はじめに
秋になると、「鼻がムズムズしてくしゃみが止まらない」「肌がかゆくなって赤くなる」「目のかゆみや涙が出やすい」といったアレルギー症状が強く出てしまう方が増えてきます。
「春だけ花粉症がつらいと思っていたのに、秋も症状が出るようになった」
「涼しくなってきたのに、なぜか体がかゆい・むくむ」
そんな声を、くろちゃん鍼灸整体院でもこの時期によく耳にします。
実は、秋口のアレルギー症状の悪化には**自律神経の乱れによる“免疫の誤作動”**が大きく関係しています。
体の防衛システムである免疫は、交感神経と副交感神経のバランスによってコントロールされています。このバランスが崩れると、体は本来敵ではないホコリや花粉、食べ物にまで過剰反応してしまうのです。
この記事では、
- 秋口にアレルギーが悪化する理由
- 自律神経と免疫の深い関係
- 東洋医学から見た「季節と体の反応」
- くろちゃん鍼灸整体院での具体的な施術内容と効果
を、患者さん目線でわかりやすく解説していきます。
秋にアレルギー症状が悪化しやすい理由
秋口は昼夜の寒暖差が大きく、湿度も急に下がります。この「気候の急変」が、自律神経の働きを乱す最も大きな要因のひとつです。
人の体は外気温が下がると、血管を収縮させて体温を保ち、汗の量を減らして水分を保とうとします。しかし、自律神経がその変化にうまく対応できないと、
- 鼻や気道の粘膜が乾燥する
- 皮膚のバリア機能が弱まる
- 免疫細胞が過剰反応する
といった状態になります。
さらに、秋は「ブタクサ・ヨモギ・イネ科」などの秋花粉が多く飛ぶ季節。そこに夏の疲れが残っていると、体の抵抗力も低下し、アレルギーが出やすくなります。
つまり、秋のアレルギーは単なる花粉の影響ではなく、自律神経と免疫の不安定さが重なって起きるものなのです。
自律神経と免疫制御の関係
自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」の2つがあります。
この2つの神経は、まるでアクセルとブレーキのように働き、体の内部環境を一定に保っています。
- 交感神経:体を戦闘・緊張モードにする(免疫を抑制)
- 副交感神経:体をリラックス・修復モードにする(免疫を促進)
健康なときはこのバランスが絶妙に保たれています。
ところが、秋のように寒暖差が大きくストレスも重なりやすい季節は、交感神経が優位になりやすくなります。交感神経が長く優位になると、免疫が過敏に反応して「アレルギー」「炎症」「かゆみ」といった症状を引き起こしてしまうのです。
また、副交感神経が過剰に働くタイプの人では、免疫細胞の活性が強まりすぎて、やはり同じようにアレルギー反応が出ることもあります。
つまり、自律神経の乱れはどちらに傾いても免疫の誤作動を招くのです。
東洋医学から見る秋とアレルギー
東洋医学では、秋は「肺」と「大腸」の季節とされています。
肺は「皮膚・粘膜・呼吸」と深く関係し、大腸は「排泄・免疫・水分代謝」と関わる臓腑です。秋にアレルギーが悪化するのは、この肺・大腸のバランスが崩れるためと考えられます。
肺の不調による症状
- 鼻水・鼻づまり・くしゃみ
- 皮膚の乾燥・かゆみ・湿疹
- 呼吸が浅い・咳が出る
大腸の不調による症状
- 便秘または下痢
- 腸内環境の乱れによる免疫低下
- 花粉やハウスダストへの過敏反応
また、秋は「悲しみ」や「寂しさ」といった情緒が出やすい季節でもあります。感情の揺れは気(エネルギー)の流れを滞らせ、自律神経にも影響します。
そのため、東洋医学では「気の巡り」「肺の潤い」「大腸の通り」を整えることが、秋のアレルギー改善に欠かせないとされます。
くろちゃん鍼灸整体院の施術方針
当院では、アレルギーを「免疫の暴走」と捉えるだけでなく、自律神経・姿勢・血流・内臓の働きを総合的に整えることで改善を目指します。
主に以下の4つの施術を組み合わせて行います。
① 骨盤矯正 〜自律神経の中枢を安定させる〜
