院では、
LINE・ホームページから24時間予約受付中!
施術者が一人のため、予約枠が限られております。
気圧頭痛や自律神経の乱れでお悩みの方は、お早めにご連絡ください。
小田原市・南足柄市・開成町・湯河原町・箱根町・熱海市・中井町・松田町・大井町・茅ヶ崎市・平塚市・秦野市など、
西湘・湘南エリアから多くの方がご来院されています。
まとめ
秋の気圧変化による頭痛は「体質のせい」ではありません。
自律神経が環境変化に対応しきれず、血管の収縮・拡張リズムが乱れているだけ。
つまり、整えてあげれば必ず改善できます。
骨盤を整え、姿勢を正し、鍼灸で血流と神経のバランスを整え、
頭部施術で“脳の緊張”を解きほぐす。
これらを組み合わせることで、秋の気圧変化にも負けない体をつくることができます。
「雨の日でも楽に過ごせるようになった」
「天気予報を気にせず出かけられるようになった」
そんな日常を、くろちゃん鍼灸整体院で一緒に取り戻しましょう。
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