肝血虚とは?東洋医学で読み解く肌の乾燥の本質
東洋医学における「肝」は、血(けつ)を蔵し、血を全身に巡らせる重要な臓です。特に「肝血」は、筋や目、爪、そして肌の潤いを保つためにも不可欠な存在です。
「肝血虚(かんけっきょ)」とは、肝に蓄えられた血が不足している状態を指します。血が不足すると、以下のような皮膚の変化が見られます:
- 肌がカサカサしてハリや潤いがなくなる
- 粉を吹いたような乾燥
- 爪が割れやすくなる
- 目がかすむ・ドライアイ気味になる
- 筋肉のひきつれ・足のつり
- 生理不順や経血の減少
これらはすべて「血」の不足によるもので、特に顔や手足など末端の皮膚に現れやすいのが特徴です。東洋医学では、血は気(エネルギー)と共に五臓六腑を養うものであり、血が不足すると全身的な乾燥・しぼみが現れると考えます。
なぜ肝血が不足するのか?原因と生活習慣
肝血虚の原因には以下のようなものが挙げられます:
- 過労や睡眠不足:血は夜間に作られ、肝で蓄えられます。睡眠不足は血を損ないます。
- 偏った食事(特に鉄分・タンパク質不足)
- 月経過多や出産後の血虚
- 長期的なストレス(肝気の巡りが滞り血が作られにくくなる)
特に40代以降の女性は、加齢とともに肝血が自然と減少する傾向があるため、肌の乾燥やたるみが気になりやすくなります。
鍼灸整体ができること|肝血虚による乾燥肌への施術アプローチ
🔸骨盤矯正:血流の土台を整える
骨盤は「気血津液」のめぐりの出発点です。骨盤が歪んでいると、内臓機能(特に消化吸収や造血機能)が弱まり、血が作られにくくなります。骨盤矯正により内臓機能を活性化させることで、肝血の補充につながります。
🔸猫背矯正:胸郭と首のゆがみを改善して肌の栄養循環を促進
猫背になると、肋骨周囲の血流が滞り、顔や手先への血流が不足します。血流不足は皮膚の乾燥を助長するため、姿勢を整えることで巡りの良い身体を目指します。
🔸鍼灸施術:肝血を補い、肌の潤いを中から育てる
- 「肝兪」「血海」「三陰交」「太衝」などのツボを刺激することで、肝血を補い肌に潤いを与えるアプローチが可能です。
- 自律神経を整えることで、肝の働きを安定させる効果も期待できます。
🔸頭部施術:ストレス軽減と血流促進
頭部には自律神経と血管の密集地があり、頭皮や顔の血流が改善されると、顔色や肌ツヤが大きく変わります。特に肝血虚の背景に「精神的ストレス」がある場合、頭部調整が非常に有効です。
通院の目安と施術プラン
- 急性期(乾燥が強くかゆみなども出ている):週2回の施術
- リハビリ期(症状が改善し始めた):週1回の施術
- メンテナンス期(肌の状態が安定):月2〜3回
肌の回復は外からの保湿ケアだけでなく、内側からの巡りと補血が不可欠です。当院では体質に合わせた東洋医学的なケアをご提供しています。
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