骨盤は体の中心であり、自律神経が通る背骨を支える要となる部分です。
骨盤が歪むと背骨の配列も崩れ、脊髄から出る神経の伝達が滞ります。これが自律神経の乱れにつながり、免疫調整にも影響を及ぼします。
くろちゃん鍼灸整体院では、骨盤の左右バランス・傾き・ねじれを丁寧に調整。
正しい姿勢を取り戻すことで、神経の伝達がスムーズになり、全身のバランスが安定していきます。
骨盤が整うと血流も改善し、腸の動きが活発になり、免疫機能の正常化にもつながります。
② 猫背矯正 〜呼吸を深くして肺機能を高める〜
アレルギー症状が強い方の多くに「浅い呼吸」「胸郭の硬さ」「猫背姿勢」が見られます。
猫背になると、肋骨の動きが制限され、肺がしっかり膨らまなくなります。
その結果、酸素不足が続き、自律神経は常に交感神経優位の緊張状態になってしまいます。
猫背矯正では、胸椎の動きを柔らかくし、肩甲骨や肋骨の可動域を広げることで、自然と深い呼吸ができるように導きます。
呼吸が整うと、副交感神経が優位に働きやすくなり、免疫の暴走を鎮めてくれるのです。
③ 鍼灸施術 〜免疫バランスと季節の「気」を整える〜
鍼灸は、東洋医学的に「気血水(きけつすい)」の巡りを整える施術です。
秋のアレルギーには、以下のようなツボを組み合わせて使用します。
- 合谷(ごうこく):免疫調整・炎症鎮静
- 太淵(たいえん):肺の働きを高める
- 曲池(きょくち):皮膚のかゆみ・炎症を鎮める
- 足三里(あしさんり):胃腸と自律神経を安定させる
これらのツボを刺激することで、自律神経の過剰反応を抑え、血流とリンパの循環を促進。
また、体質に応じてお灸を使い、冷えや水分代謝の滞りを改善していきます。
アレルギー体質の方は「冷え」と「湿気」に弱い傾向があり、体を温めて巡りを整えることが非常に重要です。
④ 頭部施術(ヘッドバランス調整)〜自律神経の司令塔をリセット〜
頭部には自律神経を司る「視床下部」や「脳幹」があります。
現代人はスマホ・パソコン・ストレスによって頭部が常に緊張し、交感神経が過剰に働いている状態になりやすいです。
当院の頭部施術は、頭蓋骨の微細な動きを整えるクラニアル手技を取り入れています。
これにより脳への血流が改善され、神経伝達がスムーズになります。
施術中に「頭が軽くなって呼吸が深くなった」と感じる方も多く、免疫反応の安定化に直結します。
東洋医学的生活アドバイス
秋のアレルギーを悪化させないためには、日常生活で「肺を潤す」「冷やさない」「リズムを整える」ことが大切です。
- 朝晩の冷え対策に首・足首・お腹を温める
- 白い食材(大根・れんこん・梨・白きくらげなど)を意識的に摂る
- 夜更かしを避け、22〜23時までに就寝
- スマホやPCを寝る前に見すぎない
- 深呼吸やストレッチで「呼吸筋」を緩める
これらを意識するだけでも、自律神経の安定と免疫の鎮静に大きな効果があります。
通院の目安
- 急性期(症状が強い時):週2回
- リハビリ期(改善が見られ始めた時):週1回
- メンテナンス期(再発予防・体質改善):月2〜3回
継続して施術を受けることで、体質そのものが整い、季節の変化にも強くなっていきます。
予約について
くろちゃん鍼灸整体院では、
LINE・ホームページから24時間予約受付中です。
施術者は1人のため、予約枠がすぐに埋まりやすい状況です。
お早めのご予約をおすすめいたします。
まとめ
秋は「涼しくて快適」と感じる一方で、体の内部では大きな環境変化が起きています。
その影響で自律神経が乱れ、免疫の働きが過敏になることでアレルギー症状が悪化する方が多いのです。
くろちゃん鍼灸整体院では、骨格・筋肉・神経・東洋医学の4つの視点からアプローチし、
アレルギーに強い体づくりをサポートしています。
一時的な症状緩和ではなく、「季節が変わっても揺らがない体」を一緒に目指していきましょう。
【*効果には個人差があります】
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