はじめに
「最近、緊張すると息苦しくなる」「深呼吸がうまくできない」そんなお悩みを感じていませんか?
仕事のプレッシャー、人間関係のストレス、または気づかないうちに続く緊張状態によって、呼吸が浅くなってしまう方が増えています。
呼吸が浅い状態は、単なる一時的な不調ではなく、自律神経の“息詰まり”が起きているサインです。
本記事では、自律神経がどのように呼吸をコントロールしているのか、そして東洋医学から見た「気の流れ」や「胸のつまり」の考え方を交えて解説します。さらに、くろちゃん鍼灸整体院で行っている骨盤矯正・猫背矯正・鍼灸施術・頭部施術がどのように呼吸の深さを取り戻す手助けになるのかを、詳しくお伝えしていきます。
緊張すると呼吸が浅くなるのはなぜ?
人が緊張すると、自律神経のうち「交感神経」が優位に働きます。
交感神経は、体を“戦闘モード”にする神経。心拍数を上げ、血圧を高め、筋肉に力を入れる働きをします。これは危険に備えるための自然な反応ですが、現代ではこの反応が日常的に続いてしまうことが多いのです。
交感神経が優位な状態では、横隔膜の動きが硬くなり、胸の筋肉にも緊張が走ります。その結果、呼吸が浅くなり、肩や首がガチガチにこわばるという状態になります。
息が浅いと、血液中の酸素が減り、脳への酸素供給も不足します。これが「頭がボーッとする」「集中できない」「不安感が増す」といった症状につながります。
自律神経が息を詰めてしまうメカニズム
「自律神経が息を詰める」と聞くと少し不思議に思われるかもしれませんが、これは実際に体の中で起きている現象です。
自律神経のバランスが崩れると、呼吸リズムを調整する脳幹の働きに乱れが生じます。
・ストレスで交感神経が過剰に働く
・呼吸筋が固まる
・深呼吸しようとしても空気が入りづらい
・息苦しさ→不安→さらに緊張
このような悪循環が続くことで、体が「浅い呼吸が当たり前」と覚えてしまうのです。
東洋医学で見る「呼吸の浅さ」
東洋医学では、呼吸の浅さは「気の滞り」としてとらえます。
特に関係するのは「肺」と「肝」の働きです。
肺の気が滞ると
肺は“気”を全身にめぐらせる臓。気の動きが浅いと、胸が詰まったように感じたり、息を吸ってもスッキリしない感覚が出ます。
肝の気が滞ると
「肝」はストレスや感情と深く関わる臓。怒りや緊張、我慢が続くと肝気が停滞し、胸のあたりで“つかえ”や“締めつけ”を感じます。
つまり、呼吸が浅いということは、肺と肝のエネルギーが伸びやかに流れていない状態。東洋医学ではこれを「気滞(きたい)」や「肝気鬱結(かんきうっけつ)」と呼びます。
浅い呼吸が続くとどうなるのか
呼吸の浅さは、単なる不快感だけでは済みません。
- 頭痛・めまい・肩こり
- 手足の冷え
- 不眠や倦怠感
- 不安感・イライラ
- 胃腸の不調
これらはすべて、自律神経の働きと密接に関係しています。
呼吸が浅いということは、副交感神経(リラックス神経)が十分に働けていない状態です。体が休めず、夜もスイッチが切れないまま過ごしてしまいます。
骨盤矯正で呼吸のリズムを整える
呼吸と骨盤は一見関係なさそうですが、実は深い繋がりがあります。
呼吸を支える“横隔膜”は、骨盤底筋群と連動しています。骨盤が前後に傾いたり、ゆがんだりすると、横隔膜がうまく上下できず、自然な呼吸が妨げられます。
くろちゃん鍼灸整体院では、骨盤の傾き・ねじれを丁寧に整えることで、呼吸筋の動きがスムーズになり、自然と深い呼吸ができる体を作ります。
特に座り姿勢の多いデスクワーカーや、緊張でお腹が張りやすい方には効果的です。
猫背矯正で胸の開きを取り戻す
呼吸が浅い方の多くは、姿勢にも特徴があります。
肩が前に出て背中が丸まり、胸郭(胸のかご)が潰れている状態です。これでは肺が十分に膨らまず、息を吸っても苦しいと感じてしまいます。
猫背矯正では、背骨と肋骨の可動域を広げ、胸を自然に開けるように導きます。
施術後は「息が入りやすくなった」「深呼吸が気持ちいい」と実感される方が多く、心身の解放感にもつながります。
鍼灸施術で自律神経のバランスを整える
緊張による呼吸の浅さは、自律神経のアンバランスが根本にあります。
鍼灸では、胸・首・腹部など呼吸に関係するツボを刺激し、交感神経の過緊張をやわらげ、副交感神経を働かせることで呼吸を深めていきます。
主に用いるツボは以下のようなものです。
- 膻中(だんちゅう):胸の中央、ストレスで詰まりやすい場所
- 天突(てんとつ):のどのくぼみ、呼吸を通りやすくする
- 太衝(たいしょう):足の甲、肝気をめぐらせる
これらを組み合わせることで、胸のつかえがスッと抜け、呼吸の波が自然に戻るように導きます。
頭部施術で脳の緊張をゆるめる
呼吸の浅さは「脳の緊張」とも関係しています。
ストレスが続くと脳の交感神経中枢が過剰に働き、全身に「緊張しろ」という信号を出し続けます。
頭部施術では、頭皮・後頭部・こめかみを優しくゆるめ、脳血流を改善。深いリラックス状態に導きます。
「施術中に自然と深呼吸が出た」「頭の中が静かになった」とおっしゃる方も多く、呼吸リズムの再調整に非常に有効です。
施術の流れと通院の目安
呼吸の浅さは、1回で劇的に改善することもありますが、多くの場合、体が緊張を覚えてしまっているため、継続的な施術が必要です。
- 急性期(初期改善):週2回
→ 自律神経のリズムを整え、呼吸筋をゆるめます。 - リハビリ期:週1回
→ 正しい呼吸を体が覚えるように安定化します。 - メンテナンス期:月2〜3回
→ ストレスや季節の変化でも乱れにくい状態を維持します。
ご予約とご案内
くろちゃん鍼灸整体院では、LINE・ホームページから24時間予約受付中です。
施術者は院長ひとりのため、予約枠に限りがございます。
特に季節の変わり目や連休明けは混み合いやすいため、お早めのご連絡をおすすめします。
まとめ
呼吸は、生命のリズムそのものです。
緊張で呼吸が浅くなるのは「頑張りすぎている体」からのサイン。
自律神経の調整と姿勢の改善によって、もう一度“深く息を吸える体”を取り戻しましょう。
小田原市・南足柄市・開成町・湯河原町・箱根町・熱海市・中井町・松田町・大井町・茅ヶ崎市・平塚市・秦野市近郊で、呼吸やストレスの不調にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
【*効果には個人差があります】
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