東洋医学による説明
肝陽上亢(かんようじょうこう)は、肝のエネルギー(気)や血液が過剰に上昇し、特に頭部に熱や気のこもりが生じる状態を指します。この状態は、肝の調和が乱れ、肝火(かんか)や肝陽(かんよう)が過剰に上昇することから、さまざまな身体的・精神的な症状を引き起こします。
肝陽上亢の原因と症状
- 肝陽の過剰上昇: 肝の気や血液が不足すると、体内のエネルギー(気)がうまく流れなくなり、結果として上昇します。これにより、頭部に熱がこもり、めまいや耳鳴り、頭痛などの症状が現れます。
- 肝の陰虚: 肝陽上亢は、肝陰が不足することによって引き起こされることが多く、陰が不足すると陽が過剰に昇ってしまいます。
- ストレスや過労: 精神的・肉体的なストレスが長期間続くと、肝のエネルギーが乱れやすく、肝陽上亢を引き起こす原因となります。
- 症状: めまいや耳鳴り、頭痛、イライラ、顔が熱く感じる、睡眠障害、目の充血、動悸などが挙げられます。
肝陽上亢は、頭部に熱がこもるため、これを冷やし、気の流れを整えることが施術の基本となります。
施術法の効果
骨盤矯正
骨盤矯正は、肝のエネルギーの流れを調整するために有効です。骨盤は体全体のバランスを支える重要な部位であり、肝陽が過剰に上がることで姿勢や骨盤のズレが生じることがあります。骨盤矯正によって、体全体のバランスを整え、肝のエネルギーが正常に流れるように促します。
猫背矯正
猫背や姿勢の悪さも、肝陽上亢を悪化させる原因となることがあります。猫背の状態では、呼吸が浅くなり、肝のエネルギーの流れが滞ることが考えられます。猫背矯正によって、胸部や背中の筋肉を緩め、呼吸を深くし、肝の陰陽のバランスを整えます。これにより、気の流れがスムーズになり、めまいや耳鳴りの症状が軽減されます。
鍼灸施術
鍼灸施術は、肝陽上亢に非常に効果的です。鍼を使って肝経絡(けんけいらく)を調整し、過剰な熱を冷ますとともに、肝陰を補充することができます。また、耳鳴りやめまいに直接働きかけるツボ(例えば、耳ツボや百会など)を刺激することで、症状の軽減を促します。
頭部施術
頭部施術では、肝陽上亢に関連する頭部の熱を冷やすために、頭部のツボを刺激します。これにより、頭部の血流が改善され、気の巡りが良くなります。また、頭痛やめまい、耳鳴りの症状を和らげることができます。さらに、リラックス効果もあり、精神的なストレスが軽減されることによって、肝陽の過剰上昇を防ぐことができます。
施術の通院プラン
- 急性期: 週2回の施術をお勧めします。症状が強い場合、より頻繁な施術で早期の回復を目指します。
- リハビリ期: 週1回の施術が理想です。症状が改善してきた段階で、継続的に通うことで、再発予防と体調維持を図ります。
- メンテナンス期: 月2〜3回の施術が推奨されます。定期的なケアにより、肝のエネルギーが安定し、症状が再発しにくくなります。
ご予約・アクセス
- 24時間予約受付中: LINEまたはホームページで、24時間いつでもご予約いただけます。
- 小田原市 くろちゃん鍼灸整体院: 地元の皆様に支えられ、快適な治療環境を提供しています。お気軽にお問い合わせください。
✅ LINE・ホームページから24時間予約受付中
今すぐご予約はこちらから!相談も予約もLINEでのご連絡が便利です!
📱LINE



コメント