東洋医学でみる「肝陽上亢」とは?
東洋医学において「肝」は、気血の巡りや情緒、筋肉、目、爪などを司り、特に“昇発”というエネルギーの上昇を担う重要な臓腑です。
しかし、長期のストレス、怒り、イライラ、睡眠不足、加齢、栄養不足などが続くと「肝陰」が不足して、抑え役のブレーキが利かなくなり、「肝陽(=陽気や熱)」が過剰に上昇してしまいます。これを**肝陽上亢(かんようじょうこう)**と呼びます。
この状態になると、上に上にと熱や気がのぼりやすくなり、頭部に影響が出やすくなります。
具体的には以下のような症状がみられます:
- めまい・ふらつき
- 頭痛・頭が重い
- 顔のほてり・赤み
- 耳鳴りやイライラ
- 寝つきが悪い、眠りが浅い
- 血圧が上がりやすい
夏場や気温の高い日には、体内の熱がさらに上がりやすくなり、肝陽上亢の傾向が強く現れやすくなります。冷たい飲み物を摂りすぎると、一時的に熱を下げる反面、消化機能を冷やして陰分の生成が弱まり、結果として「肝陰虚 → 肝陽上亢」が悪化することもあります。
くろちゃん鍼灸整体院での施術アプローチ
🔸骨盤矯正
肝陽上亢の背景には、自律神経の乱れが関わっています。骨盤がゆがむと、脊柱を通じて頭部への血流や神経の流れにも影響を与え、めまいやふらつきが強くなることがあります。
骨盤矯正で下半身の安定を図ることで、「気を下げる」=頭に上がりすぎた熱を落ち着かせる効果が期待できます。
🔸猫背矯正
猫背の姿勢は胸郭を圧迫し、呼吸が浅くなるため、酸素不足や頭部の血流不足に繋がります。
また、首・肩まわりの筋緊張が高まり、頭痛やふらつき、眼精疲労にも影響を与えます。
猫背矯正により胸郭と頸部の通りを整えることで、気血の流れがスムーズになり、肝陽の上昇も緩和します。
🔸鍼灸施術
東洋医学的にみると、肝陽上亢には「肝腎陰虚の補陰」と「肝陽の抑制」が必要です。
ツボとしては以下を用います:
- 【太衝】…肝の気を整える
- 【肝兪】…肝の熱を抑える
- 【三陰交】…陰分を補う
- 【百会】【風池】…頭部ののぼせを鎮める
鍼灸によって自律神経のバランスを整え、「上実下虚」の状態を下から支える治療を行います。
🔸頭部施術(頭蓋矯正+ヘッドマッサージ)
めまいやふらつきは、頭部の筋緊張や血流の停滞とも密接に関係します。
頭部の施術では、頭蓋骨の微細な動きや硬膜の緊張を整えることで、脳の血流やリンパの循環を促進します。
また、眼精疲労や睡眠障害、ストレス性の緊張緩和にも有効です。
通院目安と予約案内
- 急性期(強いふらつき・めまい・不眠など):週2回
- リハビリ期(症状が軽快してきた段階):週1回
- メンテナンス期(季節変動・再発予防):月2〜3回
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